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仮面ライダージオウ 第6話「555・913・2013」
大人になった巧と草加、という感じの再開と共演が趣深い。
ファイズもオルフェノクもライブラリ映像だけなんですが、端々から『らしさ』が漂う構成はさすがとしか。
まだ色々物足りないって大きなお友達は補完計画にGO
◆乾巧だ、流しのクリーニングをやっている
(お出しされる西洋洗濯店の名刺)
本当かー? 本当に生きて暮らしてるのかー? ってなってしまう悲しさ。
園田先生も(写真だけだけど)生きてたので、怪人もライダーと同じで、存在が消えても元の人間は生き残る……って解釈でいいようで。
猫舌はそのままのようなので、怪人が絡む生還パターンは『事件はあったが偶然生き残った』と書き換えられると考えるのが無難でしょうか。
(生まれた時から怪人だった場合は……でも龍我も生還してたし、案外何とかなる?)
若干マイルドにさえ感じる二人ですが、本編で決定的にこじれたのがスマートブレイン絡みと正体だったので、その辺が流れると普通に青春ドラマしてたのかも。
草加よりたっくん(というか半田さん)の方が老成して見えるのは……なんでしょうね?
まだ三十半ば過ぎというのに半田さん、すごい貫禄。
◆どういうことだ? 何年たっても同じ姿をしているとは……
改めて調査を進めたゲイツ君が気づいたのは、アナザーライダーではなく草加に襲われていた山吹カリンの方。
冒頭の疑問からの
山吹カリンはすでに死んでいる……!?
という答えが、実にファイズ。
オルフェノクは再誕後も普通に年を取るので微妙に違うのですが
(むしろ技術的には『W』のNEVERに近い)
望まぬ復活というキーワードから、そうくるか!
◆お前の妄執はオレが断ち切ってやる!
※『首の骨が折れる音』は草加@村上さんリクエストとのこと。CSMカイザギアといい、何やってるの!?
もはや本人が進んでネタにしてきてますが、場所と状況は澤田@スパイダーオマージュな感じ。
(流星塾生で、力に溺れて犯罪に走りながらも、愛しい人を助けようとする……って、ほとんどそのまま)
そして当時からブレないくせに、すごい綺麗な草加に見えてしまうのは過ぎた年月のおかげなんでしょうか。
本編のあんな感じでも、二人とも生還して、これくらい年を重ねれば今回のように
「俺はお前が嫌いだ草加!」
「俺を好きにならないなら邪魔なんだよ乾!」
くらい、あけすけてくらいにはなったのかな……って。言いあいながら、割とまんざらでもなさそうな感じなのも。
本編だと思春期特有の複雑さもあって、本音と建前がねっとり混ざってましたからね……助けられても説明とかせず立ち去りますよ、当時の草加なら。
こんな二人になれるまで、生きた姿を見てみたかった。
◆救うさ。仲間のために投げうった、奴の十五年の歳月をな
アナザーフォーゼであり、アナザーファイズであり、アナザー澤田あるいはアナザー草加でもあった男という佐久間。
(公式の言葉を借りるなら、アナザー晴人でもある? この手の悲恋はよくある話ではありますが)
ソウゴが受け継ぎ、託された力でゲイツ、変身!
アーマーターイム!
(Complate)
仮面ライダー555!
(Complate)
仮面ライダー555!
……あれ、ファイズフォンXは?
って思いましたよ。ウォッチモードあるし、ドライバー連動で使うものかと。
ファイズフォンX、ギアボックスだった
ガラケーかスマホとかって次元じゃないです。可変マルチデバイス、って名称がしっくりきます。
コール一つでショットやポインターを召喚、装着出来て、そのままイクシードチャージも可能。
ファイズギアの弱点だった装着、操作の手間と隙が美しいほどに改善されている。
ガラケー型なのも納得……というか
『銃にギア制御デバイスを搭載した結果、往年のガラケーっぽい見た目になった』
というのが正しいところなのか。
大人の事情(玩具にしづらい)を置いておいて、ホロスクリーンやVR、ARが進化していけば、スマホの一面大画面こそ要らなくなる……って考えると、進化の方向性としてありかもしれません。
◆かくしてフォーゼとファイズの歴史は塗り替えられた
祝え、草加雅人の生還を!
ライダー大戦といい、仮面ライダー4号といい、改変された方が幸せになれる男たちって哀しいね……。
もちろん、本編がビターエンドだったからこそのIfなのですが、去っていく二人の姿は一時でも安らぎをと願わずにいられない。
そして次回、ウィザード編。
白石君は来られなかったようですが、さてどう演出するのか……
Connect Please.
……魔法使いってずるい。