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仮面ライダージオウ 第37話「2006:ネクスト・レベ…
仮面ライダージオウ 第37話「2006:ネクスト・レベル・カブト」
ちょっとカブト舐めてました……カブトが最強というか、『カブトの世界』がヤバい。
隕石が降り、擬態する異星人が日常に潜み、ライダー怪人ほぼ全員が高速戦闘能力持ちという殺意の高さ。
高速能力持ちライダーも増えましたが、その中でも格の違いを見せてくるとは。
◆新しい地獄が始まる
隕石! 影山! NEXT LEVEL……の、イントロ!
アギトに続き、がっつり引き込んでくるアバンで掴みはOK。そして始まるワーム地獄。
リポーターが変身したのはネイティブ化的なのかと思いましたが、角もないようなので普通に擬態?
(ネイティブ関連はカブト屈指のややこしい設定なので、避けたのはわかりますが)
影山もネイティブじゃなかったですし……視聴後、思えばこの時点で『ネイティブ化した影山(本物)ではない擬態』って区別していたのか。
◆何か見落としてる気がする
劇中でも遂に言及された
『アナザーライダーとレジェンドが共演できるようになっている問題』
それを指摘するツクヨミも『何か』『気がする』という、隣の視聴者みたいなこと言っている我が魔王の口調という意味深ぶり。
アギト編からご無沙汰だったツクヨミの力、今回は時間操作に加えて予知(と、それを利用した擬態察知)と絶好調。
この手の能力通り、危機的状況が覚醒させるのか……と、いうところで現れる門矢 士
前回のバスジャック事件からツクヨミにターゲットを絞ったのか、さいしょからか。
変身しなくても、登場だけで空気もっていくのがズルい……。
◆甘く見ない方がいい。彼らは成虫に進化する
そして進化すると……【Clock Up】
※ワームのクロックアップは生体能力で無音ですが、判り易さ優先で一つ
十年前、ディケイドでも猛威を振るったカブトの世界の脅威。
戦闘員ポジションのサナギワーム以外、ほぼ全員がノーリスクで高速戦闘してくる恐ろしさは健在。
(匹敵するのは戦闘員まで全員不霊体のゴースト、怪人全員が速度低下持ちのドライブ世界もですが、生身で対抗できるのと擬態のぶんで脅威はだいぶ下)
ですが……甘く見ない方がいい。二期ライダーはだいたい高速フォームがある。
ファイズアーマーにアクセルはないけど……フューチャリングシノビ、リバイブ疾風でさくさく始末される生体ワームに時代の流れを感じます……カブト世界、本当の怖さはここからなんですが。
◆弟は俺が守る
平成2期に珍しく(!)高速フォームを持たないジオウVSパンチホッパー初披露のクロックアップは、予想通りジオウ大苦戦。
カブトライダーズとほぼ同能力のゲイツリバイブが切り札だった通り、予知を超える高速戦闘は未だジオウの泣き所。
ガタックの援護と防御力、予知の合わせ技で何とか追い込むも……大方の予想通り、アナザーカブトは貴方か。矢車さん。
インターセプトのタイミング、回し蹴りライダーキックの鋭さが天道そのもので恐ろしい。
◆渋谷はいつあんなに復興したんだ?
Q.地獄兄弟って、あの二人が?
A.いや別に兄弟でもなんでもないし、地獄も自称だぞ
一言で説明しきった……加賀美、キサマ説明し慣れてるな!
カブト編なのに食事出ないのが皮肉っぽいクジゴジ堂。
単独で影山を追っている様子の加賀美、ZECTは解散したのかな……と、考察始めようとしたところで、この爆弾発言。
ジオウの設定が出た時から、渋谷隕石と渋谷廃墟については都度都度ネットでも話題になりましたが……そこでディケイド案件(世界の融合)が出てくるとは。
ディケイドのライダー消滅ほど劇的ではないものの
(共存出来ているのはMOVIE大戦~ジェネレーションズや春映画のおかげ? メタメタですけど)
世界の融合と、それによる拾捨選択は行われていて、その中で渋谷隕石と渋谷の問題は捨てられたという事……なんでしょうか。
あるいは世界は消えて人物だけがジオウの世界に(知らぬ間に)来たのか……この辺りは士が説明にきそうなので、今はまだ触れない方がいいのかな。
◆俺たちは地獄を見過ぎた。これ以上地獄は見たくない
加賀美の説明通り、今回の影山はワームの擬態……少なくともジオウの世界では、本来の影山は矢車さんがケジメを付けた模様。
恰幅については触れてはいけない。本人も気に病まれているのだ
そうなると気になるのは『この矢車さんは本物なのか?』という点。
カブト本編で非常にあいまいな退場だった二人、そこにワーム擬態の真贋の問題を持ってくるか……恐らく答えは次回出るのですが、少なくとも影山は倒さなければいけない相手。
お人好しに見えて、アイコンタクトでウォズを使いこなすソウゴ君、マジ魔王。
クロックアップにギンガブラックホールの重力で対抗するのは、カブトVSドライブという感じもあり、ニヤリとさせてくれます。
◆我が魔王はあの隕石を!
……で、出番を譲ってもらってギンガVSアナザーカブトin矢車さん。今回、危機また危機で役割分担が小気味良いです。
前回マンホールされたぶんまでフューチャリングギンガ大盤振る舞い、相手にとって不足なし。
……とはいえギンガワクセイ、一応別フォーム扱いですが基本スペックはギンガファイナリーとほぼ同一。
相違点はインジケーショントラックアイによる動体視力の強化(高速戦闘の知覚)と、エナジープラネット(エネルギー弾)の広範囲化で、対集団・対高速フォームといったところ。
この的を絞らせてからの飽和攻撃は、ザビー時代の矢車さんがZECTシャドウ隊との連携で得意とした攻撃。
これが決め手になるとは皮肉……って、思いましたよ。姿が消えるまでは。
ここでキックホッパー……自身も使った戦術で倒せるほど、甘い人じゃなかった。
アナザーライダーをマスクドフォーム代わりとか、よく思いつきます。スタッフも。
そして即座にライダーキック……ジオウ組は防御力高いとはいえ、追撃されていたらかなり危なかったと思います。
(カブトのライダーキック、『タキオン粒子を流し込んで目標を破壊する』という怖い設定がありまして……要は(加速手段は異なりますが)金色の破壊神のアレと同じ理屈で、物理防御不能)
冒頭でも触れたカブトライダーズの怖さがこの高速戦闘慣れ、読みあいの強さ。
当時発売されたPS2のゲームの再現度が高く、
原則は後出し有利なのですけど、先手取られるとラッシュに押し切られてしまうこともあったり一筋縄でいきません。
(例の加賀美新は三度死ぬ事件の通り、一手のミスで即死がある世界)
そんな世界で最後の最後まで目立った負け無し(※)に戦い抜いた矢車さんが弱いわけがなかった……。
(※御前のアレを除けば、明確な敗北はカッシスワームと劇場版くらい。対カブトも明確な黒星は実はない(ゼクターに捨てられただけ))
影山を守りたいという意志はあるにしろ、積極的に協力するという風でもなし。
(似た状況に対し、積極的にゼクター狩りをしていた天道に対するアンチテーゼとは想像つきますが……)
◆なんか、できる気、が……ない! でもやるしかない!!
タイムマジーンなしで隕石は無理じゃないのか我が魔王……というか戦隊ロボ案件なサイズ。
選ばれしものとはいえ、ソウゴ君よくやった……かーらーの
二つ目の隕石……本格的にGOD SPEED LOVEじゃないですか……しかもハイパークロックアップシステムなしとか、どうするの我が魔王!?
助けて、天道 総司!