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仮面ライダーゴースト 第29話「再臨!脱出王の試練!」
なんでだろう……『フミ婆は絶対死なない』みたいな思い込みがありました。
もう八回忌近いというのに、亡祖父の晩年が被って……心臓をわしづかみされたような苦しさが。
◆ようやく、眼魔の世界にケジメをつけることができました
龍さん、久しぶりの出番(ただし墓)
絡みやエピソードは少なかったですけど、墓参りの様子だとマコト兄ちゃんも結構付き合いがあったのでしょうか。
役者さんの都合もあるのでしょうけど、もうちょっと家族の過去エピソードは見てみたい。
ここまで焦点が当たるのは眼魔世界のことばかりでしたし……。
◆心が迷子になってるみたいだね、青春だね
振り切ったマコト兄ちゃんに対し、迷走真っ最中なアラン殿下。 フミ婆、英雄伝の方で衝撃的な過去が見えてきましたが……でも、因縁とか抜きでも同じように接しましたよね、この人なら。
前作ドライブではチェイスが振り切って加入、それをきっかけに剛が逆噴射って感じでしたが……孤立無援だった剛にくらべゴーストはフミ婆の存在が相当に救いになっています。
だからこそ、退場してしまう事になるのか。彼女がいるとそこだけで完結してしまうから、なのか。
◆死んだ人間に会おうと思えば、お前も不幸になる
で、ようやっと天空寺のターン。久しぶりっすね、このクライアントが訪ねてくるパターン。
死んだ人間を見たという宇佐見……じゃない、白井ユキのお言葉にフーディーニ怒りの憑依拘束プレイ。どこの企画ものAVだよ!?
いや、スケプティックの大御所としての顔まで扱ってもらえたのは大変嬉しいですけど。
(ネット界隈だと『死因:腹パン』のが受けてたけど(禁句)ちなみにこの人、弟がいるので冗談抜きでフーディーニーサンだったりする)
というか、あなた。死んでゴーストになれたら連絡するとか家内にいってませんでしたっけ?
もしかして眼魂になってたから連絡できなかったとか、そういうオチなのか。そうなのか。
◆ここは任せて……入れない!?
ユキが父を見たという先はやっぱり怪しいディープコネクト社
今週も御成が全て持って行った感……いやタケル殿の影が薄いのではございませんぞ、御成が濃すぎるだけであって……ですが、久々にゴーストの設定が生きた感。
ここのところ失態続きのイゴールですけど、しっかり用意してましたか、対ゴースト用結界。
コレがあるということはゴースト=眼魔を理解している=黒確定ってことなのですが……ここまで侵入された時点で実力行使の時間ですわな。
しかしプラネットはまだしも、インセクトに斧とはずいぶん懐かしい顔ぶれ。
そういえばイゴールの斧眼魔コートはバリア使わなかった感じでしたが……固有能力だったのか、現状ならごり押しで破れる程度だったのかな?
◆そんなに難しく考えるものじゃないよ
変な所で御呼ばれしてしまったアラン様……マコト兄ちゃんもだけど、この人も義理堅いですよね。
まぁ居候だしと言えばそれまでなんですけど……フミ婆の言葉は直前のタケルとフーディーニのやり取りにもかかってくるようにも聞こえます。
迷いや衝動は責任とか理屈じゃないんですけど、そういう時に限って感情の矛盾が許せなくなったりするもので。
(タケルを叱責するフーディーニ自身もそんなでしたよね、スケプティックになっていった流れは)
本当はもっとゆっくり考える時間があればいいのですけど、そうはさせてくれないのが特撮作品、ライダー作品の常……
◆今の……なんだ!?
そして今週もう一つの異変。
ガンマイザー戦でも異常を訴えていたタケルですが、今度は……これは、何なのか。
変身解除後、マコト兄ちゃんに触れた瞬間に過去の記憶が流れ込んできたような演出。
これもガンマイザー絡みなのか、あるいはまったく別のところにあるのか。
『怪人とヒーローは表裏一体』というのは平成ライダー共通の裏テーマのようなものですが、この変化は眼魔との関わりも見えないのが怖いというか、不安。不気味。
タケル自身、既にゴーストという意味では眼魔と同質なのですが……まだ先があるとして一体何が出てくるのか?
このゴーストの怖さって都市伝説や怪談に通じるものがある気がします。何かが起きるのはわかっているけど、何が起きるかはわからない未知の怖さみたいな。