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仮面ライダーウィザード 第51話『最後の希望』
仮面ライダーウィザード、完結!
W、フォーゼ=相棒復活、居場所を守り続ける
オーズ、ウィザード=相棒消滅、新たな旅へ
と……第二期ライダーは1年おきでパターンになってる感じですかね。
そして次回からは鎧武……の前に世界の破壊者が乱入だ!
◆生と死を裏返す奇跡の石……僕はこれで……
これで人間になれる……と、いうわけではなくあくまで通過点なようで。
東映やテレ朝公式を見返すと、異形化で狂ったとかではなくこれで正しい結果だった模様。
賢者の石はあくまでパワーアップで、そこに魔力をためて初めて願いがかなうと。
魔力を集めるためにグレムリンの取った手段は実に単純明快。サバトなんて必要ない。ゲートを探して喰いまくればいい。
どちらが効率いいのかは謎ですが、彼の殺人鬼としての本性が垣間見えます。
◆私に力をくれたのが誰であっても、それをどう使うかは私が決めること!
攻介兄ちゃんだけに無茶はさせない。今度は僕が勝手にみんなを護る番だ!
オレの後ろに居る家族の為に、俺ができることを投げ出さない!
立て続けの絶望を前に、魔法使いたちは立ち上がる。
前よりウィザードは比較的きれいにまとまったと述べてきましたが……ここだけは、ここだけはもう少し尺が欲しかったと思いました。
助けてきた人たちが立ち上がり、後を継いでヒーローとなっていく。ここの盛り上がりは個人的にクライマックスに迫るものがありました。
もうこのまま続編化スピンオフでメイジ編を見てみたいくらい。彼らはこの瞬間に正しく『仮面ライダーメイジ』になったんですよね……。
きっかけはそれぞれにせよ、この諦めない正義が三人にあったからこそ魔法使いの資格は与えられたのではないでしょうか。
◆これは、俺の最後の希望だ
今度こその最終決戦。
インフィニティを正面から変身解除まで追い込むグレムリン、圧倒されながらも放つ最後の希望は……ここでまさかのライダーパンチ!
『指輪があるので殴りません』
↓
『指輪がなければいいんだな?』
この発想はなかった……いや、あってもここまで劇的に魅せる演出とか思いつきませんわ!
文字通り、身体の奥底までめり込む拳。最後までドラゴンさんはいい仕事をしてくれた。
そして……
人の希望を奪って……君はそれでも魔法使いなのかい?
人の心をなくしたお前は、人じゃないだろう?
仮面ライダーが仮面ライダーたる所以は異形の身体に宿した心にこそある。
ライダーパンチからのライダーキック、晴人の答え。最後までウィザードは正統派に仮面ライダーでした。
◆『どこかにいくんですか?』『ちょっと、ね』
少し長く、切ないエピローグ。
- 攻介君は譲を弟子にキマイラを探す旅へ(でもマヨラー育成はやめぃ)
- 真由ちゃんと凜子さんはゼロ課へ(新しい警察ライダーの誕生だよ! 素晴らしい!)
- 山本さんは猛士……じゃなく、新しい家族が誕生(でもきっと戻ってくるよね)
- 瞬平は輪島のおやっさんに正式に弟子入り(就職おめでとう)
それぞれが少し変化した新しい日常へ戻っていく中、晴人は新たな世界へと旅立ちます。
コヨミの姿はないけれど、その心は彼の中にずっと一緒にあるのでしょう……
◆ここは……何処ォ!?
※BGM:Journey through the Decade(inst)
『ここがウィザードの世界か』
……おのれディケイドォォーッ!?
俺は世界の破壊者だ、余韻だってぶち壊す!(※褒め言葉)
と、いうわけで次回から特別編でございます。
久しぶりの會山ディケイド、楽しみにせずにいられるか!