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仮面ライダー鎧武 第30話『赤と青のキカイダー』
ほぼキカイダー REBOOTの前日談、なのですがプロフェッサー凌馬を中心としたユグドラシルの裏話としても面白い話。
28話を見るにプロフェッサーは元から危ない人だったと思ってますが、最近の豹変は『ハカイダーの後遺症』って見方もできて興味深い。
◆時は2週間前にさかのぼる
と、いうことで今回は完全に幕間話。先週ラストのアレはなんだったのと言われると、ミスリードも駆使した完璧な引き逃げ。
(そういえば虚淵さんの得意技でしたね、この手の叙述トリックは)
そんなわけで、呉島兄弟の裏切り事件とかは発生前。強いていえば光実くんが少し機嫌悪いな……というくらい?
今週の脚本は毛利さんなので、クセによる違いもあるのかもしれませんけど。
◆独創的なデザインだと思わないかい?
紘汰くんはジロー=キカイダーを拾い、ユグドラシル(というかプロフェッサー)はダークからハカイダーを預かり物語は動き出す……というのが大筋。
まさかプロフェッサー、しれっと脳移植までやっちゃうとは……移植した脳の人格で動くあたりはギルハカイダーっぽいですが、映画本編では光明寺博士の脳に落ち着くようです。
(この後でハカイダー側の人格ユニットが搭載されるのかな?)
出落ち気味でザックが酷いことになってましたが、今作のキカイダーのスペックは本当に素様じい。
ジロー=キカイダーが既にOVAのハカイダー並、ハカイダーに至っては響鬼さんやアギトのシャイニングに匹敵する超性能。
(素のキック力で50t弱……鎧武の必殺技並)
これは誰でも死ねますわ……スイカアームズを蹂躙するハカイダーショットには久々に凶悪な銃火器を堪能させてもらいました。
(火縄大橙DJ銃? アレは『砲』って認識なので……ファイズブラスターみたいな)
◆紘汰、リブートボタンを押してくれ!
紘汰くん、キカイダーをも変えさせるとは。
今回はお披露目という感じですが、『REBOOT』のキモと言えるVFX部分は結構味わえます。
で、REBOOT版スイッチ・オン! ですが……最初に感じたのが『Wっぽい』でした(土下座)
いや正確にはWの方がキカイダーリスペクトなんでしょうけど、小札状のパーツに覆われて変化という点は本当にそれ。
こんな点もWってキカイダーリスペクトだったのねと妙に感心してしまいました。
(ただREBOOTだとジローの姿は立体映像で、映像を切ると本来の姿になる……つまり『人間変身解除』なんですよね。演出優先なのでしょうけど、ちょっと表現的には変かも?)
◆君は……誰だ?
そしてお互い、本編へ。
REBOOT……再起動のとおり、正常状態に戻ったジローは沢芽市の記憶を失ってしまうと。うまいこと繋げましたね。
この手のロボットとの交流物ではお約束の悲劇演出ですけど……こういうのには弱いですね、わかってても。
昨今は作品枠を超えた共闘の機会も増えてますし、もし出会う事があったら思い出してほしいものです。ひと時だけでも。