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仮面ライダージオウ 第32話 「2001: アンノウンなキ…
仮面ライダージオウ 第32話 「2001: アンノウンなキオク」
アナザーアギト大発生にイレギュラー変身、レジェンド変身に挿入歌。
ここまでやってくれるのか!
◆ライドウォッチを作った!?
さすがレジェンドの貫禄というべきか、翔一君。あのアナザーアギトが戦闘員のようになぎ倒されていく。
対アナザー特攻(レジェンド特攻は全部捌くので無問題)に加えアナザーアギトの個体差も……アギト本編の木野さんは大当たりだったのかと思える瞬間。
(そういえばバイク流用されたアマゾンズでもシグマガチャなる単語が……)
主題はツクヨミの時間停止ですけど、敵も味方もイレギュラーだらけ。
タイムジャッカーがアナザーではないウォッチを作ってどうするのかと思えば、それをアナザーアギトに使う……と、アナザーではないアギトに『進化』するという。
これは『主変身者以外はアナザーライダーになる』という設定を忘れたわけではなく、恐らくアギトウォッチの特性。
アナザーアギト大増殖もですが、『人類は皆アギトになりうる』という設定を上手いこと使ってきたなと。
(暗示するようにアナザーアギト、変身者の情報が不明なんですよね……アナザービルドと違って、多分故意犯で)
◆私にも時間を操る力があったなんて
時間を操る力が……というか、力もというか……。
今回は補助的な活用でしたけど、その気になればファイズフォンXでアクセルフォームできますよね、コレ(戦慄)
まぁそれは今後として……ツクヨミを絡めて一気に収束しだしたタイムジャッカー陣営。
白ウォズも忠告していた通り、スウォルツこそがその中核で、ウールとオーラ(あと不運と踊っちまったスーパータイムジャッカー某)は能力を貸し与えられた配下にすぎない。
そしてウォズ曰くその力を持つのはツクヨミ発覚以前はスウォルツのみ……その正体はウォズがここまで詳しく知っているというのが、恐らくヒントかなと。
今回はメタメタな使われ方でしたが(汗)ウォズも時間停止中に動けるんですよね。
それが与えられた能力というなら、与えたオリジナルで浮かぶのはオーマジオウその人。
となると……二人の正体はオーマジオウ(=ソウゴ)の子孫か、ちかしい縁者なのではないかと。
(オーマジオウの歴史が消えた時に消えなかったという反証はありますが、オーマジオウになる前、あるいはならなくても子孫は残したなら存在は揺るがないので……)
まぁこういう予想はだいたい外れるんですけどね!
◆よかった、やっぱり津上さんじゃないんですね。アギトが街で暴れてるんです!
翔一君が電話に出た時の『よかった』『やっぱり』に尾室んのいい人柄を感じて何かほっこり。
(とはいえ結構重い話ではあるのですが……本編終盤でアギト狩りに手を貸してしまった前歴あるんですよね、彼)
余りの惨状に生き残りのG3部隊どこいった……と見渡し、全員やられた後と気づいて、更に声が出る大惨事。
(大量の市民アギトをよく見ると、巡査服やG3のインナー来ている人がちらほら……)
これがアギト終盤で懸念された事態なのか。
◆その笑顔、みんなに見せてあげてよ
大変大事な事をお話しします。僕らの知る翔一君、津上翔一ではありません。
……うんまぁ、17年過ぎた今では『知ってた』ですけど(筆者も視聴前に知ってた)
三人のライダーと並ぶアギトのウリ『謎』、特に翔一君関係は1話ずつ本編を追っていかないと(追っていっても)わけわからなくなる複雑さなのです……が。
謎が解けても解けなくても翔一君は翔一君だった
……記憶喪失繋がりのてぇン才物理学者と比べても鬼メンタル、いやボケメンタルっぷり。
でもこの人に
『あの仲間だって、君は君でいるから、仲間になったんだよ』
なんて言われては……ね。
氷川さん(G3-X)が劇場版で彼を評しての
『無条件で人生を素晴らしいと言える人』
そして同時に、生きることを素晴らしいと思いたいと感じさせてくれる人……
言われたご本人は言った人にちょくちょく辛辣だったりしますが
前作の五代雄介と比較されがちながら、この独特の魅力は翔一君の個性だと思います。
◆返せって、君たちの力じゃないじゃないか?
ジオウII、リバイブ、フューチャリングキカイと出し惜しみなしの総力戦。
(前話もそうでしたがゲイツ君はリバイブの負担大丈夫なんでしょうか……一定時間置けば大丈夫なのか、単に慣れ?)
それでも足りない手数に
キミの力でもないよね?
出ましたよ、この時々主に氷川さんをぶっ刺す天然の舌鋒!
GG-02担いでやってくる翔一君G3、終盤の氷川さんを思い出してこれだけで泣けてきます。
(G3-Xじゃないのはスーツの都合とタイムジャッカーへの温情……実質G4互換ですからね、この人が使うと)
さすがに数相手に決定打のなさはキツく、あっという間に脱がされた仕舞いましたが、そこからツクヨミのアシストで突破、復活、トリニティというこの流れ!
仮面ライダージオウ 第31話 「2001:めざめろ、そのア…
仮面ライダージオウ 第31話 「2001:めざめろ、そのアギト!」
めざめろ。お前の答えは聞いていない(強制アナザー化)
もしかしなくても木野さん(本家アナザーアギト)が
『アギトは俺一人でいい』
の反対でアナザーアギト(アナザーライダー)は
『アギトは一人ではない』
に……?
アナザーライダーの言い分の方が実はあってるというのが、アギト世界の恐ろしさ。
◆しかし今更G3とはな
開幕、ぐっと世界に引き込まれるG3マニューバ。
ブレイドもそうでしたが、そうそうこれこれってなる空気がジオウは本当にうまい。
視聴者より先に上層部が突っ込んできた『今更G3』ですが、アギト本編のはマイルドまで全て試作型でしたからね。
『今は数が必要』という尾室くん……もう『尾室さん』って貫禄ですが、彼の話からして、アナザーライダー事件が世間に周知され、対抗手段として制式配備の予算が下りたというあたりでしょうか。
惜しむらくは、悲しいかな……性能を見せつけた直後に怪人に圧倒されるまでアギト本編通り。
(性能差は言うに及ばず……最強武器のGXランチャーでようやっと『グランドフォームのキック並』という格差)
ですが、ここから食い下がるのがG3ユニットですよ。
◆俺はすべてのウォッチを集めようと思う
白k……オーマジオウがレジェンド集めは任せろって言ってるし、俺たちも負けずに頑張らないと(超意訳)
というところで流れるニュース……これまで出たとこ勝負で事件に襲われていたソウゴ君たちですが、こういう形は珍しい。
ウォズの預言が当てにならなくなったというのもそうですけど、こういうメディア経由での情報収集、警察との連携など節々でクウガ~アギト独特の空気が流れている気がします。
襲撃されたG3、TVで事件を知ったソウゴ君一行、真魚ちゃんから連絡を受ける翔一君と、一つの事件に皆がバラバラに関与して、一つに収束していく……先週までのブレイド(トリニティ)編と同様、間違いなくアギトの空気です。
◆ア、アギ……アギ Ω ?
それはアギトと読む、我が魔王……いやコレ番組知らないと絶対読めないよウォズえもん!?
演習場で始まるG3ユニットVSアナザーアギト第2ラウンド。
予告でもちょこっと映りましたが、このアナザーアギト(アナザーライダー)、まるっきりアナザーアギト(アギト本編)ではなく、きちんとアナザーライダーとして造形し直されていて関心。
(具体的には目と口。いわゆるクラッシャーとCアイがないといえば判り易い?)
で、余った元の顔は服と合わせてアナザーアギトを量産する
また円谷さんちみたいな事を始めおって……G3も3体だけなのを上手い事カット割りやパーツ分割でいっぱいいるように見せたり、特撮の妙技を色々見せてもらいました。
そしてそれがG3ユニットの奮戦にも映えるんですよね……アギト化されたり、パーツ剥がされたり、GM-01は相変わらず豆鉄砲だったりですけど、気を引いて隙を作ったり、アギト化した同僚を抑えたり、不屈の闘志で立ち向かう。
量産型は量産型でも、マイルドじゃなくてフルスペック。そしてそれが氷川さんや(あと一応北條さん)以外でも使えて戦えてるのが嬉しい。
警察を舐めるなよ!
◆ネットで検索したら出てきたりして……『AGITΩ』出てきた!
この見つけ方もアギトならでは……もしかしてこういう出会いを考えて翔一君は屋号にしたのかな、って。
……からの
ドーモ、アギト=サン。仮面ライダージオウです
いや、うん……お宅訪問で『仮面ライダーのギャレンです』って名乗った天野浩成もいたけどさぁ!?
結果的に変な子が尋ねてきた、と伝わったので結果オーライ、か……?
◆自分の力に戸惑っているという所か?
アナザーアギト戦からツクヨミを襲う異常とスウォルツ氏襲来。
ウォズやゲイツが元タイムジャッカー、タイムジャッカーが元オーマジオウ陣営……ここまでも色々な説がありましたが、ここまで割とノーマークだったツクヨミが、まさかの記憶喪失者で容疑浮上という衝撃。
私に力なんてない! と言いつつ、ファイズフォンXでアナザーアギト滅多打ち……絵面はシリアスな笑いに踏み込みかけてますが、割と納得できるというか。
妙に高い戦闘力、狂戦士じみた思い切りの良さと、心当たりがありすぎて困るぐらいなんですよね。
(平成2期は特に特殊な背景ないけど怪人相手にダメージ通せますって人が稀にいるのが判断に困るのですが……)
そしてこのタイミングからのアナザーアギト襲撃。本体の判りづらさをこう使ってくるとか、えげつない。
◆待ちたまえ、戦いの前にやっておきたいことがある!
感染体も以外と強いアナザーアギト……そういえばクロスホーン常時展開=シャイニング(最強フォーム)並とか怖い話ありましたっけ。
ゲイツリバイブすら押し返してくるのもさもありなん……の、横で意味ありげにフューチャリングクイズを使う黒ウォズ。
更にトリニティ直後にこんなセリフ言われたら、もう黒ウォズに秘策ありって事ですよね!?
仮面ライダージオウ 第30話 「2019:トリニティはじめ…
仮面ライダージオウ 第30話 「2019:トリニティはじめました!」
未来、悲しみが終わる場所。
◆貴様一体何者なんだ!? 何を企んでいる
A.通りすがりの仮面ライダー……を追うものさ
そういうとこだぞ海東ォ……東映公式の紹介も口が重くなるわけである。
(『かなり偏屈で自分の正直な心をなかなか表に出さないというやっかいな性格』……)
ほんとお前何しに……とはいえ最後、士よりはキチンと答え合わせしてくれるだけ有情ですが。
でもビッグマシン並みに渡してはいけないものを渡してしまった気がする……。
◆これは俺たちの問題なんだ! 俺と始の!
ドン引きされてる我が魔王に同情申し上げます。
最初にブレイド見た時はみんなこんな顔になるよね……気軽に拳で語り合う人たち……しかも語りきれてねぇ!?(ガビーン)
スピニングダンスに続く、最新VFXでのライトニングソニックに感動する間もなく、アナザーブレイド……を庇ったカリスにぶっ刺さる爆発オチ。
驚く姿が橘さんに似てきたぞ剣崎。というか本当に引き金軽いな、ブレイド勢。
(当時はもっと必殺技使おうよ……でしたけど、洗脳や誤解からの諍いでコンボぶっ放しあいは正直ヤバい)
さて既に公式より赤い血を流す剣崎と始のスチールは出ていましたが、この時点の剣崎はアンデットの緑血。
(あとわかりにくいですが、始と同じで瞬きもしていない。ゴライダーぶりながら、椿君の成長に泣きそう)
前回の予想通り、バトルファイトは継続中で、白ウォズの狙いは統制者による終焉。
ではどうするか……なんて付き合ってくれるわけがなかった。闘争本能を刺激されているせいもあるんですけど、この人たちはー!?
◆困ったものだね、過去の関係をずっとひきずるとは
それってウォズもゲイツもずっとそうじゃん
昔から王様一筋のソウゴ君、君もな。
仮の姿でいいから就職してあげなさい、親父さんハゲるぞ……じゃなくて。
振り返ってですけど、別にゲイツとウォズの和解編というわけではないんですね。今回。
メインはあくまでウォズ個人……黒も、白も、魔王によって歴史のように変化していく話。
白ウォズが世界を滅ぼそうとしているのはどうやらハッタリでなく本当。
そしてそれは来る逢魔の日が原因……歴史が定まれば消えるしかないのなら、全てを破壊してやるというのもむべなるかな。
2019年1月からの三ヶ月は、歴史の代理者である白黒ウォズによるバトルファイトだったのかもしれません。
◆俺がずっと傍にいたら、天音ちゃんは本当の天音ちゃんになれない
それが、始が天音ちゃんの傍を離れた理由。
剣崎の決心を思うと、ムッコロはじめ、お前……お前……って複雑な気分ですが。
アンデットは年を取らない……相川始の姿は、ジョーカーがヒューマンアンデットにカイジンライドしたようなものなので……ここにもFOERVERでの戦兎君曰くの『この世に存在しないはずの人間』が一人か。
本音を吐き出しぶつかる場所が、剣崎と始が対面した例の山小屋(当時はムッコロハウスとか言われてましたが割愛)
白ウォズの手で剣崎が現れ、全ての決着がつくのがこの場所というのは、リアル勢の一人としてくるものがあります。
◆世界の終わりが始まる
あまりにうっとりしすぎな白ウォズに統制者の影を感じなくもない……ですが、策は白ウォズ主導でよかった模様。
世界の破滅の条件は剣崎と始のどちらかが倒れた時ですが、白ウォズには余裕がない。
だからアナザーブレイドに剣崎と始を吸収させて強制的に一体にする……というのはやられました。
不死のアンデットを封印して倒せる、というのもブレイドの重要な能力ですもんね。
荒ぶる統制者の表面は大量のローチだった……というのはモノリスの原点、宇宙の旅シリーズも彷彿とさせられ、ぞっとします。
(有名なのは2001年ですが、続編の2010年、3001年で大増殖があるのです。元祖モノリス)
◆白ウォズは白ウォズの目指す未来にしたかったんじゃないの?
15年前、ある男は言いました。
俺は運命と戦う。そして勝ってみせる
ある種、自暴自棄の白ウォズにソウゴが投げかけた言葉もまた、剣崎と同じ。
もしこれを使えれば……と、渡されたトリニティウォッチですが、もうこの時に未来は定まったのかもしれません。
ジオウトリニティ……よくわからない、が!
仮面ライダージオウ 第29話 「ブレイド・ジョーカー!?……
仮面ライダージオウ 第29話 「ブレイド・ジョーカー!?2019」
橘さん成分の不足にディエンドを当てるという大暴挙。
ネタからシリアスまでリスペクトし尽くされていて、ただただ平服です。
言葉にしがたいのですが、ストーリーやレジェンド出演は勿論、カット構成やシナリオの流れが本当に『仮面ライダー剣』らしい。
視聴者どころか登場人物まで置いてけぼりで始まるバトルとか、物語の糸が繋がらない各パートが並行して進むところとか……剣から視聴開始した一人として、声を大にして言いたい。
ありがとうございました!
◆これを私の自由にしていいと?
だが気を付けるがいい……そのウォッチの破壊力のせいで、俺の身体(主に腹筋)はボドボドだァ!
……だッ、違う!
~TAKE2~
だが気を付けるがいい……人間には使うものと使われるものがある。
この御注進は白ウォズへの釘刺しなのですが、バトルファイトをめぐる剣本編も連想させる言い回し。
使うものは統制者(通称ネジレ蒟蒻)や天王寺理事、使われる者はアンデットであり剣崎たちライダーであり……そしてジオウ本編、使われる者の運命を乗り越えた剣本編から十五年。
劇場版『MISSING ACE』を彷彿とさせる天音ちゃんを襲う影……アナザーブレイド、薄々予想はついていましたが辛い。
◆僕の心づくしを喜んでくれて光栄だ、存分に楽しみたまえ
クジゴジ堂の朝にチクワ大明神みたいな割り込みしやがって……海東この野郎!
銀岩塩の配信ではそこまで言わんでも……って同情しかけたけど、やっぱ擁護不能だよ!?
(朝食メニューは十年前と同じ『士の好物』、更にエプロンのわざとらしいマゼンタ味ッ! ディケイドの仲間呼ばわりに嬉しそうだったり……止めとばかり銀岩塩でも『噂のス●ーカー』呼ばわり。おのれディケイドォ!)
そして銃撃
躊躇なき銃撃
カードを通るフェードから始まりこの流れ、後は『Round ZERO〜BLADE BRAVE』のイントロがかかり始めたら完璧に2004年のニチアサですわ。
※実際には銃撃アバンは2回くらいですが、前話バトル引き→OP挟んで撤収が多かったのは本当……
幸い(残念ながら)この番組はジオウなので、流れるのは『Over "Quartzer"』で、撃たれるのはウォズなのですが……あれ?
◆始さん……始さんは何処!?
MISSING ACEの未来では始の不在で不良になってしまった天音ちゃん……TV本編では最悪は回避された未来のはずが、より最悪な形で襲ってこようとは。
TV本編の未来でも、何処かの時点……恐らく天音ちゃんが分別の着く年になった頃、始はハカランダを去った様子。
本編では最終的に察した様子もありましたし、実際堪えてきたのでしょうけど……絞り出すようなアナザーブレイドの声が辛い。
アナザーライダーの中ではアナザークイズと並んで最下位でしょうけど(カードはないし、ラウザーも唯の剣)、ここまで倒しづらいのも他にない。
◆僕は自分の欲しいものをいただく、欲しいものは自分で取り戻したまえ!
黒ウォズはディケイドを呼び、白ウォズはディエンドを呼ぶ……こんなところでも対になる二人。
そしてどちらもマイペースに状況を引っ掻き回していく
作劇的にはジオウIIとリバイブ封印するためだし、仕事はしているんですけど……うーんこの破壊者ども。
士は恐らくですけど……海東、明らかに白ウォズのノート効いてないですよね。
再戦するという書き込みに、黒ウォズの方が不自然極まりない形で引っ張られてますし。
(黒ウォズ含め、これまで行動指定を自覚できた者はいなかった)
……かといって戦わないという選択をしないのがコイツ(ら)の面倒なところ。
まぁ橘さんのぶんまで銃撃分補わないとね……と、意識的にやってるのもあるのでしょうけど、召喚ライダー使わないディエンドの戦闘って、思いのほかギャレンに似てるんですね。
御馴染みの駆け込み射撃は言うに及ばず、拳の延長として銃を使うような近接射撃、撃つと見せかけての蹴りとか。
◆私の描く未来がなければ、世界を破壊するしかない
仮面ライダージオウ 第28話 「オレたちのゴール2019」
辿り着いたらそこがスタート、とでもいうような決着(クジゴジ堂でしょう)
アナザーライダー&アーマータイム大盤振る舞いといい、前半のヤマ場というに相応しい締めでした。
◆王の候補者たち、生き残れ
突入した逢魔の日の世界。ソウゴの異能を見てあっさりと決めた感じのあるスウォルツ(過去)氏ですが……まぁ映せないですよね。
助かったのはソウゴと飛流のみ=他の子供は全員死亡なわけで
今後、選ばれなかった候補の子供たちが登場する可能性もありますが、どちらにしてもかなり情報を絞った絵面。
士とツクヨミが廃墟で会話するシーンなどディケイド1話のオマージュも感じさせます。
(ツクヨミの話始めが『仮面ライダーディケイド!』なのも恐らくそう)
あの時と違うのは今回は通りすがる側ということ。
明かされた士の目的は『この世界を破壊すべきか見極める』ことで、またスウォルツの事を聞かれてはぐらかす回答をするあたり、士の持つ情報もソウゴたちと実はそれほど変わらないのかもしれません。
(ディケイド本編の通り、士が意味深に黙った時は基本『教えたくない』じゃなくて『俺も知らない』。前話のバス事件もしかり、色々チートではあるけど超越者ではないんですよね)
◆約束したんだ……約束を破るわけにはいかない
仮面ライダー黒ウォズ、初陣から敗北……と思いきや身体を張った消耗戦術。
変身しないと防御がきついとか、そんな感じだったんでしょうか。
(あとは白ウォズの戦力漸減?)
寿命削っての負担に休息は効くのかも気になりますが、忠告に応じず前進するゲイツ。
鎧武のヨモツヘグリアームズのように戦闘中こないだけマシとはいえ……今後の出番は大丈夫なんでしょうか、ゲイツリバイブ。
結果的にソウゴが引き受けてくれましたが、アナザージオウのアナザー軍団ぶつけられたら危なかったですよね……。
◆どう転んでも私たちの計画に支障はない
今週のウール君いぢめ……もうやめたげてよぉ!?
それはともかく白ウォズ、遂に尻尾を出す。個人ではなく『私たち』
そしてジオウ、ゲイツ、アナザージオウの誰が勝利しても計画は予定通りという……もはや『オーマジオウに代わる新たな王を擁立する』というタイムジャッカーの目的すら怪しくなってきました。
そうすると彼らが目指す本当の目的は……オーマジオウ? キカイの世界?
(SNSで見かけた話ですが、白ウォズ=ヒューマノイズ説は意外と信ぴょう性ありそうで盲点でした)
◆今の俺、ゲイツに会うならここしかなかったからさ
叔父さんの一言からソウゴの『二人がいないと寂しいから、帰てきて』に。
叔父さんの振り絞った勇気は確かに未来を変えました。
……いやまぁ、その。豪快に総攻撃カットされて二人がイチャいてる間にアナザー軍団再編して駆け付けた飛流君とか、勘違いで覚悟決めちゃったゲイツ君とか、よく考えると台無しなシーンがちょこちょこあったけど!
ゲイツ君の絞り出すような『俺の友達だ』だけで、全部許せてしまう。しまいます!
◆俺以外に倒されるのは許さん!
飛流君には申し訳ないですが、さぁショータイム改めアーマータイムだ!
ジオウII、ゲイツリバイブともアナザーライダーを撃破できる能力はあるのですが、どうも効率でいうとアーマータイムの方がいい模様。
ゲーム的に言うと
- リバイブやIIは『無敵無効』かつハイスペック
- アーマーは並スペックの代わり『無敵無効』かつ『同属性特攻』『同属性ダメージ軽減』
……と、でもいいますか。
他ならぬアナザージオウ戦がジオウIIと双方特攻のギリギリチャンバラ状態、アナザー軍団にジオウIIが押されていたり、対応を見極めればスペック以上にアーマーは有利なようです。
チェンジの隙はジオウとゲイツの相互支援で補い、流れるようなアーマー無双……ほんと仲いいな君ら。
ゲイツリバイブ、対ジオウ能力であり、共闘時は予知を超高速で覆す相性もいいというのがもうね!
◆過去のためじゃなく、今のために生きようよ
仮面ライダージオウ 第27話「すべてのはじまり2009」
展開が予想の斜め上を蛇行運転して逢魔の日に突入していった……何を言っているかわからないと思うが(略
重要人物過積載のバスとはいえ、よもやここまでとは。
◆気づいてないのかい、君は自分の命を削って戦っているんだ
ジオウIIとゲイツリバイブの決戦、今回は黒ウォズの手で水入り……そしてやはりあった強化の代償。
変身するたびに生命燃やすぜ(比喩ではない)はライダーあるあるですが……これがミライダーたちの歴史にゲイツの面影がない理由か。
聖書の救世主同様、ゲイツリバイブは逢魔の日から人々を救い、そして死ぬ。
実に救世主……というか、女神転生シリーズのロウヒーローか。
事あるごと囁く白い奴がついている辺りも……うん。
◆もはや私一人では手に負えない
ジオウとの対決は水入りさせたものの、黒ウォズまでは逃してくれないゲイツ君。
もはや……というけど、その強化形態相手に劣勢ながら渡り合えてる黒ウォズ(生身)も大概何者!?
生身に No Call Set Down のこ切断くらって出血すらない……ゲイツ君の流した血とあわせ、人外であることをほのめかしている?
謎は残りますが、力負けしたウォズが助けを求めた先は再びタイムジャッカー、ですが……まぁ二度は乗せられてくれませんわな。
……この時点では。
◆おじさん、ソウゴ君と一緒に暮らしてて一つだけ後悔してる
おじさん、ソウゴ君を叱った事。一度もなかったよね。
ゲイツくんとツクヨミちゃんが出て行った今、だから……叱るよ
……どこか得体のしれなかったソウゴ君と順一郎おじさん、ですが胸の内がここにきてわかった気がします。
叔父さんは保護者になりながら気遣い迷い続けていて……多分回りもそうで、ソウゴ君はそれを見て自分を取り繕ってきた。
TV朝日公式のキャスト紹介に
『天才なのか、天然なのか』
『苦境に陥っても笑ってしまうポジティブな思考の持ち主』
と評されていたのは、ソウゴ自身も気づかない強がりで、王になるという話も縋りついた目標だったのではないでしょうか。
事件の真相は後述ですが……何度も見た夢は夢じゃなく、夢だと思い込もうとした現実の可能性が高いです。
事件のすべてを夢に押し込めて、忘れたつもりで生きてたんですね……ソウゴ君。
◆あの日、俺は初めてツクヨミにあったんだったな
というわけで答え合わせ。
「出発しまーす」(ナレーション:門矢士)
平凡なバス運転手(が、この世界の役割)門矢士のツアーバスに乗り込んできたのは2068年から来たレジスタンスの女戦士、ツクヨミだった!
更に道中、ツアーの招待者を名乗るスウォルツが無賃乗車!
ツアーに招待した子供たちこそが新たな王と告げるスウォルツは、飛流の隣にいたソウゴ少年を掴みあげ……
(弾かれるビーム音)
ツクヨミの引き金はダディ並みに軽すぎる。
予想通り撃った先はソウゴではなかったですが、流れ弾が加古川夫妻を直撃してる……うぉぉぉぉーい!?
……そしてこのガスバス大爆発である。
(オーロラカーテンに突入するツアーバス)
仮面ライダージオウ 第26話 「ゲイツリバイブ!2019」
祝え! 真の救世主の降臨を……なんですけど、昨年の先輩をほーふつとさせる決めきれなさ&食われぶり。
ディケイド被害者の会会員がまた一人……。
◆ライダーの力にはライダーの力、しかし裏を返せばそれは敵にも言える
アナザージクウドライバーの逆は『回さない』……大部分はお予算の都合でしょうけど、スワイプして発動みたいな演出は結構サマになっていて悔しい。
自分のアナザーとの対決は今までのアーマー(ジオウ+レジェンド)と違い、互いに弱点属性を帯びたノーガードの殴り合い。
戦いってのはノリのいい方が勝つ(by平成ジェネレーションズFOREVER)の通り、覚悟の差がもろに出てしまった感。
冒頭対決は負けよりの引き分け……で、問題の人。
キミにはがっかりだよ、我が救世主
ここからリバイブまで20分、ゲイツ君ハイパーDisられタイムである。
失望した! 口ほどにも覚悟が決まり切らないン我が救世主に失望した!
アナザーリュウガ辺りからウォズらしさ(残念感)が見えてきた白ウォズ視点で見ると……ソウゴ君、うまいことウォズを使ってたんだなって。
ここまで使命を叫びながら期待に応えられないと、そりゃそうなるかなって……南無。
◆嫌な予感がするんだ、スウォルツは僕たちと異なる思惑があるんじゃないかって
……そうしてこうやって疑念を持つのもスウォルツの掌の上なんじゃないか、って。
ばっちり噂の人いるじゃないですかヤダー!?
ウォズやゲイツとの縁からオーマジオウの側なのでは、との予想も出始めてますが……今話の行動を見るに、彼にとってアナザーの本命はアナザージオウ。
これまでのアナザーはレジェンドの抹消、アナザーウォッチの入手の文字通り『肥やし』
(もし万が一ジオウを倒せるものが出てきたら、それはそれでよし?)
逢魔の日が何時かにも拠りますが(予想できるのは年度末、改元の日あたり?)
候補者はジオウ(IIもしくは強化形態)、ゲイツ(リバイブ)、アナザージオウの3人に絞られてきました。
アナザージオウは強化のある二人に比べると一段劣る感じですが、アナザーウォッチ集めがそれを補う策なのでは、と。
◆教えてよ、あの女はどの時代に、何をしに行ったのか
アナザーキカイにさせられて以降、当然というか、独自行動が目立ちだしたウール君。
まぁこの時点でゲイツが答えられないのはもっともなことで。
そう……そうなんだ。使えなかったんだ。わかった。
怖い、怖いよメインヒロン!?
ツクヨミ、ネット界隈でレジスタンスの猛女扱いされてるのは冗談半分で笑ってましたけど……これはもう頷くしかない。
最後の『わかった』がドスききまくりで
もういい、私が殺る
って事ですよね……ミスディレクションだと思いたいですけど、そう思えない漆黒の殺意みたいのが。
◆アナザーライダーはアナザーライダーを引き付ける。隠れたところで無駄だ
そんなスタンド使いみたいな原理で……は、早瀬さーん!?
アナザーウィザードの一件から立ち直って元気そうだっただけに、このオチはきつい……。
(そして同時に狼狽えぶりも『あぁ、この人魔法使いは無理だわ』ってなる哀しさ……)
そこまでしてのける男、加古川飛流。その動機は復讐……なのですが、ここからが少々ややこしい。
一応ツクヨミ(+ゲイツ)が確認した通り、二人が事故で両親を失った事、ソウゴと叫んで銃を撃った白い服の女がいた事は間違いない。
ただ問題はそこから先
- 銃を撃った白い服の女=ツクヨミなのか?
- ツクヨミの銃撃がバス事故の原因なのか?
- そもそもツクヨミはソウゴを撃とうとしたのか?
既に他所の感想やSNSでも考察されてますが、バスは発砲前から蛇行運転していて、ツクヨミの銃口は子供を撃つ位置じゃないなど不審な点も多いんですよね。
ゲイツもゲイツで、タイムマジーンから車窓越しにしか見ておらず、肝心のところがはっきりしない。
……まぁ撃ちそうな怖さはある、というのが一番酷いんですけど。
◆ジオウを倒すのはお前じゃあない、俺の使命だ
そしてこの流れから覚悟完了してしまったレ……じゃない、ゲイツ。
Kamen Rider Gates! Revive!
il Salvatore、その名も仮面ライダーゲイツ・リバイブ!
真の救世主がこの地に降り立った瞬間である!
イル・サルヴァトーレ(救世主、メシア(≒イエス))とは大きく出たな!
救世主の武器が斧、弓、ノコギリ、ツメでいいのかーい、って突っ込むところでしたけど、ナザレの大工のせがれ
ですが玩具バレ見た時も感じた通り、ヒロイックさ……派手に見栄えしない姿も、なんか納得というか。
イコンっぽいんですよね。敢えて地味にして、要所要所に象徴(砂時計)を取り入れたデザイン。
仮面ライダージオウ 第25話 「アナザージオウ 2019」
事故、両親死亡、唯一の生還者……もしかしてキミたちはオルフェノクかな?
なんて考えが出てくるのも乾巧って奴の仕業なんだ。
ジオウがアナザーになるとディケイド的能力になるというのはなかなか意味深。
前回で創造者と判明したあたり、明確にディケイドを対と位置付けてきた感じがします。
◆見えるか、あの星が
見ろよ、アレがベガ、アルタイr……それじゃない!
レグルス(Regulus)はRex、すなわち王星。逢魔の日を告げる星としてこれほどふさわしいものは他にありません。
が、この星座が日本で南中するのは四月の終わり……アギトでも神が星空を動かしていましたが、事態はそれに匹敵するレベルになりつつある。
そしてそれに合わせたように現れる……
あ、うん。ちょっと期待したけど、さすがに被害者役だけで岩永さんは呼べませんよね。
というわけで第一被害者の檀黎斗さんは画面外で完了。さよならゲンム、またきて土管。
◆夢を見たよ。ゲイツとオレが戦う
なんだ、いつも通りか……ではなくて。
今回の予知夢(前話からすると願望夢?)で重要なのは二人とも妙に穏やかだったの部分。
覚悟を決めた最後の対決か、あるいはこの後のゲイツリバイブウォッチの起動のため?
ゲイツIIとリバイブ、どちらもウォズから託されて、どちらもすぐ使う事はできない辺り、この二つが対の存在なのでしょうか。
◆常盤ソウゴ、お前とは何度も交差する運命にある
なんともボスラッシュじみてきたアナザーライダー再来襲に、ソウゴ君も久々のアーマータイム!
食玩トイだとジオウIIとも互換性のあったアーマーですが、作中ではそうもいかないらしく、一度ジオウI(というのも変ですが、基本フォームの方)に戻ってます。
(ジオウIIウォッチがドライバー二つ塞ぐから、その辺の問題?)
なお今回のボルテックタイムブレークは数式無し、緩曲線という中間的な感じ(一応曲線になったのは追試の成果か?)
またビルドに加え、ゲイツ・エグゼイドアーマーの必殺技もお披露目(途中で終了?)でなんとも豪華な絵ですが……効かない。
最初は撃破後、別のアナザーライダーにチェンジしたのかと思われましたが、エグゼイドアーマーの演出(Miss!表示)からすると、本当にまったく効いてない模様。
この姿をなかなか見せないのもディケイドっぽいですが……正体を明かした変身者は加古川 飛流。
言い回しがなんか中二系っぽいのも、アナザーらしさなんでしょうか。
ソウゴは彼を全く知らないといいますが……。
◆任せたよ、我が救世主
ジオウIIについで言及されるゲイツリバイブの能力ですが、問題はその起動方法……。
魔王を倒すための力は魔王を倒す覚悟でしか目覚めない。
なんともファンタジーの聖剣じみたゲイツリバイブウォッチ……でも武器は爪と電ノコで必殺技は(Zじゃない方の)アマゾンというミスマッチ感。
まぁノコギリは確かに神殺しの最終兵器ですけどさ……(違)
◆覚えてないんじゃない、君を知らないんだ
ウィザード早瀬! ウィザード早瀬じゃないか!
檀黎斗元王(元コヤシ)は無理でしたが、彼が元気にやっているのを見られただけでも、何か救われた気分。
自力でのショータイムも手慣れた様子で……張り込みはわかるけどソウゴ君、ウォズとキミの2ショットはいろいろ怪しすぎるぞ。
(なおウォズ役の渡邊さんは別番組で弁当まで作ってた模様。やっぱり魔王×ウォズなんじゃないか……)
……下世話な話はさておき、ウォズの話。
アナザーウィザード戦後、ソウゴと出会いファイズフォンXを借りていたはずの彼ですが、全く見知らぬ他人になっている。
これは時間の修正力が時間差できたのか、それともうかがい知れぬ何かがあったのか。
『覚えてないのではなく、知らない』
十年前のバス事故で両親と共に乗り、二人だけ生還という強烈な体験をしたにも関わらず、一方的に覚えてないソウゴにも台詞はかかってきそうです。
(平成ジェネレーションズFOREVERの描写からしてソウゴに特異点@電王的な能力はない。次回でツクヨミが2009年を訪れるらしいので、そこでなにかありそう?)
◆すべてのアナザーライダーの力をすべし、裏のライダーの王だ
Q.トマトは野菜だが、フルーツトマトは果物である。〇か? ×か?
A.うるさいんだよ!(ウォズが殴り飛ばされる音)
しまった、これは正解のない問題だった!
……ここにきて白ウォズにも天然ボケ疑惑。
我が魔王と我が救世主がシリアス一辺倒な画面を和ませようと、体を張る姿、嫌いじゃないわ。
ただ結果的に功を奏したというか、遂に姿を現すアナザージオウ。
予告の二刀流で何となく予感がしましたが、実質『アナザージオウII』という。
横に接続するジカンギレードに対し、柄で接続する(これはタイムつながりでダブルベクターもありそうですが)ツインランサーモード。
そして当然未来予知も搭載で、『裏の王』と称されるのがわかる強敵。
となると頼みの綱は我が救世主ですが
『何度も交差する運命にある』
という飛流の弁からして、倒し切れるのか。
次回、満を持してのゲイツリバイブ登場です。
仮面ライダージオウ 第24話「ベスト・フレンド2121」
あらゆる方向から意表をつかれた感のある後編。
選ばれしものとはソウゴ君だったのか……。
◆言っておこう、仮面ライダーキカイとやらを私は呼んでいない
さぁ、ディナータイムだ! ごっつぁんです……だが何処から仕入れてここはどこだ、白ウォズ。
敵味方双方から真っ先に疑われる白ウォズですが、今回の事件は(自称とはいえ)無介入。
そもそも彼はキカイの存在すら知らなかった。ではキカイを知っているのは? というのが今回の核心なわけですが……。
◆レントは機械じゃないよ!
レントの出自は元ネタ通り……というか、見た目通り?
そういえばお前もバイク持ってたな……後々匂わされる出自的にガーディアン直系ではなさそうですが。
(系譜的にはカッシーンの発展後継機種?)
しかしようやっと本当に人類の味方になれたと思えば、洗脳暴走まで完備というのは悲しい因果。
◆俺はアナザーライダーを倒したいだけだ。ここにいるみんなが力を合わせれば
ミライドウォッチが欲しーい!
ウールを助けたーい!
アナザーライダーを倒したーい!
\呉 越 同 舟 合 体 ツ ゴ ウ ア ウ ジ ャ ン!/
トクサツガガガいいよね……だ違う!
この手の共闘イベントはだいたい親交を深めるキッカケになるのですが、スタッフから『最初で最後』と念押しされるサツバツ同盟ぇ……何が悪いって一番食えないソウゴ君(主人公)が悪いってなるのが酷い。
ちなみにこの時点は『何かいける気がする!』だけで、全くの無策。それでいいのか、ン我が魔王。
◆Will be the BFFだね
再び未来、イヤな予感しかなかった集合地点はやはりヒューマノイズの罠。
今週もキレッキレのJACアクター陣(生)がソウゴを襲う!
ソウゴ君もソウゴ君で、正体わかってるといえ見た目タダの人間に全然躊躇しないのが……洗脳キカイに多少躊躇した程度で容赦なしという恐ろしさ。
ただむしろ辛いのはその後……もはや終末への諦めが支配する空気のなかで告げられた言葉
『Will be the Best Friend Forever』
これだけでパスワードという結論に辿り着いたのは最初よくわかりませんでしたが、自分の『Will be』を覚えていて、察したのでしょうか。
キカイの生みの親が未来の自分=オーマジオウかもしれない事に。
◆オレはこのウォッチを手に入れるべきなのか?
倒し方はわかって、御膳立てもできて、さぁお前の番だゲイツ……ってところで迷いだしちゃうゲイツ君。お前って奴はさぁ!
しかしゲイツ君もゲイツ君ですが、『じゃあ結果を見せてやるよ』って早送り巻き戻しかます我が魔王も十分魔王。
ジオウIIにぞっとしたツクヨミの気分が今更ながら伝わってきましたわ。
我が魔王、失敗したら時間戻しで無限ループさせる気でしたよね……?
◆この力をに入れるのは私
スウォルツはお前を傀儡として王にするといったな?
嘘ではないが私もそのつもりだ!
日曜午前9時からピカレスクドラマは濃厚すぎる……なんとなく予感はしてましたが、タイムジャッカーも呉越同舟の寄り合い所帯。
隙を見せればこうなる……と。
今回ばかしはウォズが頼もし……いやめっちゃ一般人操っているうえ、操作状態名が『セミヒューマノイズ』って邪悪さしかないんですけど!?
(劇中では冷気のみ使っていたキカイですが、この能力が搭載されているとしたら、キカイこそヒューマノイズの根源という可能性も……?)
ソウゴ君ハチマキの『崖っぷち』って未来人類だけじゃないじゃないですか……どう転んでも人類がけっぷちなんじゃ。
◆ソウゴの力は予知夢なんてものじゃなく……
教えてやろう!
オーマジオウの真の力は! まさに! 世界を支配する力だという事を!!
時間なんてチャチなものじゃない……もっと恐ろしい因果律改変の一端を見せられた気分だぜ。
いよいよ止められるものがいなくなってきた感のあるジオウを前に姿を現すゲイツリバイブウォッチ、そして……いよいよきたかオーマジオウ!
物語も折り返し、やはり逢魔の日が前半の山場となりそうです。
仮面ライダージオウ 第23話「キカイだー!2121」
※ただしリスペクト元は石ノ森原作マンガ版
過去も、未来も、どうあがいてもバッドエンドな方のキカイダーじゃないか、これ……。
◆未来が……見えてなかった……問題も答えもー!?
追試の追試とかいうパワーワード。
ジオウサイキョウー! の予知も万能無敵ではない……という大事な話なのですけど、お出しされる用途がカンニングっていうのが酷い。
そのような姑息、王の為さる所業ではございませんぞ! と黒ウォズなら説教しそうな展開で送り込まれたディストピア。
一見すると二十世紀半ば過ぎにしか見えない未来、ですが……真相を知るとぞっとします。
そしてお予算の都合か遂にガワすらなくなったヒューマライズ
いや……待て……宮川さんに渡辺さんという超ベテランJACアクターがスーツという拘束具を捨てたという事は?
今週知った事。ナナシ(B)(from SSSS.GRIDMAN)の運動性は大体正しい。
逆転の発想というか、これが戦闘員扱いとか未来怖すぎる。
◆鋼のボディに熱いハート! 仮面ライダーキカイ!
キカイダー! というかジローだー!
そして中の人的にはREBOOT版のため、やたらめったら強い(キック力はなんとジオウII相当!)
オマケに中の人つながりでさっそく冷気技まで使ってくるという……やっぱザミーゴだなおめー!?
まぁもいっちょメタな理由を言うと、まさに現代で暴れているアナザーキカイくん……木カイだー、という駄洒落もいいとこな見た目の結果、どう見てもキカイと結びつかない。
(実際、ソウゴも初見では関連性を見出し切れてない)
クイズのようにぶっ飛んだタイプでもなし、技に特徴的な属性や仕草がないと気づけないという理由もあるんでしょうね。
◆世界は既に機械に支配されている
何処かで見たよくわからない公式からの再熟睡。お前はのび太君か!?
と、都度都度ギャグを挟みつつも、キカイの話はひたすらハード。
2121年。既に世界は機械に支配され、人類は保護区に生き残るのみ。
そしてそれすらもマキナレントなる一党は許してくれない。
(ただ機械が支配していて、人類保護区があるということはマキナレントは多数派ではない?)
過去作で言うと劇場版555(パラダイスロスト)が近い感じですが……こちらは本編から地続きというのが更に救いない。
予告でも台詞が出ていましたが『たどり着いてはいけない未来』としての登場なのか。
◆あなたはなぜソウゴと一緒にいられるの!?
【悲報】ツクヨミ、NTR……だ、違うッ!
違うけど、ゲイツ当人はソウゴに揺れて、ツクヨミが反発することになるという構図は予想外で面白い。
都度都度ソウゴに魔王を見ていたゲイツの方が、ソウゴを根の部分で信頼出来ていて、信頼していたはずのツクヨミは魔王面を見て一気に反ソウゴになってしまう。
『そのうちツクヨミ派の赤ウォズとかくるんじゃ』
なんて冗談めいてささやかれましたが、そのままで白ウォズにつくのか……。
◆ラベンダーの香りだ、リラックスして快眠できるぞー
お前、自分が何してるかわかっとんのかー!?
いやまぁゲイツ君もいっぱいいっぱいなのよね。アナザーライダーは意味不明だし、ツクヨミは白ウォズと組むし。
頼りになるのはソウゴの夢だけ……だからといって奇行に走っていいわけじゃないけど、斜め上の発想がなんか和む。
寝かせようとすると寝れないけど、説教を始めたら寝てるって漫画か! やっぱりのび太か!?
しかし2121年に戻ってみたものは衝撃の洗脳で……本当にシリアスとギャグの振れ幅が凄すぎて風邪ひきそう。
◆このアナザーライダーの発生の大元はウォッチではない
アナザーキカイの作りてはウールでもオーラでもスウォルツでもない。
ティート君? やっこさん平ジェネFOREVERで事故ってたよ……
誰も知らない、下手すると天然のアマゾ……もといアナザーライダー?
ただ原因はわからないものの、スウォルツは少なくとも対処法を知っていた。
キカイが倒せないのは存在が安定していないから。では安定させるには……
お前の意見は求めない
アナザーキカイ=ウール君ってそういうことだったとは……一気に敵幹部らしさを出してきたスウォルツに、何話ぶりかの胡散臭いウォズ。
次回は公式曰く『最初で最後の』共同戦線。
全て解ければ背筋が寒くなるという、謎の真相とは?