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仮面ライダードライブ 第２７話
仮面ライダードライブ 第２７話『詩島剛が戦う理由はなにか』
ようやっとというか、剛の伏線回収。この『早く言えよ』って感じは５５５～カブトあたりの第一期迷走期を思い出します。
この内憂外患、ある種の予定調和すら感じた鎧武以上に胃に来るというか……ぐふ。
◆俺は絶対ヤツを仮面ライダーとは認めない
たとえ同じシステムで変身しても、人類の自由のために戦っても、剛は決してチェイスを認めない。
何故なら彼はロイミュードだから……ここのところ、協調型のサブライダーが多かったので何とも懐かしい、でもないか。
（大先輩７５３が色々やらかす仮面ライダーキバはニコ動で絶賛配信中！ さぁみんなもイクササイズ！）
ただ草加、７５３といった先輩と決定的に違うのは……剛君、強さがなぁ。
いやサブライダーとしてスペックも活躍も悪くはないんですけど（これより下は地獄ともいう）、春映画の大惨事もあって悲痛さの方が表に出てしまうのが。
新装備のライドブースター、三人並んだ想像図と裏腹に一人孤立していくのが痛々しい。
◆紹介しよう。機械生命体分野のアドバイザーとして参加する能美さんだ
進ちゃんの方も明らかになった内憂がさっそく仕掛けてきました。露骨に、そしてえげつなく本気で。
公組織のヒーローを名乗ってしまった以上、ヒーローといえど組織にふさわしい振る舞いが要求される……久々に切れ者なブレンさんが戻ってきた感が嬉しいやら腹立たしいやら。
公式によると仁良課長、どうも素で騙されてるらしいというのがまた更に苛立たしい。
警察中心の物語だけに警察は優秀ではいけないのか……。
◆君は刑事をやめちゃダメですよ。お父さんの死が無駄になってしまう
ブレンもとい能美さんへの傷害容疑で進ちゃんは謹慎。
こういう時に自分の正義のためにやめてしまった、元刑事の方が仮面ライダーの肩書にはらしいのかもしれませんが、ここで本願寺課長のインターセプト。
やめてしまった方がライダーらしいのかもしれませんが、それはドライブではなくなってしまうか。
親父の死が無駄になる、という課長の言い方は彼とそして警察の理想、正義を守り犠牲となるのは警察だけであってほしいということか。
こう考えるとライダー大戦GP世界でライダー狩りをしていたのもわかるというか……本願寺さん、旧来の仮面ライダーには否定的そうですな。
（ライダー死すべき、ではなくてクウガの一条さんや貴虎にーさんのような自己犠牲精神的に）
ただ待てってだけではなく、しっかり対策とってくれる辺りは理想の中間管理職なのですけどね。
◆ロイミュードは悪だ。奴は人の幸せを奪う。だから俺が倒す！
それは一つの考え方だし、前述の通り先輩方にも多い……のですが、彼の問題は倒せてない事なんですよねぇ。
助けを求められてやってきた新興住宅地の事件、これがまるっと彼を追い込むためのものだったとは……ですが、今週明らかにされた正体を鑑みるとそこまでする価値がある人物なのか。
（同じ血族なら霧子を狙えよとも思いますが、最近動き出した００１の策と考えれば、まぁ納得）
人間と融合するロイミュードがもっとも力を発揮できる人間といえば、言わずもがな……。
◆霧子に事情は聞いた。俺に任せろ
断じて販促の事ではない。ないから！
ドライブは冒頭のみで変身不能、マッハは平常運航だしで、今週は完全に仮面ライダーチェイサーです。
まだ初登場補正があるとはいえ、ブレイクガンナーと信号アックスのコンボが恐ろしく強い。
変身と必殺技中に（繰り出す側が）攻撃するのはルール違反だろぉ！？ と、てつをネタみたいな叫びが出るほど。
変身バリアどころか、変身しながら殺しにかかってくる戦慄の仕事人ぶり、こちらも久々に死神らしい本気を見せてくれました。
……しかしそうなると収まりがつかないのが一人。
◆なんでだよ、進兄さん……なんで邪魔するんだよ！
もはや恒例行事ですが、ここまで痛々しいライダーバトルはそうない。
龍騎ＶＳナイトのサバイブとはまた違う辛さ……チェイサーのスペックを見ると更に泣けてきます。
もはやマッハは唯一無二ではない……最新最強でもない……仲間も、姉もこちらを見てくれない……そして自分はロイミュードを作った男の息子。
周りの想いはともかく、剛の心境としてはこんな感じですかね。見てて、書いてて泣けてきました。
今後のネタバレ展開見ちゃったせいもあるんでしょうけど、あまりに不憫じゃないですかね……？