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仮面ライダービルド 第21話「ハザードは止まらない」
やっちまった……。
今回省略された修行パートがYouTubeのスピンオフみたいなのですが、この流れで視聴率大丈夫?
何かマスターと悪魔の契約みたいな話になってるんですけど……
◆俺がやったのか……?
黒繋がりの暴走フォームというと、筆者はクウガの『凄まじき戦士』を思い出す世代ですが……あちらは制御できたものの、失敗していたらというIfを見せられた気分。
(掴み上げからの止め、そういえばゲームなどで黒目クウガが多用してましたっけ)
正直、見ている方も戦兎と同様『一定時間』を甘く見ていました。まさかこうもあっさり暴走し、やらかしてくれるとは。
スペックもさることながら、特殊能力も
- パンチ力・キック力の時間ブースト(時間切れを狙うほど危険度アップ)
- 攻撃時の物質分解能力(装甲無効。無機物は即死……?)
- 隠れても逃げられない範囲攻撃ガス(隠れてもやり過ごせない)
その餌食となった第一号は青羽……やはり戦争、いい奴、まともな奴から消えていく定めなのか。
自分が人を殺した。
訓練を受けているわけでもない。信じられる上官もいない。ましてナチュラルボーンキラーでもない戦兎くんが耐えられるわけもなく……。
◆ビルドが一線を退いて、一週間でこの有様か
そして政府も政府でヤバーイ。
何がやばいって人材がいない……予想通りの泰山パパ、タカ派のポンコツがハト派のポンコツに変わっただけだったよチクショーめ!
この『誰が一番マシか』という末期的な人材枯渇、CivやHoIの中小国プレイを彷彿させる息苦しさ。
戦略~戦術レベルで状況を覆せる者がいたらライダーの出番はないってのはわかりますけど……それでも信頼できる上が欲しくなる危機感過多。
◆東都の街は俺が護る! 俺が……俺が……!
もはや頼れるのは龍我だけ。説明されないので本当に地味にですが龍我、死を見た事で皮肉にも攻撃衝動を抑制できるように。
ですが(またしても!)よりによってのタイミングで、今度は仲間を失った赤羽たちが黙っておらず、わかってしまう龍我は攻撃できず敗北。
敵も味方も理性を失っていくなか、戦闘狂の触れ込みだった一海ちゃんだけが冷静というのは何の皮肉やら……。
◆東都と北都の仮面ライダーを1対1で戦わせる代表選で決着をつけたい
泰山パパ、渾身の策。そして多治見首相、この悪い顔である。
そらまぁ断る義理ないですよ……北都は勝ってる側ですし。
代表選で勝てれば無駄な犠牲はない、負けたらこれまで通りにゴリ押しで戦争継続すればいいわけで……泰山パパ、ちゃんと対策できてる?(汗)
平時なら中の上くらいの凡宰相で終われたんでしょうけど、この人……動乱の時代には力不足がすぎました。
(ニューリーダー病患者の息子も十分アレですが……お客様の中にド・ゴールかマンネルヘイムはおられませんか!?)
◆お前が謝る事じゃない
実態も心境も戦時徴兵された民間人な両都ライダー・スマッシュ勢において唯一人、覚悟決まりすぎな男、猿渡 一海。
武田さんの名演もあってかっこいい……かっこいいですよ。けどそう割り切れたら苦労はないよ!
俺はお前を全力で殴る、だからお前も全力で殴りにくればいい……という理屈では、まだ手を下した戦兎君には届かない。
同演者の音也は753を破滅の淵から救ってくれました(※出会わないと場合はノベル版展開)が、今回は……。
◆こんなに痛くても、悔しくても、戦うしかないのか……!
そうだよ(煽り)
……何してくれてんの、マスター。どの面下げて言ってるの、マスター。
場面だけ切り出すと熱いライバルからの叱咤激励ですけど、ここまで全て石動マスター=ブラッドスタークの掌の上というね!
はっきり宣言しちゃいますが、この後どんな真相があったとしても、この人の『人の心がわからないサイコ野郎』って印象は晴れる事はないと思います。
(キャラとして魅力がないという意味ではない……いやそちらは最高にあふれているんですけど、前作の檀黎斗神を更にどす黒くした感じというか)
葛城がPVで語ったようにライバルであろうとしている、という感じは受けますが……それで何をさせたいのかが全く読めません。
まだ戦兎君が理性的だったからいいものの、感情に任せて殺しに来たらどうするつもりだったんでしょう……?
そして代表選の当日……修行パートの触り以降はYouTubeですね、わかります。
そこまで特訓しても大惨事不可避って次回予告が……まだ曇らせ足りないっていうのかぁぁぁーッ!?