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仮面ライダー鎧武 第47話『変身!そして未来へ』
仮面ライダー鎧武、堂々完結!
紘汰のいう『やり残したこと』が今週の全て。いや本当にきれいに色々と残った話題を回収されました。
光実君、なんだかんだで彼も主役の一人でしたね。いい男になりました。
◆ヘルヘイム消滅より7ヶ月後
物語は前回より半年後。
我々の感覚でも、たった1年かそこらだったんですよね……光実の振り返る当時がえらく懐かしい。
光実もそうだし、紘汰も……こんな幼い顔立ちだったんですよね。なくなってしまった二人の笑顔が無性に眩しい。
兄さんはなんだかんだで再就職できたようで、まだまだ忙しい日々。紘汰に頼まれたものの、弟との微妙な距離が歯がゆい。
けどシャルモン二号店の様子を見るに、皆に助けられて少しずつ近づけてはいるのかな?
凰蓮さま(そういえば正体バレしてましたね、メロンの君)や城之内君との絡みはなかなか見れなかっただけに新鮮で、なんだか微笑ましいです。
◆私の事を忘れたか? コウガネだよ!
※みんな夢オチだと思ってます。貴虎兄さんはガチ初対面です。
……あ、うん。そんな人いたね。すっかり忘れてましたわ……ってか、生きてたのかキサマ。
でもまぁヘルヘイム(フェムシンム)の悪意の象徴としてはこれ以上にないラスボスですわな。
ドライバーは廃棄済、ロックシードもなしでは貴虎兄さんや凰蓮さまでも歯が立たない。
相手に加え、状況まで最悪な事態に立ち上がるのは……
◆まだ残ってるロックシードはあるんだよ
初瀬ちゃんがああなったのは、きっとオレのせいだ……だからこれは、俺の罪滅ぼしでもあるんだ。
城之内君……遂に真実を知り、自分以外のために立ち上がる。
戦果はパッとしなかったですけど、再び仮面ライダー黒影の雄姿を見れた……それだけでも十分すぎるほど。
(正確にはトルーパーなんですけど、ここは情緒優先でいいですよね。東映公式にもあるし)
最初は『何だこりゃ』だった彼が、ここまで話の中核にくるとは。凰蓮様と二人、最後まで意表をついてくれました。
もうあの人はいない。だから僕たちがヒーローにならなきゃいけないんだ!
そしてミッチ。久々にして、本当の最後の変身。相変わらずのガムシャラ突撃スタイルは見ててはらはらさせられますが(汗)
きっちりとヒーローを演じ切りましたね。
最後は助けられたものの、コウガネが策を弄されなければ自力で勝ちにいけたし、そこで手を止めて敗北できた。
それは光実が完全にヒーロー側に戻れたってことなんだと思います。だから紘汰も助けにきて、姿を見せてくれたのではないでしょうか。
紘汰は帰ってきたのでなく、やり残しを片付けて舞と旅路に戻っていく。
この世界はもう大丈夫だと、今度こそ安心して旅立てたと思いたいです。
1年間ありがとう。スタッフの皆様、おつかれさまでした。
◆そして時代はドライブへ……
この男、刑事で仮面ライダー
鎧武とは違った方向での異色作、仮面ライダードライブ
ドライバーじゃねーかって声もありますけど、そこは電車もありますし。
極論を言えば、F-4(戦闘機)乗りだって『ファントムライダー』って通称ありますし。
個人的に、最大の異色箇所は刑事=体制側組織の人間ってことじゃないかと思います。
カブトや響鬼など秘密組織に属したライダーは数多くいましたが、主人公が公的組織というのはおそらく初。
(強いて言えばアギトの主役三人とされた氷川さんですが……アレも作品名は『仮面ライダーアギト』で、メインはアギト=翔一くんですし)
アウトロー・ヒーローを基本とした仮面ライダーを体制側として、どう見せてくれるのか……楽しみです。