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仮面ライダービルド 第32話「プログラムされた悲劇」
ベストマッチコンビが曇るなか、存在感を一気に増したげんとくん……もう玄徳と呼ばないと失礼か。
何気に彼の思惑を受け継いでくれたんですよね、氷室パパ……それをぶち壊しにくるのがローグ=玄徳というのが皮肉。
次回に向け乱立する死亡フラグを破れるか?
◆万丈になんて言おう……
A.万丈、おめー人間じゃないって!
予告全部使って悩んだ結果がこれだよ!
戦兎くん、神じゃないんだから思い出したようにKYしなくていいのよ!?(懇願)
あるいは空気読んで軽く流したのかもしれませんが……いやでも思い切り分析初めて追い打ちかましてるし、やっぱりテェン才物理学者か……。
◆すまねぇ、みんな……そっちにはいけない
一方、パンドラボックス奪還に動く西都の一手は……
北都の仲間を助けたければパンドラボックスとボトルを持ってこい
また人質かよ! といってはいけない。陳腐な策とは定石の事だと、故ゲンムコーポレーションCEOもいっている。
実際、守るものが多い一海ちゃんには辛い話……半端に社会地位あるヒーローは正体バレると辛い。
黄羽を失った経験があるとはいえ、よく思いとどまったと思います。本当に。
◆作戦は失敗した。ここで彼らを始末する意味はない
救援の手は、まさかまさかのローグ離反。
消滅スイッチの話が出た後だけに意外も意外……消滅覚悟の一手をこのタイミング、それも縁も所縁もない北都市民に使うとは。
(結局スイッチ押されても消滅どころかキルプロセス未満でしたが……はったりか、自力で耐えたのか?)
この後の抑止力の話にも繋がりますが……なんだかんだいいながら、甘さは捨てきれなかった様子。
でも、嫌いじゃないわ……!
◆残念ながら東都政府の提案は受け入れられない
現実にならず者国家の皆さんが体現してくれるように、抑止力への対抗策は
『どうせビビって撃てんないだろ? お前なんざ怖かねぇ!』
という態度で、御堂=難波会長の態度は割と予想通り。
(氷室パパも恐らくは)
政治外交的にはここから
『粋がってみても怖いだろ? 実物見せたろか?』
『こっちも鬼じゃない、ちょっと譲歩すれば危険は遠のくのよ?』
『今、お前の支援国にトマホーク120発ぶちこんだわ』
みたいな飴と鞭の揺さぶりあい、悪く言えばチキンレースが始まるのですが、情報量と力が強大すぎるせいでどうにも東都不利。
(この辺は第一次大戦前や、近代の核抑止の風刺っぽくもあり……行使したら世界終了なので誰も使えないという)
知識・度胸の面で玄徳がいてくれれば……と、痛感します。そのための補佐官だったのか。
◆香澄……俺、人間じゃねぇってよ
慌ただしかったのもありますが、劇中で墓参りに来たのはこれが二度目。
普段、意図して避けている感があるだけに(話題に出された時の反応は前回の通り……忘れたのでなく、忘れようとしている)深刻さがよくわかり、また救いはあることにほっとします。
(千翼ォ! の件は置くとしても、もっと酷い予想が色々出てただけに……家族や香澄さんまでグルとか)
こういう時にくるのは……来ちゃうのは、戦兎君じゃなくて貴方よね。おのれスタァァァァーク!
◆今ごろ仮面ライダーのいない東都政府は混乱しているでしょうね
みんないっぱいいっぱいな中でやってくる今週のギアブロス……自分らはパワーアップなし、敵は戦うたびにサイヤ人みたいな成長していくのに、その妙な自信は何処からか来るのだ鷲尾兄弟。
今回は陽動担当といえ、背を向けたタンクタンクにヘルブロスのファンキーアタック! でノーダメとか、さすがに危機感を憶えるべき格差。
最後はおよそ予想付きましたが、キミら既にナニカされてない?
オマージュ元の地獄兄弟(というか矢車さん)はなんだかんだで最後まで強キャラだったぞ!?
◆アンタがこの世界を壊すってなら、俺はこの力を愛と平和のために使う
俺は化物じゃねぇ!
前回と言い、これを赤楚くんに言うか/言わせるか……って台詞のオンパレードで画面が辛い。
まだ特撮出演二作目というのに背負うものが多すぎます、この長瀬 裕樹。
それだけに章題の、平成ジェネレーションズFINALで戦兎君が口にし、意図せず重なった言葉がどれほど救いか。
直接の繋がりはバイカイザー=ギアブロスくらいしか見せなくても、劇場版の先輩たちとの交流は確かにあったんだなと……
「あ……忘れてた。ローグが!」
……うぉいぃぃぃぃぃぃーっ!?
◆狙いはアンタだ
……まぁ正直、先に伝えててもマスタークが通さなかった気はしますが。
それにパンドラボックスは官邸にはないわけで……からの、コレ。
今まで頑なに手を挙げなかった玄徳ですが、遂に父親をターゲットに。
やはり北都での離反から何かあったのか、それともこれも策なのか……?