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仮面ライダージオウ 第2話「ベストマッチ2017」
やっぱりカップルなんじゃねーか! おのれディケイドォ!
……思わずディケイドの名前が出ましたが
『世界の破壊者を称しつつ、過去作を再確認するディケイド』
に対し
『アナザーライダーという歪みを修正するはずが、過去作を改変してしまうジオウ』
という、何やら面白い対比が見えてきました。
『桐生戦兎がビルドになる』終着点は変わらないというものの、改変された時間が大きな問題となるケースは今後必ずやってきそう。
◆なんかヤバい気がする!
(あのパーカーゴーストを殺すのはタケル殿の命が)なんかヤバい気がする!
(ライダーなのってバイクがないのは)なんかヤバい気がする!
ついでにバイクアクションも……ベース車はモタード(ソース不明ですがCRF250? らしいとの噂)なんですけど、ゲイツとのチェイス見てるとフロントヘビーがちょっと心配。
……そういえばコイツ、タイムマジーンとは別メカなんですね。OPだと電王みたいに飛び込んでいてコクピット兼用かと思ってましたが、パワーダイザーとマシンマッシグラー(フォーゼ)に近いのか。
◆正しい歴史を守ろうとしているのは私だけなんだ
ウォズさん! アバンからしれっと嘘予告をかましてたウォズさん!(煽り)
今週も肝心な時にガン無視されてる当たり、スタッフもわかってやってる感が酷いネタキャラ感。
『ジオウだけの力でアナザーライダーは倒せない』
『力を受け入れる事は変化をもたらす』
など、割と重要な情報を渡してくれてるのですけど……まぁアバン抜きでも胡散臭さマックスLv99ですけどさ!
また彼とは直接関係ないですが、今話で最初に出会った場所……もしかして大天空寺@ゴースト?
ロケハンが被っただけかもしれませんが、あの意味深な鐘(銅鑼?)は……。
◆タイムジャッカーがこの時代にも出没するとはな……!
一度は見捨てようとしつつも、面倒くさい! と変身するゲイツくんのわかりやすいツンデレ感よ。
しかもここから押し付けられて、延々と無限湧きするビルドを相手し続けてくれたという……いい子ね、ホント(ほろ)
さて第一話で2017年? 2018年? と混乱させられましたが、どうもアナザーライダーは時間経過と独立した存在で、タイムジャッカーと共に移動しているっぽい?
ソウゴがビルド組と出会った直後は唯のツナ義ーズファンだった戦兎が記憶を取り戻したきっかけなど、1話以上に謎が多い……。
東映公式では
『理屈がないとタイムトラベルものはできない』
とおっしゃられているので、今後で明らかにはされると思うのですが、色々考えて楽しむには材料不足がちょっと辛い。
◆これはお前に託す。過去の俺によろしく
はい、せーの!
夜は焼肉ッショー!
そろそろ犬飼君は食肉関係者から感謝状もらっていいレベル。
(※実際もらった小沢さんというレジェンドはいる)
どうしてこうな……いやもうこれでいいわ……ビルドの世界はもう平和に暢気に漫才コントしててくれ!(涙)
……とはいえ、この番組は仮面ライダージオウで、そういうわけにもいかないのが悲しい話。
色々と悟った様子の戦兎君……過去の自分が消えることまで、この時点で予見していたのでしょうか。
(もっとも本編でも乗っ取られたり消えかけたり散々だったので、覚悟完了しているのはあるかもしれない……)
◆自分で動かさない時間は動かないんだよ
ライドウォッチを手に2017年に駆け付けた二人に、再びの横槍。
ウールくん……公式キャストに少年と念押しされているので
閑話休題。時間のために個の未来を殺すか、個の未来のために世界を変えるか……ソウゴの決断は台詞の通り。
一応このアナザー変身者は自分で選択してはいるんですけど……本来ありえない事はダメ、でもよかった気もします。
バスケを諦めても時間は止まらず未来はあるとか……サッカー諦めた結果、サバトマンに目をつけられて希望の魔法使いになった操真某とかもいますしさ(待)
◆勝利の法則は決まった!
アーマータイム! ビルド!
まさか、アーマーまでポーズしてくれるとは。
そしてジオウは微妙に間違えてるとは。
そして上回るインパクトの
よ く わ か ら な い 公 式
※未見の人へ……本当に一字一句そのままビルドの数式みたいに流れるんです。マジで
ビルド! クローズ! ベストマッチ!
ナンカヤケルナー イェーイ
ビルドっぽい戦い方ってそうじゃねーだろ! そこまで含めて完璧なビルド再現度だけど!!
(※万丈チャック空いてるネタまで盛り込まれてる無駄な細かさ)
この頭よさそうで頭悪い、突っ込みが追い付かない喧しさ、ビルド第1クールのノリそのままですわ……最ッ悪で、最ッ高だ!
◆歴史はオーマジオウに向かって流れている
仮面ライダージオウ 第1話「キングダム2068」
はっぴぃば~すでぃとぅゆぅ~
はっぴぃば~すでぃとぅゆぅ~
……いやほら、祝え王の誕生をってポンコツ臭いタイムトラベラーのお兄さんがいうから(逃)
(まぁ玩具バレでオーズきてるし多分劇中でもやる)
今作のタイトル法則は『○○(西暦)』の模様。
時間移動ものとして電王、レジェンド作品としてディケイドという過去作がある事もあってか、丁寧、あるいは静か、慎重なスタートという印象を受けました。
アバンの採石場大戦はディケイド、大型マシンの代わりにバイクが出ない1話は電王リスペクトっぽい?
◆これが五十年後のあなた。最低最悪の魔王
最ッ高だ……で終わったビルドからの
開幕の採石場大戦は諸先輩……ディケイド、ゴーカイジャーを想起させられますが、過去二作と比べて大胆な変更点が一つ。
レジェンドヒーローが勢揃いしない
映るのはせいぜい石像、敵役、断片的な情報だけ。
レジェンドライダーを扱う、本編キャストから逃げないと発表してこのアバンは英断だと思います。
(勿論、先にビルド夏映画で勢揃いを映しておいたというのもあるのでしょうけど)
◆真面目に考えて、王様しかないって思って……
※石畳で投げ技は本職でもヤベーイ! ので絶対真似してはいけません。草加みたいになるぞ!
……逆に受け身なしで舗装路に叩きつけられて『イテテ』で済むあたり、既にライダーの資格を有しているともいえるのか。常盤ソウゴ。
開始前から王になるってなんだよ! と突っ込み多々な彼でしたが、蓋を開けてみた第一印象は『優しい性根の不思議ちゃん』といった感じ。
王になるとはいうものの傲慢とは正反対で、自分でも何故そう思うのかが分かってない……王のところを仮面ライダー、ウルトラマン
別に人の上に立って何かしたいわけじゃなく、とてつもなく大きな力を器を持つ者の形容詞にすぎない。
(そう解釈していくと、彼の描く王様って極めてブレイブなアイツ……?)
じゃあなぜ王様という表現になったのか……という点や、ドライバーの使い方を知っていたりは、やはり運命あるいは何者かの思惑が関わってくるのでしょうな。
◆あれ、この世界は……
スカイウォールがない!?
じゃなくて……というか、割とビルド劇中でも省略される事多かったし気にするなよ!
閑話休題。
ゲイツに追われて戻った先の日付は2017年11月30日、放送日程で言うと第12話「陰謀のセオリー」直後、劇中時間ではクローズ変身~平成ジェネレーションズFINALの少し前あたり。
ビルド、クローズが揃い踏みして、戦兎君たちが他のライダーを知る前ということででしょうか。
そして……まさか今になって、この組み合わせのダブルライダーキック見られるとか思いませんでしたよ。
(この二人、そもそも初期フォームでの共闘期間がほぼないんですよね……戦兎はスパークリング、龍我はスクラッシュがすぐ来ちゃうって)
最初から安定してた御蔭で初期に戻っても全く違和感ないなこの二人……って打たれたー!?
ファイズフォンX、まさかヒロインの武器で、まさか初っ端から味方にぶっ放されるとは……ファイズらしいといえばらしいですけどさぁ!?
これを平然と携行してたって事はスマートブレインも2068年まで健在と……そしてこれを持っているということはツクヨミ、まさか関係者=オルフェノク……?
(なお『日本三大何をやってるのかわからない企業』二番手の鴻上ファウンデーションも、少なくとも2051年までは健在が確定済。こ、こいつらは……)
◆今日から君が仮面ライダービルドだ
そこら辺の人、君に決めた!
ポケモンより雑な選定しているから化物みたいなアナザーライダーになるんじゃないかな、タイムジャッカーの皆さん。
ちょっと敵味方がややこしいですが
- 史実の魔王=オーマジオウの誕生を望むもの=ウォズ
- 史実と異なる魔王の誕生を望むもの=ツクヨミ
- 史実と異なる魔王を望むもの=タイムジャッカーの三人
アマゾンオーマジオウは殺す=ゲイツ
……実質、四つ巴という面倒くさい状態が現状のようです。
ゲイツはプロローグから早々デレることが確定してますが、それにしても三つ巴。
これにソウゴ自身の意志も加わるとなると、ターゲット層はついてこれるのかと少々心配。
まぁ書き出すと偉いことになる世界忍者戦ジライヤも大人気でしたし、大人の余計な心配?
『献上される』というなかなか新しい方法で手にしたベルトにライドウォッチを装着、いざ変身!
仮面ライダービルド 第49話「ビルドが創る明日」
ではなく
だったか。
仮面ライダービルドそして平成二期、完結
(改号時期の都合でジオウも平成二期に含むか悩ましくなってますけど、まぁ一応)
中弛みが相当に酷いところもありましたが、着地点の美しさで許せてしまえる、そんなオチ。
『be the one(すべては一つに)』
ってそういうことか!
◆お前は所詮、俺に作られた偽りのヒーローに過ぎなかったんだよ!
初陣から今一つパッとしなかったラビットラビット、まさかの大トリOP獲得。
移動もありますし、劇場版からして戦兎の象徴としては『ウサギ』ということか。
ここまで来てようやっと手の届いたエボルト、今更フクイデワールドじみた精神攻撃か……とは正直思いますが、こういう事言い出さざるを得ないほど余裕がなくなったとも。
目的が目的というのこそあれ、ここまで戦兎自身をくさすことって初めてですよね……。
ようやっと仮面ライダーやビルドドライバーでなく、戦兎自身に目を向けた、向けさせられたという。
◆俺、今どんな顔していると思う? クシャっとしているんだよ
即堕ち2コマとか思ってごめんよ龍我。最後まできちっと仕事してくれました。
ただ劇場版や今話のエピローグもそうでしたけど、パートナーというよりヒロインよね、君。いや腐れではなくて。
二人が一緒に戦う事で打開した局面っていうのは思いのほか少なくて(一緒に戦う時は大体スタークやエボルトで止めまでいけないというのも大きい)、インパクトがあるのは窮地になった一方を助けに向かうというシチュエーションで、キーとなるアイテムが相方とつながりのあるアイテムというのは。
(万丈に至っては劇場版で洗脳悪堕ち(一種の)NTRまでやっているという……)
期待したダブルライダー、ダブル主人公とは違うのですが、なんともユニークで面白い関係になりました。
◆さぁ、実験を始めようか
今更そのボトルで……とはエボルト痛恨のミス。
そうね、そこまでは知らなかったよね……テレ朝公式に明言されましたがラビットドラゴンはあくまでトライアル……これがジーニアス超えの性能を発揮するのが本来おかしく、この二人とこの組み合わせだから出せた奇跡。
劇場版ではクローズビルドに場を取られたラビットドラゴンですが、このために温存していたのか!
(割と冗談抜きで対ブラッド族・対エボルト特化フォームで、能力説明に『エボルトの攻撃に耐えきれる性能』と名指しされている)
はじまりを彷彿させるボルテックアタックで、世界の果てへと叩き込まれるエボルト。
そして戦兎たちもまた……
仮面ライダービルド 第48話「ラブ&ピースの世界へ」
あんまり押されるとコミー系の胡散臭さを感じなくもなくなってくる単語、ラブ&ピース。
……元々ソッチよりの標語だったっけ、これ。
(声高に言われ出したのは冷戦、ベトナム戦争時代。いわゆるヒッピー文化の一つ)
大義のための犠牲に感動したいけど、最終ゴールとして提示されているのがハイパームテキさえいなければリセットというのがどうにも足を引っ張ります。
◆お前とは色々あったなぁ
同じようなタイミング、まったくの異口同音で前々作のウルトラマンのライバルも言ってたなぁ。
聞き比べるとエボルトというキャラクターが改めてわかる感じがします。もちろん、揶揄とかでなく。
(むしろ前川さんも青柳さんも凄まじい怪演なので必見。いやマジで)
ウルトラマン的にいうと
いまどきのヤツらだとブラッド星人エボルトとでもなるんでしょうか。
こっちの方が違和感ないという恐ろしさ。
ライバルでも、師匠でも、敵の首領というのすら怪しい。
最終的にいきついたのはクトゥルフ神話……具体的にはニャル子さん、もといニャルラトホテプ。
……そういえば逢空万太せんせも重度の特撮ヲタだった。
人間一人が倒すなど烏滸がましく、抗う事で最悪を避けるのが精一杯、そんな相手。
そう考えると一時出た『感情を芽生えさせることが倒す手立て』という話は『わけのわからない宇宙的恐怖を、人間の感情を持つ近しい存在に変える』というメタ的な意味が強かったのかな……と。
……メタファーはともかく、劇中は超パワーアップしていて、最終フォームなんじゃそらという大暴れっぷりですけどさ!
◆さぁ、俺の一部となれ
月を吸収した拳で殴ってくるのは、火星の力(物理)をやらかした例の神リスペクトなんでしょうか。
(月面パンチ(物理)は逆に、ゲンムVSレーザーで先に神が披露しているので)
さすがにVシネと比べるのは酷というか、ゴモラアーマーかそれはッ!? って手甲なのが悲しい予算と時間不足を感じますけど。
(一応、武装ではなく一形態扱いだそうですが)
クロノス一発KOだった月パンチを喰らってマスク割れで済んだローグ@玄さん……これまでも片鱗ありましたけど(解除じゃなく吹っ飛んだだけとか)防御は割ととんでもない逸材だったのか。
◆大義のための、犠牲となれ
マスク割れからが平成仮面ライダーの本番……いや一部割れることができない人とか、お前のマスク割れで世界がヤバい
……この決め台詞、復活はネビュラガス再強化あたりからですが、相手と状況で、完全に違う意味の言葉になっているのが面白く、そしてせつない。
これまでも言外の部分はあってのですが
『(俺が傷つけてしまった無謬の民よ、せめて)大義のための犠牲となれ』
と相手に投げかける哀悼だったのが、今の状況……人類の敵エボルトを前にした結果
『(我が身、)大義のための犠牲と為れ』
つまり自分自身、死を覚悟した辞世の句になっているという。
筆者は氷室首相から託された玄さんは死んじゃまずいでしょ、という立ち位置でしたが……人々の応援に覚悟を決めたのかと思うと、納得できなくもない。
自分がいなくともこの国はやっていける。後に託せる者がいる。
そう信じられて、玄さんは決死を挑めたのではないでしょうか。
……振り返ってみれば三年前のハート様に続き、亡国の王の生き様か。
玄さん……。
◆ありがとうな
玄さんの犠牲でこじ開けた突破口。
最期に身を投げ出すのは戦兎君と共に予定調和と無縁の、しかしある種の予定調和をはらんだ男。
万丈ォ!
(あくまで中の人と設定繋がりだけですけど)全てを知って
『それでも俺は生きるよ』
と、足掻くのがアマゾンズ(千翼)だったのに対し
『ありがとうな』
と、自ら身を投げ出すビルド(龍我)という構図は哀しくも美しい調和を感じなくもない。
そして彼と戦兎君は一からエボルトに生み出された存在で新世界への保証が一切ない。
(戦兎君の場合、佐藤 太郎……じゃない、葛城 巧は生まれるでしょうけど……)
一年続いたビルドも残り1話。最終話は二人の物語に収束する事になりそうです。
仮面ライダービルド 第47話「ゼロ度の炎」
約束された死亡フラグ。
ただクライマックスとしてはマッドローグ@内海さんに持っていかれた感。
◆へっ、まるで死に装束だな
そういう態度はラスボスの格を落としますよ……元からそういうキャラでもなかったけど。マスター。
更にこの流れからのクローンギアブロスで玄さんも『ここは任せろ』離脱。
正直、一海ちゃんともども(生死はともかく)脱落かと思いましたよ。
ここでまさかの助っ人が立て続けとは。
◆あなたは終わりだ……私がいなければ
サイボーグだからできる360度スパイラルアーム掌返し!(ネタバレ)
……正直、サイボーグ事案ともども描写がおっついてない感はぬぐえないですが
(忍パパのような身内でもなければ、貴利矢さんのように前科もなく、伏線どころか出番すら少ない……)
今週だけでも結構見せ切った感はあるので善しで!
何より久々にフルボトルの有効活用を見せてくれましたし。ここでサメバイクなのは『16のベストマッチ』からですかね。
あの時に既に色々仕込み済みだったのか。
◆後は頼んだぞ、戦兎
役割を成し遂げ、猿渡 一海、死亡。
八つ当たりと分かっても
『なんでそんなあぶねぇもん作ったんだよ!?』
という万丈を非難できない……ただジーニアスを早く使っていれば防げた自体出会ったのも事実で。
この死亡シーンのために死んだ、という感じもぬぐえないのが一寸。
キバでは第一話から死亡確定していて、どういう風に死んでいくのか……みたいな見方もあったんですけど。
思い出補正みたいなのを除いても、あまり純粋に泣けると言い難い終わり方なのが、一寸つらい。
まぁ最終話で復活するんでしょうけど
◆そうだな、お前はサイボーグだったな
サイボーグというかロボットだコレー!?
いや実際、あの位置のダメージで機械が見えたという事は、臓器を機械化とか、義肢とかではないですよね……ZX持ち出すまでもなく、本郷さんも大概フルボーグでしたが。
改造人間になった事が敗因というのもライダーとして皮肉ですが、ビルド/エボルドライバーとハザードガスはバイオ拠りの強化なので相性が悪かったというべきか。
これで最終的に難波チルドレンも(離反した紗羽さん除き)完全終了ですが、皮肉にも全員がライダーを助けて消えていくという結末に。
彼らも彼らで未来のために戦ってきたのかな……と、今更に感傷も覚えます。
……消滅も爆発四散してないしで、なんか生き延びてそうな気もしなくもないんですけどさ。
内海さーん……。
仮面ライダービルド 第46話「誓いのビー・ザ・ワン」
色々な意味で『最後の祭り』の始まりで、ここから一気に急展開。
……一年通しのペース配分とか、一発目から無理ですよね。
逆にここからは本当にやりたかった話という感じで、話も絵も目に見えて生き生きとしてくるのですが。
◆本日をもって我が国は終了する!
※なんだか唐突に感じるのはテロップ通り、間に劇場版が挟まったため
今年の劇場版は本当に番外編という感じなので、違和感はそこまでではないですが。
むしろ唐突に感じるのは白いパンドラパネルの方……
『エボルトリガーと同じ』
だけで、よくその使い方気づいたな!
(そもそもエボルトリガーがこんな使われ方をしたことはない)
明かされた対エボルトの秘策は平行世界との合体……ここで平成ジェネレーションFINALを拾われたわけですが、理屈としては
『カイザーが不老不死になろうとしたエネルギーでエボルト殺して、新世界創ろうぜ!』
って感じですかね。ある種、ラヴリカ様絶版キック(時間停止中に死んだので復活できない)に近い?
もちろん、なんだかんだで最後は直接対決あるのでしょうけど。
◆これは元々お前のために作ったものだ
じゃあなんで龍我ドライバーにわざわざ装填させた……と、突っ込みたくなるブリザードナックル。
好意的に考えるなら『一海用に作ったという言葉から嘘』なんでしょうけど。
(一海用ならスクラッシュドライバーやツインブレイカー非対応にする理由がない)
出た時からイクサナックルっぽいとは言われてましたけど、次話の『死に装束』が割と笑えない。殺すために殺しに来ている感じが……使っちゃまずいなら、機能潰しとくくらいしようぜ!?
◆さぁ、永遠の始まりだ
この後にパラレルワールドという切り札があるためか、遠慮ない規模で広がる被害。
これでも全力どころかお遊びというのだから、こっちの地球は溜まりませんわ。
勢いよく突っ込んだ4ライダーズですが、やっぱりというか突入後は苦戦。
絵を作る時間と資金があれば『ドライブ』や前回のタワー突入時よろしく、バイクで突っ込めたのかなー……とか考えてしまう。
フルボトルバスター、ブレードが活躍してくれてるのは割と嬉しいのですけど。
(けどこれもバスターカノンの合成の手間のせい……?)
◆俺たちを置いていくなんて水臭いっすよ!
うるせぇ、この偽物が!
よかった、一喝してくれた……結局また揺さぶり食らうのですけど。
復活三羽烏(エボルト)、散々見せられた後だし、最初の対応が普通ですわな。
最期の相手としてはこの上ないのですけど、ここは素直に圧倒でもよかったんじゃないかなーと、思わなくもない。
(声真似での揺さぶりも既に三度目ですし……)
ただ窮地からのグリスブリザードは文句なしに……ビルドでも死ぬのか、武田さん……!
Q.Are You Ready?(覚悟はいいか?)
A.できてるよ……!
仮面ライダービルド 第45話「希望のサイエンティスト」
予想通りの死ぬ死ぬ詐欺。
都度都度のタイトルの噛み合わなさ、妙に挟まれる総集編や長回しのギャグ、設定と本編の調整不足感……もしかして脚本間に合ってない?(汗)
◆このチャンスをずっと待っていた
円谷さんちのザギさんみたいな事を言いだす親父ですが、割と善人……キチに片足突っ込んではいるけど、まぁ善人。
要するにどう足掻いてもエボルトは倒せないと踏んでチャンスを待ち続けていた、というわけですが……完全に無駄足になっちゃうのが何ともビルド。
殴り合いの強さではせいぜい上の下程度なんですが、アカシックレコードでも呼んでるのかって立ち回りが最高にひどい。
エボルトこの野郎……。
◆物理法則を超える現象、新世界だ
Q.新世界とはなんだ?
A.ワームホールが形成され、ワープが可能になる
……そこ、しょっぱいとかいってはいけない。
むしろ過去作の奴らがポンポン物理法則超え過ぎなんだ。
フォーゼ! ウィザード! 鎧武(というかはじまりの男)!
ドライブも割と空間捻じ曲げてるし、ゴーストやエグゼイドも限定的ながらワープ経験あり……ほぼ毎年じゃないか!
物理法則という縛りをいれたせいか(前作がインフレの極みだったというのもあるにしろ)出てくる真実が尽く予想の下をいってしまって……高二病、リアル至高症候群というか。
むしろワープもできずに星狩り族は一体どうやって今まで恒星間を移動していたんでしょ?
遂にあらわれた怪人態も星を食ったりできる割に、戦闘では今一地味というか、ちぐはぐな印象。
手がかりになりそうなのはパンドラボックスもエボルト製というわけではないらしいという事、葛城製と思われたハザードトリガーも設計図を組み立てただけっぽいという疑惑。
(理論から全て自分製なら『知らない機能がある』なんてことはないはず)
まさかエボルトほか星狩り族まで含めて、みんなパンドラボックスと製造者に踊らされている……?
◆謎は解けた。これでエボルトを倒せる
正義のために作ったヒーローは、憎しみなんかじゃ強くなれない。
だからジーニアスは感情による制限がかけられ、すべての条件を満たしたときにハザードトリガーはその真の……いやそれ創ったの君でしょ葛城 巧ィ! とかいってはいけません。
ちょっと設定の掌返し多すぎでしょという問題はともかく、ジーニアスボトル+ハザードトリガー。
音声の都合上、玩具では綺麗に噛み合うコレを劇中でも拾ってくれたのは割と評価したいところ。
クローズドラゴンの方もエボルトリガー+グレートという形で映画版に拾われてますし、割とビルドは頑張ってると思います。
あとパンチ。ここぞというところの電磁加速右ストレート即死パンチ(まだいうか)
フォームチェンジの都合上、フルボトルの攻撃系能力が上半身に集中しているおかげで、割と珍しい(下手すると唯一?)パンチ系の最強フォームなんですよね、ジーニアス。
最強フォームの必殺技がライダーパンチは今までありそうでなかっただけに、大事にしていただきたい個性です。
仮面ライダービルド 第44話「エボルトの最期」
一応勝ったものの何かすっきりしないというか、神並に倒せた気がしないエボルト様。
燃える展開のはずなんですが、色々唐突な感じが残念……。
◆性懲りもなく捕まりに来たか
ガチで捕まりに来ました
これでライフを犠牲にパワーアップだ! って、それでいいのか。
特に玄さん、死ぬわけにいかないんじゃなかったの!?
(メタ的に言えば『死なない』からいいんですけど)
強化無しで最強フォームに食らいつけている理由つけとくか……くらいのとってつけたような酷いコント感。
内海君も一海ちゃん取り逃している前科あるんだから、カプセルに鍵くらいかけようよ!?
◆俺と万丈でなんとかしないと
ベルナージュとエボルトの細胞と溶原性アマゾン細胞が見事に融合している……!
これでひとまず暴走とベルナージュの出番は終了?
そして対エボルトの切り札として登場の新武器、ブリザードナックル。
エボルトに炎のイメージはあまりないんですが、凍結=エネルギーの静止、停止みたいなイメージもあるのでそういうもの?
(あとまぁクローズの強化が火炎系だったから、そこから逆算したとか?)
というか、てっきりドクターマイティXXのような(劇中設定として)変身なしの武器かと思ったんですが、ドライバーに装填しているところを見ると更に新フォームも登場?
マグマの時とは真逆のギスギス感がやーな感じで……それも何度も見せられてきたものなんですが……。
◆君自身が新世界の扉を開けるんだ
こっそり戦兎君を逃したり、エボルトを誘導したり、ここに来てあからさまに暗躍する忍パパ。
ここまでの唐突ぶりを見ているといきなり悪堕ち、光堕ちどちらでも驚かないですが(失礼)
エボルトの謀殺を主軸としつつ、弱点を教えて戦兎君が倒せればまぁ由、それもダメなら……みたいな、何重も予防線を張っている印象。
ここ数年で株が暴落する親父ライダーですけど、この人もやっぱり……なのか。
◆誰も傷つけたくなければ素直に従え
敵も味方も素直すぎ問題。
従うなよ! 結局また一人でかよ! 罠かよ!
と……作劇意図はわかっても突っ込まざるを得ない天丼ぶり。
同じパターンを何度も見せながら、いきなり
一人一人は無力でも、皆の力が合わされば!
とかいわれても……素直に燃えられない、燃えさせてくれないのが。
アクションやガジェットに集中できないのがほんと残念。
ゴーストの時も同じこと言った気がしますが、脚本って大事です……。
◆これで長い戦いが終わる
氷室首相! 御堂首相! 難波会長! 終わったよ……いや待て。
なんか感動しつつ『ん?』と思った理由。
これが現実なら『それはお前の勘違いだ』でいいんですよ? けど一応ビルドは特撮で、人の書くお話なわけで……41話以降、結局何も触れずに終わりとか、まさかない……ですよね?
何処かでフォローは入るだろうと信じつつ、信じれ喜納恐ろしさがビルドは(悪い意味で)怖い。
仮面ライダービルド 第43話「もう一人のビルド」
私がベスト・オブ・ベストだ!
(情け無用のマグマナックル)
当たり前と言えば当たり前(エボルドライバー最適合者)なのですが、龍我のブレない強さが頼もしい。
戦兎くんがメンタルボロボロなのもあって、冗談抜きで最後の希望ですわ。
◆お前や万丈が仮面ライダーになったのは、全部葛城先生のシナリオだ
(葛城パパが何のためにビルドにしたかまではいってない)
この言葉の選び方、実にエボルト……あとアバンクイズの答えは
『顔が変わっても癖は変わらないな』
でした(割とどうでもいい)
ここにきてノーマルのビルドがなんであんなに強いの!? という当然の疑問に『本来想定された変身者だから』という、一応なりと理屈付けてきたのは好きです。
ビルドドライバーの最適合者だから強い……が、ベースにしたエボルドライバーの最適合者の龍我はもっとヤベーイ! というのも納得。
何度目かの暴走、何度目だのフレンドリファイアからの強制解除。繰り返し感は否めませんが、暴走と同時に頼もしさもスクラッシュの頃から飛躍的に増してきました。
◆今のお前とは戦えない
戦兎君、お叱りを受ける。
龍我がビルドドライバーに戻った結果、スクラッシュ勢=年長コンビになったのね……と、ちょっと変なタイミングで再認識。
結果的に一海ちゃんと、げんとくん改め玄さんの戦兎君への感情の違いが見えて興味深いシーン。
もちろん両者とも信頼する仲間ではあるのですけど、一海ちゃんは付き合いも浅い『戦友』
一方で玄さんは公私ともに付き合いの長い『旧友』……同じ結論でも玄さんは諫めつつ諭すように一言、というのが葛城=戦兎くんとの時間の長さを感じさせます。
戦兎くんがファウストの葛城だったころも、同じようなやりとりがあったんでしょうね。
親子というか、親戚っぽいというか。
◆今までとは違う
戦兎君のダメージの深刻さを見るほど、エボルトの言葉選びの巧みさに舌を巻くというか……アイデンティティ潰すのうまいな、ほんと!
今更何をウジウジ……とは思いますが、ラブ&ピースでも戦えない理由……
『ライダーシステムが正義のためにあるものではないと(真実化はともかく)言われたから』
これがとてつもなく重い。
うるさいほど愛と平和を掲げてたのは、今の今になっても戦兎君自身がそれを信じられてなかったから……という。
成長してきたようで、一番肝心な精神面では一番弱い人だったのね、戦兎君。
その弱さが人を引き付けるというか、ある種のカリスマなのはあるのでしょうけど。
戦兎君=『ウサギ』というイメージ、あながち外れでもなかったのか……。
◆本当に、言う事を聞けば戦兎を助けられるの……?
いつもニコニコ、あなたの隣にはいよる邪神様
死ぬかもしれない検体に躊躇なく美空をさらい渡すというのが、本当にもうマスターでなくエボルトなんだなと……今更ですが。
あ、突然『CD』なんて出てきたのは販促の都合です。ハイ。
美空をスマッシュ化すれば、ベルナージュの力が邪魔して、ジーニアスでも救出もできない……というのは、とってつけた感はあるものの御膳立てとしてうまい。
ただそこでタンクタンクはどうなの、戦兎君……晴人くんという前例はありますが、この物理学者、変に切り札を温存したがるのが脚本の都合っぽくてもやっとする。
タンクタンク出すにしても、先に葛城パパに言わせて仕方なくとか、やりようはあると思うんですけど。
使えるなら初手ムテキ安定な前作主人公が鬼畜というのもありますけど、うん
◆今のお前じゃエボルトには勝てない
まだ勝てないの……とは思うものの、そう言われたなら『じゃあ新たな勝利の法則を探すとしようか!』
と、言えるのがジーニアス最大の強み。
ジーニアス登場からここまで数話、中盤の負け続き展開の状況を再現しつつ、ひっくり返すって作劇なわけね。なるほど。
(ヒーローものの書き方として、上げ下げのバランスとしてどうかというのはさておき)
スクラッシュ&ハザードトリガー登場直後だと、ここで龍我が救援するも暴走してダメだったよ……だったのですが
美空からベルナージュの力を蹴り飛ばして龍我に注入(物理)するんだ!
どえらい物理(物理)な解決策だった……。
ハザードレベル7、これが父親を超える物理力か!(たぶん違う)
◆仮面ライダービルド……まだまだ楽しませてくれそうだ
作戦失敗にも余裕ぶっこいてくださるエボルト様……からの次回予告
最期になる気が全くしないんですけど、大丈夫……?
仮面ライダービルド 第42話「疑惑のレガシー」
……あれ? 結局『疑惑のレガシー』って、何?
終わって気付くタイトルと本筋のチグハグ感。
現役で戦兎くんも作れる弄れるビルドドライバー関連をレガシー(遺産)というのも違和感だし……今回こそ『二人のビルド』でよかったでのは?
◆戦兎の親父さん、エボルトと一緒にいるかもしれねぇ
かずみんの今更……ですが、戦兎君たちはまだ知らないんでしたっけ。
何となく察してそうではありますが、認めたくないというのが正直なところなのかも。
真相は前回ラストの通りで、しかし親父さんもフリーダムなエボルトの丸投げに振り回されるという……苦労人の家系ですかね、葛城家。
◆親父が作った東都が……
東都陥落により日本統一……え?
正直、何が起こったのかよくわからず……そのデミアプロジェクト並に。
また(×4)ハザードレベルが急上昇する万丈、新たな銀のフルボトル、もう一人のビルドと謎は色々ちりばめられているんですが、本筋の雑さが……首相官邸こわして勝利って、そもそも東都に首相は今いないし、別に歴史的価値があるわけでもなし。
せめて演出の勢いで押せればよかったんでしょうけど、戦兎君はぽけーっと見ているす、一海ちゃんたちがバトルしている横で建物一つ崩れただけという……ゴースト終盤にも隠しきれなかった規制と予算切れのダブルコンボか。
◆余計な詮索はするな。命が惜しければな
内海、ヘタレる……いや元からヘタレた結果が今なんですが、命惜しさに従う下っ端感に涙も枯れそうです。
ライダーが反政府軍を結成しました! とTVに映るマッドローグのヒャッハー感は変な笑いがでましたよ。
君さっきまで西都陣営で大暴れしてたじゃん! と……一般人はいないか死んだから問題ないぜってことなのか。
どのみち、口封じされそうな未来しか見えない訳ですが……ハザードスマッシュになれるのはライダーだけ、なわけで。
◆親父はエボルトを倒すためにビルドドライバーを創ったんだ……!
再びの精神世界。
やはりというか、記憶にロックをかけているのは葛城巧。ファウスト時代に何か見せられないものがあるのか、単に身内か自分の恥なのか。
(ちょうどエグゼイド小説版でも似たような理由で、貴利矢さんが2年ぶり2回目の殉職未遂に……)
閑話休題。視聴者としては正直、葛城に頷くしかないというか、またというか……戦兎君、お隣の世界の檀家を見たまえ!(発狂待ったなし)
◆国を敵に回してでも戦う意義なんて、何処にある!
なかなか珍しいライダーローキック炸裂。
(他はクウガ序盤のマイティキックくらい? あちらは咄嗟の下段蹴りという感じでしたが)
ローグ@げんとくん、下手に硬いせいか出るたび心身ともボッコボコなのがなかなか辛い。
まぁ、それって精神ダメージ入るんだ……っていうのはちょっとありますけど……時代ですかね。
仮面ライダーって公的ヒーローでもないどころか、体制を向こうに回しても人類の自由と平和のために戦う、ヴィジランティ寄りのイメージがまだ強くて。
(そも振り返るっても政府公認ライダーはW(というか福照井警視)、ドライブ、エグゼイド、ビルドくらい? 近年いっきに増えた感はありますが)
逆にいえばげんとくんもここで初めて、仮面ライダーローグになったといえるのかもですが……まだ先は長く、話数はあまりなくなのが勿体ない。