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仮面ライダー鎧武 第18話『さらばビートライダーズ』
サブタイトルはビートライダーズが『さらば』じゃなくて、戒斗の心境だったわけね。成程。
話数的にこの空気で終わらせてくれるとは思えないけど、普通にいい話ではありました。
◆もう一度、一から始めるの
人間関係も去ることながら、風評のほうでも追い詰められていくビートライダーズ。まだ二クールも終わってないというのにえらいピンチな空気です。
この絶望的な状況に舞が打ち出したのは合同ダンスイベント……すなわち、バトルを捨ててダンスに回帰すること。
正統派のアピールとしてはシンプルに効果的ですが、そうなると問題は二つ。
もちろん一つは契約的にも個人的にも面白くない凰蓮様(と、
そして……バトルを過熱化させた元凶の一つ、チームバロン=戒斗。
◆俺はチームバロンを抜ける
チームバロンのアジト……すっかり広くなりもうした。
もうチームというかトリオ・ザ・バロンです。力で押さえつけてた反動がくれば、まぁこうなりますわな。
視聴者視点だと悪巧みしては自滅する姿は生暖かく見れますが(酷)、当事者たちからすれば戒斗は疫病神以外の何物でもないわけで。
そして戒斗自身も遂に『ビートライダーズは手段に過ぎない』とうそぶきチームを脱退……なのですが。どこまで本音なんでしょうね。
ダンスがしたいというペコの言葉を否定せず、また去り際にザックに戦極ドライバーを渡していくあたりに色々なものが感じられます。
……肝心のロックシードは手持ちのクルミ(ランク【C+】……冗談みたいですがグリドン(B)より下)を使わせるあたりは、戒斗らしいですけど。
そこから先は自分で頑張れ、ってことですかね。
◆俺は信じてるぜ、お前たちの情熱を!
妨害にもめげずはじまった合同ステージ。
小技も駆使した凰蓮さま、手際はよかったのですが……いかんせん情報戦で失敗してしまった。
DJサガラの助太刀もあり、大々的なアピールが返って
『理不尽な大人VS立ち向かう子供』『強大な相手に挑戦する勇気ある弱者たち』
という、実に日本人好みの舞台を作り上げてしまった。今回、ブラーボが負けたのは、力以上に『世間の空気』だったと思います。
(あのまま戦闘で勝利していてもブラーボに『弱い者いじめ』の悪名がつくことは確実。報道された時点での敗北ともいえるかも)
戦闘に関しては、城ノ内君との連携プレイや変身妨害(失敗したけど)など、いい動きしていたんですけどねー。
……城ノ内君が捕まって裏切りやがったのも敗因の一つか。彼、生きて帰れるといいんですけど。性的に。
大勝利の帰り……遂に戦闘参加のプロフェッサー凌馬=デュークですが……まぁここは来週で。
予告から既にイヤってほど暴れてくれてますしねー。