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仮面ライダージオウ 第48話「2068:オーマ・タイム」
劇場版ご視聴の方は御存知と思いますが、オーマジオウとの決着は『Over Quartzer』に持ち越し。
しかしそれ以上のサプライズをここにきて……白倉Pのマジ暴君なコメントが一週回って清々しいわ!
『関係者一同に全裸正座を要求する最終回』の先頭は間違いなくこの人ですし……
少々フライング気味ですが、一年間おつかれさまでした
◆ベルトを受け取った時から、覚悟はできている
世界を破壊する! からのいったん引くぞ!
おのれディケイドォ! お前は一体何がしたいんだァーッ!?
……と、鳴滝の気分が味わえるアバン。
しかしだいたいを聞けば納得……これディケイド1話だよね……割と冗談抜きで1話だった。
仮面ライダーディケイド、門矢士の力が『世界を渡る』のに対し、仮面ライダージオウ、常磐ソウゴの力は『世界を一つにする』
旅人と王様。凄い綺麗な対ができてしまった……。
世界を捨てても人々は助けないと、という士の言い草は正に旅人。
それにNoをつきつけ、選ぶのでなく選択肢を作り出すことを選ぶソウゴもまた、まさに王。
創造の犠牲に自分を選ぶところも、また紛れもなく王の資格なんですよね。ソウゴ君……。
そして始まる最終作戦……が、しょっぱなからずっこけ気味というか、囮になるまでもなくスウォルツ氏がこねぇ!?(ガビーン)
そらディケイドもゲイツ君を援護に向かいますわ……
◆おじさん、ごめんなさい
予告でも知らされていた正体ばれ。
ソウゴ君の『力を手に入れたんだ』に『王様みたいだね』と返してくれる順一郎さん。
直接のかかわりは少なくとも、この人の行動も間違いなく歴史の分岐点の一つでした。
ゲイツリバイブ編は勿論、恐らく今回も……前回、壊れながらも残っていたライドウォッチが消えていたの、おじさんが抱えていた荷物。修理しなきゃいけない時計。
デンライナー直した前科があるだけにやってもおかしくないし、普通に激励でもいい言葉で。
伊達にライダー役者の歴史を継承した刑事矢部やってないな!(中の人ネタ)
◆最後のタイムトラベルだ
そして時間は再び2068年。それもあの2068年。
真の目的はオーマジオウではなく、やはりこの時代での下準備。
前回、勝たしてくれるだろう、といった2068年ですが……まさに。まさに。
平成ライダーの歴史という同じ力でオーマジオウを倒せない……うん、グランドジオウウォッチさんは泣いていい。
ですが、過去からの力でない、ジオウ本人と仲間の力を結集したジオウトリニティだから土をつけられたという結論は納得できて、美しい。
ソウゴ君も悟ったようですが、ジオウと対峙する時、オーマジオウはひたすら対応者なんですね。
ディケイドアーマーでの第一戦ではライドウォッチVSライドウォッチ、グランドジオウでの再戦は召喚合戦。
ソウゴ単独の力は全て拮抗するから、プラスアルファのトリニティは押し切れたというのはとても美しい。
◆ディケイド同士、互角の勝負だ
グランドジオウウォッチと並ぶ、もう一人の涙目の人……スウォルツ氏さぁ!
俺にはディケイドに加え、一族最強の力がある! と気を張ってみても……
その力、僕にも分けてくれたじゃないか
海東ォ!
スウォルツ如きに世界を破壊する力はない
オーマジオウゥ!
お前は人間ではないのか? 人間の心とはもっと美しいもののはずだ!
チェイスゥ! ……チェイスゥゥゥー!?
あんまりにあんまりなフルボッコぶりに、もうこのままイッテイーヨ! されそうでしたが……ラスボス気概を見せたというか。
チェイス……仮面ライダーチェイサーへの覚醒ではなく、魔進チェイサーとして、本編と対になるような穏やかな逝き様。
レジェンドライダーから二人目の犠牲者が出てしまうとは……短いながらツクヨミと霧子を重ねたような苦悶、気概。
ありがとう。おやすみなさい、そしてまたいつか。
◆ツクヨミ、ウォッチだ! 君はもう持っている!
以前に感想で触れた気がしますが、トイのDXジクウドライバーにはツクヨミ用のデータが入っています。
そして実は……このラストエピソードのキャスト、しれっと女性アクターさんの名前が入っていたんですね。
(佐野夏未さん……これまでもツクヨミのスタントを担当されていたそうで)
この前情報で来るだろうとは思ってました……当初はやるにしてもVシネか劇場版だろうと思っていた仮面ライダーツクヨミ。
祝え! 仮面ライダージオウ最後にして、最強最後のサプライズの誕生を!
今まさに負ける気がしねぇ!瞬間である!
次回、仮面ライダージオウ最後の1ページ。
劇場版の感想で、『平成黙示録』という表現をさせていただいたものですが……
本編最後にもってきたか!
そしてあの姿、あの輝きは……我らが待ち望んだ時の王者!
仮面ライダー オーマジオウ!
黙示録って日本では破滅の日みたいに言われますが、聖書の本義的には救いの日なんです。
破壊と偽り、混沌が一層に強まった時代、苦難は続くが正しきものは生き残る。
そして救世主が再臨し、新たなる世界が開かれる……って。
全てを壊し、全てを繋げ!
だいたい、そんな話が黙示録なのです。