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仮面ライダージオウ 第29話 「ブレイド・ジョーカー!?……
仮面ライダージオウ 第29話 「ブレイド・ジョーカー!?2019」
橘さん成分の不足にディエンドを当てるという大暴挙。
ネタからシリアスまでリスペクトし尽くされていて、ただただ平服です。
言葉にしがたいのですが、ストーリーやレジェンド出演は勿論、カット構成やシナリオの流れが本当に『仮面ライダー剣』らしい。
視聴者どころか登場人物まで置いてけぼりで始まるバトルとか、物語の糸が繋がらない各パートが並行して進むところとか……剣から視聴開始した一人として、声を大にして言いたい。
ありがとうございました!
◆これを私の自由にしていいと?
だが気を付けるがいい……そのウォッチの破壊力のせいで、俺の身体(主に腹筋)はボドボドだァ!
……だッ、違う!
~TAKE2~
だが気を付けるがいい……人間には使うものと使われるものがある。
この御注進は白ウォズへの釘刺しなのですが、バトルファイトをめぐる剣本編も連想させる言い回し。
使うものは統制者(通称ネジレ蒟蒻)や天王寺理事、使われる者はアンデットであり剣崎たちライダーであり……そしてジオウ本編、使われる者の運命を乗り越えた剣本編から十五年。
劇場版『MISSING ACE』を彷彿とさせる天音ちゃんを襲う影……アナザーブレイド、薄々予想はついていましたが辛い。
◆僕の心づくしを喜んでくれて光栄だ、存分に楽しみたまえ
クジゴジ堂の朝にチクワ大明神みたいな割り込みしやがって……海東この野郎!
銀岩塩の配信ではそこまで言わんでも……って同情しかけたけど、やっぱ擁護不能だよ!?
(朝食メニューは十年前と同じ『士の好物』、更にエプロンのわざとらしいマゼンタ味ッ! ディケイドの仲間呼ばわりに嬉しそうだったり……止めとばかり銀岩塩でも『噂のス●ーカー』呼ばわり。おのれディケイドォ!)
そして銃撃
躊躇なき銃撃
カードを通るフェードから始まりこの流れ、後は『Round ZERO〜BLADE BRAVE』のイントロがかかり始めたら完璧に2004年のニチアサですわ。
※実際には銃撃アバンは2回くらいですが、前話バトル引き→OP挟んで撤収が多かったのは本当……
幸い(残念ながら)この番組はジオウなので、流れるのは『Over "Quartzer"』で、撃たれるのはウォズなのですが……あれ?
◆始さん……始さんは何処!?
MISSING ACEの未来では始の不在で不良になってしまった天音ちゃん……TV本編では最悪は回避された未来のはずが、より最悪な形で襲ってこようとは。
TV本編の未来でも、何処かの時点……恐らく天音ちゃんが分別の着く年になった頃、始はハカランダを去った様子。
本編では最終的に察した様子もありましたし、実際堪えてきたのでしょうけど……絞り出すようなアナザーブレイドの声が辛い。
アナザーライダーの中ではアナザークイズと並んで最下位でしょうけど(カードはないし、ラウザーも唯の剣)、ここまで倒しづらいのも他にない。
◆僕は自分の欲しいものをいただく、欲しいものは自分で取り戻したまえ!
黒ウォズはディケイドを呼び、白ウォズはディエンドを呼ぶ……こんなところでも対になる二人。
そしてどちらもマイペースに状況を引っ掻き回していく
作劇的にはジオウIIとリバイブ封印するためだし、仕事はしているんですけど……うーんこの破壊者ども。
士は恐らくですけど……海東、明らかに白ウォズのノート効いてないですよね。
再戦するという書き込みに、黒ウォズの方が不自然極まりない形で引っ張られてますし。
(黒ウォズ含め、これまで行動指定を自覚できた者はいなかった)
……かといって戦わないという選択をしないのがコイツ(ら)の面倒なところ。
まぁ橘さんのぶんまで銃撃分補わないとね……と、意識的にやってるのもあるのでしょうけど、召喚ライダー使わないディエンドの戦闘って、思いのほかギャレンに似てるんですね。
御馴染みの駆け込み射撃は言うに及ばず、拳の延長として銃を使うような近接射撃、撃つと見せかけての蹴りとか。
◆私の描く未来がなければ、世界を破壊するしかない
わざわざバトルファイトを再開しないと世界を破壊できないのか……?
ごめん、通りすがりさんは帰って。
ゲイツ引き留めの口実という可能性もありますが、天音ちゃんをアナザーブレイドにした理由としてはあり得る目的。
(要するにMISSING ACEの志村ニーサンと同じ)
世界を破壊して何の得がある? という当然の疑問はありますけど、事態を動かすためのハッタリなら十分ですし、ソウゴ君たちが敗北した場合はウォッチ回収すれば破滅は避けられるわけで。
……そういう意味では始さん、まんまとおびき出されてしまったのか。
いや『待て!』なんていうから、普通アナザーブレイドを抑えに行くって思うじゃない!?
【Spinning Dance】
(蹴り飛ばされるジオウ)
あぁ、ブレイドだ……ブレイドだわ、この有無を言わなぬド付き合いは。
◆始、お前……力使ったな!?
これは一体何が起こっている!?
バトルファイトにおいてアンデット同士は引き寄せあい、闘志を高めあう運命にある……って設定は理解してますけど、してますけど!
いきなり半ギレ気味に現れ、1話を再現した変身で殴り掛かる剣崎は変な笑いが出ますわ!
いや実際本編もこんなの多かったなー……いやね、別にコメディ系なわけでもないし、深刻な事態も多いんですよブレイド。
なのに天然というか……ちょくちょくおかしい絵面や台詞が混ざって、なのに決してブチ壊しではない。
下山さんも山口さんも、よくこの天然気味の空気を再現してくれたと思います。
次回はジオウトリニティ誕生……なのですが、統制者まで持ち出されては勝てる気がしない……。