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仮面ライダージオウ 第41話「2019:セカイ・リセット」
もしくは
ここがジオウの世界か
全てを壊し、祝え! 新たな王の誕生を!
◆愚かな。お前は私、それがまだわからんとは
オーマジオウ再び、というか御忠告。
召喚VS召喚、能力VS能力のド派手な対決はディケイドアーマーによる初戦の稽古付け状態から大きく詰めたものの……弱みは予想通り、ドライブウォッチ。
いやむしろ弱みを教え、新たな敵に備えさせた……と言うべきかもしれません。
相対のチャンスは少ないながらソウゴ君を通して人柄が見えてきたというか
『オーマジオウのおっちゃん』
って表現が割かしぴったりきます。
いやソウゴ君にとっては自分自身なんですけど
「頑張っているようではないか、若き日の私は」
「よく似てあらせられます、我が魔王。ただ少々心配なのは……」
「よく似てあらせられます、我が魔王。ただ少々心配なのは……」
みたいな、ウォズと歓談しているのが容易に想像できるというか。前作のエボルトの逆転パターン?
リスペクト元の仮面ライダーBLACK(原作漫画版)の最後を鑑みるに、直接倒す相手ではない(倒したらバッドエンド)というのは腑に落ちるところですが。
◆2019年……現代に戻ってきたんだ
何かがおかしい。
ていうか初変身の像はどうあがいても立つんだ……って変な方向で感心してしまう2019年。
(あとアナザー彫像群の中でアナザードライブ、アナザーディケイドのデザインが先出しされてされてますね。あるってことは出るのか)
しかしまぁ
そもそもここは時間改変された結果なのか? となると極めて怪しい。
これがこの世界の結末か……さてどう動く、常盤ソウゴ?
ちょうど扇風機を出そうという頃に現れるとは……
おのれディケイドォォォー!(時節の挨拶)
さて真面目な話、怪しいのは士というか、士の撮影したポラロイド写真。
ソウゴ君だけが歪んでいるんですよね、コレ。
ディケイド本編でうっすら触れてますが、士が撮影して歪む存在は、自分やリ・イマジネーションを含め、その世界における異物。
(ディケイド1話のチンピラどーなのよって話になりますけど、ヤツもきっとリ・イマジなんちゃらだったんだ……多分)
つまり、ソウゴが歪むという事は……?
◆姿を現したなジオウ! ここでケリをつける!
俺のテンションは今! 1話の狂犬だった頃に戻っている!
という感じのゲイツ&平常運航のツクヨミ。
アナザーライダーに支配された世紀末は2019年にしては早すぎる感じもしますが、2068年の一部が引っ張られているような感じなんですかね?
ツクヨミが時間制御を会得し、ゲイツがアナザーキバを基本フォームで倒している辺り、ここまでの経験は引継の模様。
しかし返す刀でリ・バ・イ・ブ! 剛! 烈! からのパワードノコ! は
『前のマコト兄ちゃんみたいだ……』
と言われても、うんまぁ止む無し(酷)
まさかのウール君の救援で一時撤退ですが……君も他人事じゃないんだぞ?!
◆君に紹介しなければならない人物がいる。新たな我が魔王だ
我々はこの男を知っている!
この顔と! この小物っぽさを!
そしてしれーっと、ウォズが時間改変の影響から逃れていることも!
ソウゴ君視点だと味方ゼロですけど、視聴者目線だとハハン、また例の悪巧みがはじまったなって妙な安心感。
なにせ記憶ある限り、この忠狂がブレないのはこれまで幾度も見てきた通りで……加古川くーん、また道化にされてしまったねぇ。
お前は何もわかっちゃいない! 選ばれなかったものの悲劇を!
だから試してやるのさ、お前から全部奪って! 同じことが言えるかどうかをな!
だから試してやるのさ、お前から全部奪って! 同じことが言えるかどうかをな!
同じことが言えちゃって、更にみじめになるヤツじゃないか……このにじみ出るクセになりそうな小物感!
ただその能力は本当に厄介で……ジョジョで御馴染み荒木飛呂彦先生が言っていた
『本当に恐ろしいのは(心の)弱さを(暴力的な)強さに変えたもの』
というのは、彼のようなものを言うのでしょう。
(何気にジョジョも時間操作系能力者多いんですよね……巻き戻しの人は本当の強者でしたけど)
◆時間を書き換えたのさ。俺には時間を書き換える力がある
アナザージオウIIの
アナザー電王! アナザー鎧武! アナザーアギト!
に対するグランドジオウの
電王! 鎧武者! フレイムセイバー!
もはや二人ライダー大戦という超豪華マッチ……おいアギトいないぞ、アギト!巻き戻せやり直し!
よし、だいたいわかった(酷)
ネットでは面倒くさいファンで定着してしまったアナザーアギト(2019)さんに、これでもかとアギトマッチアップを拒むソウゴ君で変な笑いが。
しかし小物で一部(意図しない)コントはあったものの、ジオウIIの能力はグランドジオウ以上。
ゲームで言えば相手が致命的失敗するか、自分が決定的成功できまで自由にダイスを振りなおせる能力、更に自分の傷を時間遡航で治癒、配下を自在に召喚・使役可能……って、普通にラスボス級ですよ。
ソウゴ君の動揺を差し引いても苦戦止む無し。ここまでくるともう、倒せるのはピンポイントで対抗できる能力の……い た
◆どうした、王になるって威勢はどうした! 順番が逆だろう!?
ディケイド本編及び夏映画を見ていると感慨深いディケイド救援。
と、同時に
『士君、やっぱり気にしてたんですね……』
ってヒロインみたいな感想が溢れます、この御説教(涙)
あんたに何がわかるんだ! ってソウゴ君はいいますけど……
- 『九つの世界を旅しなさい』『想像は破壊からしか生まれません』と曖昧な啓示で、強制的にライダー時空旅行開始
- 行く先々では『世界の破壊者』『悪魔』呼ばわり
- 2号ライダーがヤンホモ怪盗
- 2号ライダーの兄貴が濃すぎる黒田のニーサン
- 劇場版で辿り着いた正体は大いなる大組織こと大ショッカーの大首領様
- 生身にライジングアルティメットパンチ(100t)
- 仮面ライダーW、なんて強さなんだ……
- TV本編の辿り着いた先では『仲間にすんなよ破壊しろよ』と理不尽なお言葉
- 『もういいお前破壊してやり直すわ』と開幕するライダー大戦(袋叩き)
- 大体わかった、全てを壊し、全てを繋ぐ(激・情・態)
- それでも命ある限り戦え、たとえ一人でも
……お前の事なら大体わかってると言われても頷くしかない。
(この後も2号ライダーが突如発狂してラスボス化とか、平成ライダーだと? 甘ったれるな! ハァッ!とか、受難は現在進行形で続く)
言わんとすることはライダーマン(GACKT)から受け取った最後の一言、ただそれだけなのですけど、これだけ噛んで含めて丁寧に説教している士は本当に珍しい。
あの士にそこまでさせるというのも、平成を締める王の器……なのかもしれません。