記事表示
仮面ライダーOOO 第48話『明日のメダルとパンツと掴む腕』
完成して終わってしまった……。
一年間、おつかれさまでした。そして世界はフォーゼへ。
◆前回の三つの出来事!
一.英司君、欲望に目覚める
一.アンク、本当の欲望に目覚める
一.しかしウヴァさんはいつも通りだった
ウヴァさん、この野郎……。
◆ゴミが……今までこんな奴らにてこずっていたとはな
ウヴァさん祭り、超継続中。
ウヴァさんが強いというか、他のグリードもこれくらい強かったのかもしれませんけどさー。
(これまでも完全体グリードは圧倒されつつも即死効果のガブリューで死中に活な状態)
しかしあんまり余裕こいていると……。
◆これが八百年前の王が初めて変身に使った十枚目……タトバコンボだ!
タトバ=十枚目、最終話にしてコンボの意味が明らかに!
圧倒的な力にガブリューを持ってにじりよってくる姿の絶望感は半端ない。
調子こいてたウヴァさんも二刀流でぼっこぼこ、そして遂に決まったタトバキック……!
◆ドクター、感謝するぞ!
……最後まで決めさせてくれないとか、ドクタァー!?
シリアスなシーンのはずなのにウヴァさんのお陰で笑いが止まらない。
ドクターに感謝しちゃうわ、メダル投入されて慌てふためくわ、何が始めるのかと期待させて逃げ出すわ!
ドクターの的確すぎるツッコミに、世界の終末が訪れる前に笑死しかけましたわ。
◆オレのメダルの事は、英司に言うな
TV本編でも、三人の手がやっと繋がりました。
もちろん、それは終わりの前の短いひと時なのですが……。
ひどく優しいアンクの言葉が胸に痛い。
◆欲望ある限り、何かが変わり、生まれる。
今日という日を明日にすることさえ、欲望だ
日常を締める会長の言葉は、作品のテーマそのものなのでしょう。
敢えて欲望というマイナスイメージの言葉を使いつつ、実はオーズってものすごく正統派ヒーローだったのかもしれません。
◆よき終末を
全てのグリードは粉砕した。残りはお前だけだ、ウヴァー!
……暴走してまで屑ヤミー作り続けるんですか、あんたって人は。
アンクさんにまで『笑うしかない』とか言われちゃうし!
しかしこの暴走体、暴走と言われつつ幾何学的な紋様を見るに、もともと意図して組み込まれた機能という気もします。
映画ではガラが破壊と再生を求めていましたが、彼とは別に世界の終末を望む錬金術士が何か仕掛けたとか……全ての真相は闇の中、ですが。
◆ビジネスですから
本質的に問題ではないとはいえ
(というか、物質をメダル化する能力ある時点で完全に無駄機能)
屑ヤミーの壁はけっこうな障害に。
戦うバースコンビ、そして里中さん。この人も意外とハードボイルドですよね。
感情に流されず自分の職務に忠実な姿。実は一番欲望を制御できている人だったのかもしれません。
◆今、俺の中には! 貴方を絶対倒せるだけの力がある!
オーズ、そしてアンクはドクターの元へ。
二人が全力でもまだ勝てないドクターに、英司君が切った切り札は相打ち覚悟のメダガブリューwith無限セルメダル!
それでも……それでも勝てないのか。
結局、ドクターの強さの源もわからずじまいでしたが……個人的には、やっぱり無限セルメダルをやっているんじゃないかと思います。
セルメダルの量は特に防御力に影響が大きいようですし。
(参考例:我らのウヴァさん)
◆お前がやれって言うなら、お前が本当にやりたいことなんだよな……?
そして切られる最後の切り札。
【タカ!】【クジャク!】【コンドル!】
アンクの声でのコールは不覚にも涙腺が……。
Wと違って声は聞こえないけれど、やっぱり彼らも二人で一人。
冒頭のタトバが究極のタトバなら、こちらは究極のタジャドルか。
会長の想定とは違いますが、八百年前の王が辿り着けなかった世界に二人は到達したのでしょう。
◆私の終末……私が、完成してしまう……!
【プテラ!】【トリケラ!】【ティラノ!】
【プテラ!】【トリケラ!】【ティラノ!】
ギガスキャァーン!
最後の最後、遂にギガスキャンの本領が!
ドクターに打ち込んだのはおそらく恐竜メダルの力そのものだと思います。
他のメダルが吸収されていく中、恐竜メダルだけはしっかり壊れる描写が入るんですよね。そしてこのドクターの台詞。
十枚の力を揃えることで欲望=無への回帰が一人で完成してしまった。
その結果があのブラックホールなのではないかと。
逆に言えば、壊れず吸い込まれたメダルはまだ何処かに散らばっていった可能性も……まさかのMOVIE大戦2012に続く?
◆お前がつかむ腕は……もう俺じゃないってことだ
さらば、アンク。さらば、人間に最も近づいたグリード。
一年、いや八百年間、おつかれさまでした。
……まぁ、MOVIE大戦でしれっと帰ってきそうな気もしますが。
……いつ帰ってきてもいいのよ!?
◆火野、捕まれ! 早く!
タジャドルという古の翼を失った英司を、カッターウィングという叡智の翼を背負った後藤さんが助ける……というのは一つの時代の移り変わりを見ているようでもあり。
後藤さん。彼もウヴァさんと共にオーズのオープニングを飾った一人でした。
やさぐれるとか誤射男とか言われながら、いいパートナーに成長してくれました。
◆いつか、もう一度……!
全てが終わり、そして火野 英司は旅に出る。
……仮面ライダーが力を失うラストは久しぶりでしょうか。
けれど、それこそオーズらしいようにも思えて。
ドクター真木の言葉も、ある意味正しかったんですよね。
ただ終末の先は新しい始まりだっただけで。
仮面ライダーオーズ。
Wとはまた違った趣で、一年間視聴してよかったと思える番組でした。
最後にテレ朝公式のメダルに思いを馳せて……お疲れ様でした!
◆俺の夢は、この学校の全員と友達になることだ!
そして。ハッピィバースディ、仮面ライダーフォーゼ!
次の怪人のモチーフは星座……つまり、蟹の時代か!?(違)