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仮面ライダーウィザード 第３４話『人気モデルの裏側』
裏側と言っても若菜姫＠Ｗを見た後なら、これくらい余ゆ（土偶バスター炸裂）
こほん。『悪の体に正義の心』を仮面ライダーの定義とするなら、今のソラは仮面ライダーに近しくも異なる者というところ。
Ｖ３でのライダーマンに始まり、この種のキャラクターは死と引き換えに仮面ライダーの栄誉を得るのが定番ですが、さて彼は……？
◆お前たちに渡した魔法石、アレの出所がわかった
お久しぶりです、木崎さん！
学園潜入でもちょこっと出てた気はしますけど、それでも十話ぶりくらいですかね。
クウガ～アギトやＷほど密接ではないものの、地味に裏取りは続けてくれているようで……凜子さんがよこす情報とか、割と彼の手が回っているのかも。
今回、直に依頼してきたのは風の魔法石の出所の件。
十一話の回想では上司の（故）片山刑事が何処からか持ってきたそうなので、死の前後の身辺について調査が終わったんでしょうね。
そして出てきたのは意外な……視聴者には予想の一つであった例の人物。
グレムリンこと滝川 空……滝○○という姓は初代の滝 和也から、ＢＬＡＣＫの滝 竜介をはじめオマージュでよく使われてきましたが、それを彼に当てたのは何か意味があるのでしょうか。
◆千明ちゃーん？！
この人の漢字、『千秋』だと思った人は正直に手をあげなさい……歳がバレますね、ハイ。
何気に最近仲のいい瞬平と攻介。晴人と組むことが多い凜子さんと分担が自然にできてきたのかな？
さて問題の千明ちゃん、ぶっちゃけ重要なのは『滝川 空の元顧客』って一点なのですが……アルゴスとの絡みでアイドルが楽だったのかな？
彼女の場合、自信過剰というか仕事熱心で余裕がないという感じが正しい気がします。
過去のアイドル系ヒロイン……若菜姫や美羽会長はＤＪや会長職など確固たる立場があったのに対し、売出し中というのもそう感じさせる一因かもしれません。
アルゴスの選んだ『美貌を壊せば絶望する』というのは正しいようでズレているというか……グレムリンの台詞と併せて、ファントムの短絡的な思考が強調された感じがします。
◆この子に……手を出すな！
そして渦中のグレムリン、滝川 空。
予想通り、彼は人間の人格を受け継いだファントムでした。
『僕だって好きでなったわけじゃない』
と叫ぶ彼ですが、今までの行動はファントム側そのものであり、人間の味方ではありません。
あくまで全ては自分の目的のため。そこが晴人たちとの大きな違いであり、仮面ライダーと怪人の境界線なのではないかと思います。
そんな彼が自分の身を犠牲に千明を助けた。その行動がどこからきたものなのか、そしてなぜ彼のような人物が生まれたのか。それが後編の肝になってくるのではないでしょうか。