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仮面ライダーウィザード 第39話『ピッチの忘れ物』
色々と伏線消化へ向けての積み立て回、というか……何かこう、すっきりしない感じ。
やるべき時にやるべきことがされてないというか。うーん。
◆あんたの為に作るのは、もう断る
いよいよ動き出した白の魔法使い=笛木(仮名)
ここまでの不信感にきっぱりと断るおっちゃんですが……悩みながら、結局作っちゃうのね。
晴人のためと同時に職人のサガ的なものもあるのかもしれませんな……いい素材を見たら何か作りたくなるのが職人ってもので、そんな時は使い道とか考えなくなっちゃうんですよねぇ。
◆和也は全力で俺が守る
それが魔法使いになった自分にできるたった一つのこと。晴人君、行動原理は本当にたっくんなんだなぁと再確認。
ただ残念なのは直美がひたすらにイヤな女で終わっちゃったことで……一人で空回りしてトラウマ抉り倒して、ちょっと協力したので許されました……みたいな感じは……うーん。
アクが強すぎて中心のはずの和也までかすんじゃった感が否めません。
もう少し演出を抑えるか、彼女を中心において劇的な改心を描いた方がよかったんじゃないかなぁ。
ダメなツンデレキャラの典型を踏んでしまった感が至極残念。
◆ファントムを増やすことにそれほど面白味があるとは思えんがなぁ……
けっこうな強さと伏線を見せたバハムート@勝村さんでしたが、気づけば流れ作業敵に終了。
インフィニティ登場後の圧倒ぶり見てると、本当に
『何でもっと早くインフィニティ使わないの?』
と思ってしまいました。
ブレイドキングフォームやオーズプトティラのようなリスクが明示されてればわかるんですが……そういう設定、ないですよね。
圧倒されながらも滅多打ちに耐える防御力や、ある意味メデューサ姐さん以上にファントムの真相に気づいてた雰囲気など面白いキャラだったんですが……。
全体的に今回は詰め込み過ぎって感じがしました。一つ一つの要素を抜き出せば面白い話を幾つも作れそうだなんですけどねぇ。