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仮面ライダードライブ 第44話
仮面ライダードライブ 第44話『誰がハートを一番愛していたか』
ある意味遂に公式カップル認定?
裏切りそうとか、最強フォームの餌食になりそうとか言われながら、よく頑張った。
誰がこの結末を予測できたというのか。ブレンさん……。
◆この身体の構造、まさかこれが彼女の真実……!?
ブレンは不思議な踊りを踊った! しかし何も起こらなかった!
……振り返れば、これが彼の今回唯一、そして最後のネタ描写でした。
ここから先は土下座もヘタレもすべて計算のうち、そう思うと笑えなくて。
最後にいい笑いをありがとう。ブレンさん(涙)
◆避けられないかもしれませんね、第二のグローバルフリーズは
ここまで醜態続きだった上の方々ですけど、ここにきて優秀な姿が見られたのは本当にうれしい。
(まぁ最初から公的組織が全力全開だと仮面ライダーできないですしね……)
この危機を正しく認識し、ピコピコ君はじめ対重加速装備の更なる量産に着手していた手際の良さは褒められていいと思います。
問題はクリムとそのコピーの004が度を越えて天才過ぎたというだけで……はい。
仮面ライダー純:出オチ
速攻で切り捨てられる辺り、片岡さんからのリクエストだったんですかね? ライダー変身……最後まで本編に全然絡まないとか、こんながっかりなオチは予想できなかったよ!
市販品のメット&スーツの寄せ集めといえ、なかなかかっこよかったのになぁ、量産型マッハ。
先手を打たれてしまったピコピコ4号ともども、MOVIE大戦での出番に期待してます。
見てみたかったな、量産型マッハ部隊。
◆これが失恋、というものか。だがこの胸の痛みが少し誇らしい
描写はギャグだけどほっこりして、少し胸が痛くなってくる今週のチェイス劇場。
既に劇場版インタビューで上遠野君がふれたとおり、チェイスの運命は定まってしまっていたのか。
戦隊の死に場所さんことトッキュウ6号=明(ザラム)は持ちネタ化して生き残りましたが……彼の背景は重すぎたか。
◆004が開発したシグマサーキュラーだ
既に今更ですが……シンクロする本作ラスボス。ただ単体でグローバルフリーズを成すための機械、シグマサーキュラー。
これも擬態とはいえクリム・スタインベルトが製造したものであり……恐るべきことに本作、ライダー、怪人、ラスボスすべてに何らかの形でクリムが関わっており、その全てが彼のゼロから作り出したものなんですよね。
近年もドクター真木やプロフェッサー戦極、笛木と天才博士は数おりましたが、ロストテクノロジーや異界・異星の介入もない純科学力でここまでやったのは平成では彼くらいじゃないでしょうか。
そう思うと、仮面ライダードライブはベルトさんの物語であり、彼のあの最後も、また最初から決まっていたのかもしれません……。
◆ここだってタレコミがあってな
タレコミ名『ミスターX』
この時点で蛮野の介入を疑うべきだったのかもしれないですが、剛が使っていた=誰か匿名の協力者? という思い込みが邪魔をしたのか。
蛮野博士、技術はクリム頼りですが策士としては作中最強にして最悪で間違いないと思います。
(剛たちの母親の事が触れられないのも、あまりにえげつなくて書けなかった……のか)
そして恐るべきはやはりクリム=004。タイプトライドロンのベルトさんモードでも感じましたが、進化前でありながら最強フォームを相手取れるとか、作中最強といってもいい突き抜けた強さ。
ベルトさんの裏モチーフって(綺麗な)ショッカー首領とか大幹部とか、そんなのがあったのかも?
普段は表に出ない(出れない)シフトカー=怪人を率いる組織最強の人物、って。
◆さよならです、ハート!
先述の通り、最強最悪の策士、蛮野。
すべては彼の仕組んだ舞台で、彼は目的のほとんどを達成しました。
シグマサーキュラーの完成。クリムへの歪んだ復讐。
ただできなかったことはライダーとロイミュードの抹殺。それもただ一人、あのブレンの策によって。
やはり私は、優秀で、誠実で……
言えなかった一言こそきっと、オリジナルの杵田光晴ではないブレンさんを示したものだったのだと、信じて見送ってやりたいと思います。
さらば、愛しきブレンさん。