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仮面ライダー鎧武 第31話『禁断の果実のゆくえ』
実に予想通り、やはりゲネシス勢の初犠牲者はシドでした。
ちなみに演じる波岡さんは俳優陣のいい兄貴分だったそうで、東映公式のオールアップで紘汰役の佐野と人のいい笑顔を見せてくれてます。
重ね重ね俳優さんってすごいなぁ……。
◆人間のために用意した知恵の身をそいつが横取りしたからだ。なぁ、ロシュオ?
キカイダーは帰っただけだったので、修羅場は絶賛継続中。
貴虎兄さんの前に現れたのはなんとサガラ……彼の立ち位置はヘルヘイムの守護者的な何かで確定ですかね。
今回、彼が姿を現したのはロシュオのルール違反……二つ目の知恵の実を手に入れようとしたことへの警告。
ただサガラの方も問答無用で違反者を滅ぼせるというわけでもないようで……交渉の結果、ロシュオが差し出したのは『鍵』のロックシード。
そういえば露骨に鍵穴の開いたロックシードがありましたよねぇ……(棒読み)
ここまで全部サガラの掌の上、ってことなんですかね。これは。
◆敗北した弱者を潰す! それこそが勝利者の証!
デェムシュはモモさんというかグロンギ思考の人であったか。
さすがにフェムシンムの滅びた原因全て押し付けられるのは可哀そうですけど、彼みたいな考えが主流になって滅びた……って意味では間違いじゃないか。
勝つのが好きという割には今まで手加減してたのか、前回は互角だったバロンにジンバー鎧武が加わっても状況は劣勢……そこ、補正が切れたとかいってあげない。
大暴れなオーバーロードにユグドラシルも動きますが……仰々しい名前の割にしょっぱいぞ、マスターインテリジェントシステム。
要するに市内のジャミングと戦術データリンクをまとめたものなのか……本来、貴虎兄さんが使うべきものだったんでしょうね、これ。プロフェッサーの指揮能力じゃ生かし切れてない感じ。
ハカイダー、せめてキカイダーがあと二週間残っててくれたらなぁ。
◆もう誰の言いなりにもならねぇ! 舐めた口はきかせねぇ!
俺は……人間を超えるんだ……!
仮面ライダーシグルド=錠前ディーラー・シド、死亡。
予想通りの展開でありましたが、こうもあっさりとは……戦闘もさることながら、あんな見え見えの罠にはまるとは。
何度も書きましたけど策を弄する割に詰めが甘い……ゲネシスドライバーの力で調子に乗り過ぎてしまったのか。
その最後の言葉は、劇中で描かれなかったコンプレックスが凝縮されていました。
力を求め、挫折して……かといって世間との折り合いもつけられず大人になってしまった結果がこれなのか。
強さの意味に悩むビートライダーズとの対比、なかなか考えさせられる最期でした。