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仮面ライダーエグゼイド 第14話
仮面ライダーエグゼイド 第14話「We're 仮面ライダー!」
俺がお前で! お前が俺で!
三十分でよくわかる多重人格(解離性同一性障害)の面倒臭さ。
現在の主人格≠本来の人格というのは現実にもよくある話ですけど、タダでさえ面倒くさいこの状況にブチこんでくるか。
◆僕は宝生 永夢です! 『M』は俺だ!
いきなりバリバリ戦闘こなせたガッガッガタキリバ! ってすごかったのね……(なおCG費用5000万/回)
予算と高岩さんに優しいけど文字書きには厳しいマイティブラザーズ。
裏を知っている社長からしても自分で自分にコブラツイストは呆れ……じゃなくて、予想外だったのか、早々に撤収。
まぁ……予告で劇場版のネタバレが解禁されたので触れちゃいますが……永夢のバグスターが受肉したのと同義ですし、このまま仲間になるか潰し合ってくれればそれでよしなわけで。
◆あの男ねー、急にキャラ変わりだしたよねー
そしてこの衝撃の事実。
以前から天才ゲーマー『エム』と呼ばれる彼に違和感はあったのですが、気弱でいじらしい宝生 永夢の方が新しい……恐らくバグスター人格だったという。
前述の通り、我の強い人間が虐待や同調圧からの逃避で従順な人格をスケープゴートに作り出す、というのは割とよくあることですが……バグスターウィルスはそういうもんじゃないですよね。
ウィザードのファントム、ドライブのシフトカーのような個体ごとの個性で片づけていいものなのかどうか。
(ちょっと会話は見てみたいけど。ドラゴン、キマイラはいびられそうだけど、シフトカー組とはよろしくやれそう?)
◆飛彩さんなら、すい臓がんを取り除けるんじゃないですか?
そして当の永夢は……あんまり気にしてなかった。この辺も一種の伏線?
(『555』でたっくんがオルフェノクを見ても驚かなかった、みたいな)
それはさておき、白川医師を助ける方法ですが……まぁある意味、バグスターが答え教えてくれてますよね。
飛彩くん、ガチの天才だった。この年でその資格と実績って控えめに言って十年に一人の逸材ですわ。
(今回もしっかり成功させやがったし)
◆レーザー……力を借りるぜ!
エグゼイド、仮面ライダーになる。
……歴代でも重いバイクになりましたね、貴利矢さんの遺品。最初に使う機会が、彼の生前は仲違いばかりだった飛彩との共闘というのが、また。
バイクに特別な意味を持たせるという意味でも貴利矢さんの死は必然だったのか……そしてその力でも、レベル10のゾンビゲーマーには歯が立たないという悲しい現実。
レベル差という断崖絶壁はエグゼイドのフォームチェンジの難点の一つというか……レベル3や5は今後出番あるのだろうか。
◆超協力プレイで、クリアしてやるぜ!
永夢とM、二人の心が一つに!
『クソ運営殺すべき。慈悲はない』
初回、さっさと撤退したのは正解だったね……2回目かつ、こんだけ挑発かまされればこうもなろう!
分裂系は先に触れたオーズ(ガタキリバ)、ウィザード(コピー、ドラゴタイマー)と2期で増えましたが、また違う見せ方をしてくれます……具体的には武器。
ガシャコンキースラッシャー、動くまで誤解してましたが、1本だけなんですね。
使うエグゼイドとしちゃ不便な特徴ですけど、それがうまく見せるアクションになっているというか、協力感がすごい。
袋叩きか多VS多になりがちな分身系に新風を吹き込んでくれた感じです。
……ちなみにスペックの方は1体1体でもゾンビゲーマーのおよそ22%増し(ライフ除く)
オーバーキルにもほどがあるな、うん。
◆道理で2体に分離したわけだ……エグゼイド。お前はゲーム病だ
ここで冬映画のネタバレと合流。
永夢の秘密……それはバグスターウイルスの初感染者であり、現在進行形で保菌者(専門用語でいう無症候キャリア)ということ。
次回は大我先生が面倒くさい事を始めるようですが……なんとなく理由はわかる。
要するに『腸チフスのメアリー』なんじゃないですかね、今の永夢。やたらとバグスターと遭遇するのも、彼がウィルスを無自覚にばらまいているのでは……と。