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仮面ライダービルド 第11話「燃えろドラゴン」
11話目、役者さん的にはアマゾンズから2作目にしての変身!
当初よりバレバレな感はあったものの、収まる所に収まった心地よさがある龍我=仮面ライダークローズ。
サブライダーの登場時期としては『ドライブ』の仮面ライダーマッハと同格(11話顔出し、次話で本格参戦)ですが、こちらはドライバーが共用なため、本格参戦は更に後……下手すると近年最遅の2号ライダーもありうる?
◆お前がアイツとシンクロできれば、ビルドドライバーが使える
いつかこんな日があろうかと、作っておいたこの機能!
機能追加ではなく解放ということは、なんだかんだ言いつつ、少なくとも6話の頃にはその気があったのね戦兎くん。
(ここまで絶体絶命での変身は流石に想定外でしょうけど)
残された問題は龍我個人の問題……すなわち仮面ライダーの資格。
ガジェットモードに変形するドラゴンでも思いましたが、この辺は『カブト』っぽいですよね。
(というか、ぶっちゃけガタック……そういえば天才の相棒の苦労人という点も被ってますな)
◆ファウストはお前のものじゃない
素質あるライダー一味は殺さないがモブには容赦ない男、ブラッドスターク!
……さすがに正体がマスターの線はもう薄いか、少なくとも訳ありの味方という可能性はほぼなさそう。
じゃあ誰かという話は……東都を牛耳りパンドラボックスゲットでノリノリな所長に冒頭の一言、意味深な例の葛城巧の変身講座PV動画……
まぁ、前作の自称神みたいなのもいますし、葛城巧って奴の仕業でも『まぁありかな』くらいには思えそうですが、こちらもどうもしっくりこない。
人体実験に抵抗感がないほどの科学の狂信者が、あそこまで科学の意義をディスるかな、とも思えますし……現状で入りうる登場人物の誰を入れてもしっくりこない。
武器の通り、なんとも霧がかかった存在じみてきました。
◆お前をぶっ飛ばして、その面拝んでやる!
通報を受けて出かけてみれば、やっぱり罠です蝙蝠男。
……所長かスタークの中身が『みーたん命!』!とかハンドルネームで書き込んでるのを想像するとシュールですが、うん。
閑話休題、今週のにして最後の龍我くん最強人類無双……これまではボトルの力と言い訳できましたけど、なくてもヤバイじゃなですかー!
流れるように武器奪取して、スターク登場の頃にはガーディアン一掃済してキャットウォークから飛び降り……本当にヒトアマゾンスマッシュか何かなんじゃないのか、君。
本当にフィジカルは完璧、戦兎以上に仮面ライダーなのですが……問題はやはりメンタル。
一応装填までさせてくれるドラゴンくんはガタックより優しいのか、甘いのか……不発という結果と理由は一緒なんですけど。
◆これでこの国もようやく新たな一歩を踏み出せるか
敵の恩情も有難いほどピンチの連続なビルド陣営の裏側、ファウストと難波重工は着々と計画進行中。
パネルに収まるフルボトルは1枚10本、それが2つで埋まるまで残り3つ(ドラゴン、ロック、海賊と対になる○○)
目的達成まであと僅かとなった今、正体のばれたスパイは不要……どころか、下手すると落ち度関係なしで処分もあり得た滝川さん……詰めの甘さがここにきて、とは。
◆お前、なんでライダーになりたいんだ?
そりゃ仮面ライダーのレギュラーなんだから、仮面ライダーになりたいのは当然だろ!(ドラゴンパンチ)
ここまで来て尚、覚悟が足りないというのはなかなかキツい……と、思ったら。
戦兎くん、香澄さんから預かっていたのね。いつの間に、と龍我言いますけど、これけっこう早い段階でタイミング図っていたのでは?
言伝を知っていたと考えると、これまで龍我に送った言葉も納得できるものがありますし……渡さなかったのも、落ち着く前の龍我が願いを知ったら、暴走待ったなしですよね、これ。
私の事は忘れてください
……って。
今話こそが龍我の変身する時であり、それは同時に願いを知って受け入れる時だったのでないでしょうか。
◆力を貸してくれ……!
ナイトローグの罠と知りつつ、戦えないのを承知で挑む戦兎の元に、満を持しての龍我。
当初、初変身は
……に、なるかと読んでましたが、全く違った熱くも静かな変身。
たしかに願いをくみ取るなら、ここでその叫びは似合わない。むしろ叫ばないからこそ変身できたのだな、と。
※クローズの綴りはテレ朝公式のURLより。
Crossの訳語は様々ですが『受難』『交差』など意味深なものばかり……
で、その中にしれっと混じる『八百長』おい戦兎ォ!?
その圧倒的な強さも、満を持して……まぁ本番は初登場補正が切れた後ですが(禁句)
『こんなはずでは……!?』と言われるナイトローグ所長に『当然だろ』と言い返してやりたい納得の強さ。
前情報に『ボクサースタイルで剣とかいいのか?』って言われてましたが、雑誌情報によると彼の流派システマだそうで……そういえば劇中ではグローブつけてただけで、ボクサーとは一言も言ってなかった(汗)
何処までガチだったのかは不明ですが(軍・警察関係以外では武器の取り回しや殺人術はやらない……や、やってないよね?)
個別の技より肉体の取り回しの大枠を学ぶという流派なので、武器でも蹴りでもなんでもできるのは当然か。
ちょうどキュウレンジャーが拳法回でしたが、確かに比較すると龍我くん、特徴的な型(ポーズ)が変身や必殺技くらいしかなく、流れるように動くんですよね。
往年のドラゴンライダーキックを思わせる『ドラゴニックフィニッシュ!』も、凄いコンパクト。
もちろんポーズはあるんですが、あの低い姿勢、昇竜突破なライダーパンチかと。
演出的にパンチVerも今後見せてくれると思いますし、まだま期待できそうです。
◆そっか……私、捨てられたんだ
そっか……龍我、話に全然絡んでなかったんだ(涙)
話の中心もいかに変身するかで、完全に蚊帳の外でしたもんね、滝川さん関係は……。
(むしろ問い詰めようとした美空を邪魔してる)
この手の話は『なんで言わなかったんだよ!?』ってよくなりますけど、話せないうちに解決してしまったというのは斬新かもしれない(よくはない)
一応、スパイをしていた記憶は残っているようですが消去されたのはどこまでなのか。
次回は彼女の記憶を手掛かりに殴り込み……と、なるんでしょうか。