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仮面ライダーウィザード 第52話『仮面ライダーの指輪』
前回のディケイドは!
って、始めたくなるぐらいにディケイドな特別編。
ウィザードのリ・イマジ世界にディケイドでなく、本来のウィザードが迷い込んでしまったという感じでしょうか。
脚本の會川さんには色々無茶ぶりだったらしいですが、少ない予算で実に楽しそうなのが……。
なんだかんだ苦言して、私やっぱりディケイド好きなんだなぁ。
◆『ここがウィザードの世界か』『いや、多分違うな』『そうか。だいたいわかった』
不思議な魔法石に吸い込まれたと思ったら、のっけからこの調子である。
おのれディケイド!(狂喜乱舞)
冒頭でもちょっと述べましたが、ここはウィザードのリ・イマジ世界……要素を凝縮したデフォルメ世界なんでしょうね。
さくっとリングを使って晴人すら突っ込めてませんでしたが、ウィザードライバーをつけた少年少女が、この世界のハルトとコヨミで。
成長すると怪人に変身する世界で、それに絶望しかけているというのはファントムとゲートのオマージュ。
……皆が超常の力をもって、超越者が支配する世界というのは劇場版ウィザードに近いのかな。
◆十四人目の仮面ライダー、コネェ~クト!
魔法石の世界の支配者、魔人アマダム。
思わせぶりな名前ですがクウガとは特に関係しないようで。
(来週のゲストの候補にクウガもあったらしいので、その名残?)
晴人が軽く触れていましたが、魔法石と空間は時間と空間をある程度超越できるっぽいですね。
キマイラ消失前の攻介君が巻き込まれたというのは考えたなぁ、と。
能力(と、強大さ)を説明し、離脱後即復帰というご都合主義にならず、かといって別人でもない。
元来がヒーロー気質だから、巻き込まれても不自然さがないんですよね、攻介君。
彼をサブライダーにおいたのはなかなか、ウィザードの妙だったと思います。
◆今、『誰か助けて』って……待ってろ!
迷いながらも世界を守ろうとする晴人たち、助けを求めるハルト、更に怪人の混沌とした戦場に参戦、仮面ライダー鎧武。
変身者の葛葉紘汰は……台詞もまだ一言二言、というか鎧武も通常武器くらいしか使っておらず、外見以上の能力は未知数ですな。
例年の映画ゲストだと独自能力をガンガン見せるスタイルだったので、ちょっと拍子抜けかも。
彼に限らず、ちょっと戦闘は予算の厳しさが見える感じでしたね……。
とはいえ、クロックアップと通常時間の同時戦闘とか、フォームチェンジコンビの共闘とか、見たい/見せたいものを頑張っている感じはありました。
(CGに関しちゃ、むしろこの予算でこれだけ魅せられるようになったのか! って気持ちも……カット割りなしのクリムゾンスマッシュとか、地味にすごいですよ)
◆次回の仮面ライダーウィザードディケイドは!
『世界の壁を壊せ!』
『通りすがりの仮面ライダーだ!』
……もうこれだけでお腹いっぱい。
この状況を破壊できるのは世界の破壊者(本物)しかおるまいさ!
仮面ライダーウィザード最終話にして、ディケイド・ウィザード編。
次週クライマックスですよ!