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仮面ライダービルド 第43話「もう一人のビルド」
私がベスト・オブ・ベストだ!
(情け無用のマグマナックル)
当たり前と言えば当たり前(エボルドライバー最適合者)なのですが、龍我のブレない強さが頼もしい。
戦兎くんがメンタルボロボロなのもあって、冗談抜きで最後の希望ですわ。
◆お前や万丈が仮面ライダーになったのは、全部葛城先生のシナリオだ
(葛城パパが何のためにビルドにしたかまではいってない)
この言葉の選び方、実にエボルト……あとアバンクイズの答えは
『顔が変わっても癖は変わらないな』
でした(割とどうでもいい)
ここにきてノーマルのビルドがなんであんなに強いの!? という当然の疑問に『本来想定された変身者だから』という、一応なりと理屈付けてきたのは好きです。
ビルドドライバーの最適合者だから強い……が、ベースにしたエボルドライバーの最適合者の龍我はもっとヤベーイ! というのも納得。
何度目かの暴走、何度目だのフレンドリファイアからの強制解除。繰り返し感は否めませんが、暴走と同時に頼もしさもスクラッシュの頃から飛躍的に増してきました。
◆今のお前とは戦えない
戦兎君、お叱りを受ける。
龍我がビルドドライバーに戻った結果、スクラッシュ勢=年長コンビになったのね……と、ちょっと変なタイミングで再認識。
結果的に一海ちゃんと、げんとくん改め玄さんの戦兎君への感情の違いが見えて興味深いシーン。
もちろん両者とも信頼する仲間ではあるのですけど、一海ちゃんは付き合いも浅い『戦友』
一方で玄さんは公私ともに付き合いの長い『旧友』……同じ結論でも玄さんは諫めつつ諭すように一言、というのが葛城=戦兎くんとの時間の長さを感じさせます。
戦兎くんがファウストの葛城だったころも、同じようなやりとりがあったんでしょうね。
親子というか、親戚っぽいというか。
◆今までとは違う
戦兎君のダメージの深刻さを見るほど、エボルトの言葉選びの巧みさに舌を巻くというか……アイデンティティ潰すのうまいな、ほんと!
今更何をウジウジ……とは思いますが、ラブ&ピースでも戦えない理由……
『ライダーシステムが正義のためにあるものではないと(真実化はともかく)言われたから』
これがとてつもなく重い。
うるさいほど愛と平和を掲げてたのは、今の今になっても戦兎君自身がそれを信じられてなかったから……という。
成長してきたようで、一番肝心な精神面では一番弱い人だったのね、戦兎君。
その弱さが人を引き付けるというか、ある種のカリスマなのはあるのでしょうけど。
戦兎君=『ウサギ』というイメージ、あながち外れでもなかったのか……。
◆本当に、言う事を聞けば戦兎を助けられるの……?
いつもニコニコ、あなたの隣にはいよる邪神様
死ぬかもしれない検体に躊躇なく美空をさらい渡すというのが、本当にもうマスターでなくエボルトなんだなと……今更ですが。
あ、突然『CD』なんて出てきたのは販促の都合です。ハイ。
美空をスマッシュ化すれば、ベルナージュの力が邪魔して、ジーニアスでも救出もできない……というのは、とってつけた感はあるものの御膳立てとしてうまい。
ただそこでタンクタンクはどうなの、戦兎君……晴人くんという前例はありますが、この物理学者、変に切り札を温存したがるのが脚本の都合っぽくてもやっとする。
タンクタンク出すにしても、先に葛城パパに言わせて仕方なくとか、やりようはあると思うんですけど。
使えるなら初手ムテキ安定な前作主人公が鬼畜というのもありますけど、うん
◆今のお前じゃエボルトには勝てない
まだ勝てないの……とは思うものの、そう言われたなら『じゃあ新たな勝利の法則を探すとしようか!』
と、言えるのがジーニアス最大の強み。
ジーニアス登場からここまで数話、中盤の負け続き展開の状況を再現しつつ、ひっくり返すって作劇なわけね。なるほど。
(ヒーローものの書き方として、上げ下げのバランスとしてどうかというのはさておき)
スクラッシュ&ハザードトリガー登場直後だと、ここで龍我が救援するも暴走してダメだったよ……だったのですが
美空からベルナージュの力を蹴り飛ばして龍我に注入(物理)するんだ!
どえらい物理(物理)な解決策だった……。
ハザードレベル7、これが父親を超える物理力か!(たぶん違う)
◆仮面ライダービルド……まだまだ楽しませてくれそうだ
作戦失敗にも余裕ぶっこいてくださるエボルト様……からの次回予告
最期になる気が全くしないんですけど、大丈夫……?