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仮面ライダー鎧武 第1話『変身!空からオレンジ!?』
例年より一月遅れではじまった平成第二期六作目。
まだ今週は説明回というノリですが、がらりと雰囲気を変えてきましたね。
一期のライダーバトル路線は龍騎より先、迷走を続けてましたが……さて二期ではどうなるやら。
◆天をとる。世界を己の色に染める。その重荷を君は背負うか?
重厚なナレーションに重く低いオープニングテーマ。
このあたりから『いつもと何か違うぞ』という雰囲気で……ウェブ界隈では虚淵脚本に注目がいっていますが、番組は脚本だけで作れるものでもないわけで。
虚淵氏の登用も含め、製作方針として明るい路線を一転させたいってことなんでしょうね。
一期混迷期をリスペクトするような流れは全体の方針ということでいいのかな。
◆誰だって、どんな時だって、戦うことはできる!
葛葉 紘汰、悩めるニ十歳。
遊びは卒業とダンスチームを抜けて働くも『姉を安心させたい』以上の具体的な夢は見つからず……性格的には真司君系ですかね。
彼がダンスチームを抜けた理由は今語られただけだったのか……は、今後明らかになるとして。
今のところは『偶然力を得てしまった(人のいい)一般人』か。
二話の予告を見るに、暫くは失敗を繰り返しながら学んでいく成長型になりそうですね。
◆お前が居なくなってからストリートの様子もすっかり変わっちまった
インベス、ロックシード、ダンスチームの争い。ひとしきりをまず見せたところでゆっくり解説タイム。
沢芽市は巨大企業ユグドラシル・コーポレーションによる計画都市で、そこでは最近インベスゲームがストリートで幅を利かせていいる。
流行っている、といいますが……描写では世間一般に認められているものではなく『チーマーの危険な遊び』という所でしょうか。
感覚としては『W』のガイアメモリに近いかもしれません。
では流行らせているのか誰なのか、ですが……まぁ仮面ライダーのお約束の一つですよね。行政や支配階級が敵というのは。
◆気を付けて、あなたは運命を選び取ろうとしている
本来の所有者だった裕也に変わり、返信することになってしまう紘汰……って、ここも龍騎リスペクトなのかな。
この手探りな変身に荒削りな戦い方、ずいぶんと久しぶりな感じで妙に新鮮。
(左君や晴人は一話時点でベテランだし、英司や弦ちゃんも相棒がいた関係で割とスムーズでしたしね)
このぶん投げ感と、それでも圧倒できてしまうという強さの見せ方も最近にはなかった感覚。
『空からオレンジ!』
の、インパクトでつかんでおいて、なかなか見せてくれる内容になりそうです。
次回は初ライダーキック。ロケット、ドラゴンときて次はパインとな……!?