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仮面ライダーOOO 第45話『奇襲とプロトバースと愛の欲望』
オーズも残すところあと三話。
どシリアスな空気の中で徹頭徹尾笑いを取りに行くウヴァお兄ちゃん、その実力に僕は敬意を表するッ!
◆これまでのオーズは!
さよならカザリん。
ここからは毎週グリード一家が消えていくんでしょうな……。
◆これはカザリの? 奴はどうした?
嫌いな奴でもそれなりに思いはあるアンクさん。
けどそれ自体がグリードとしては異端なんですな、ドクター真木の弁だと。
そういう意味で、既にアンクさんは変わりつつあるんですな……結局、メダルじゃない何か(信吾お兄ちゃん)を犠牲にして、なのですが。
◆プロトバース発掘
どうせ敵が総攻撃を仕掛けてくるなら、こっちから奇襲した方がというのは実に正論。
守りの姿勢で悲劇になってしまった英司君の過去の経験も影響してるんでしょうね、これ。
バースは予想通り大破というわけで、引っ張り出されてきたのは赤いラインのバース二号……じゃなかったプロトバース。
CLOWsはクレーンアーム、ブレストキャノンだけと、どちらかというと力の伊達さん向きっぽいのですが……まぁ来週帰ってくるから入れ替わるのかも?
◆物足りないって顔してるわよ、アンク
あ、見透かされた。
メズール姐さんのアンクを見る目は羨望と同時に嫉妬、彼への苛立ちも混じっているように見えます。
自分の得られない欲望を得られるようになったアンクさんですが、彼は欲望を満たそうとしないという。
……おそらくアンクさんの欲望って『友情』というか『人との絆』だと思うんですよね。
実はすごくメズール姐さんと近い位置にいるんじゃないかと。
◆突撃、隣の真木ハウス
催涙弾ぶち込んで同時に複数方向からアタックとか、特撮にあるまじき本気ぶり……しかも主人公側がというのがすごい。
さすがに罠まではギャグ入ってますけど……ウヴァお兄ちゃん……(涙)
アンクさんのメダル取り込み、そして真木グリードと予想外の予想が重なり撤退となったオーズ組ですが、めざとい後藤さんの手でラトラーターセットを確保。
何より真木グリードの情報は得られたわけで、戦果としては十分ですかね。
◆いささか。いやかなり! 非常にまずいよ、里中君!
里中さんが残業許容するほど事態はまずい。
会長も心なしか焦りは見えているような……策はあるといった会長。
ここで里中さんに出された指令は、おそらく次回のあの人帰還に関するもの。
……量産型バース『軍団』とか斜め上じゃないですよね、さすがに。見てみたいけど
◆変わるもの、変わらぬもの
あれだけメダルに拘っていたアンクさんがメダルを投げ捨てるとは。
なくなって初めてわかるというか、かつての自分を見ているようでイライラするというか……それに戸惑いもあるのかも。
ともあれ、アンクさんがメダルを手放したことでグリードは全員完全体、に……
『俺のメダルが足りない……』
そうだね。一枚オーズが持ってたね。ウヴァお兄ちゃん……(涙)
◆あなたじゃ私は満たされない…さよなら、ガメル
メズール姐さん……結局、方向が違うだけでやっていることはガメルと同じだったのですね。
まとめ役を続けてきたのも『愛情』を演じるごっこ遊びの一環だったのか。
完全体となったメズール様が始めたのは人間を媒体に『自分の子供』を作ること……い、色々ギリギリだ。
◆灼熱コンボVS海のグリード
ラトラーターを奪ってきた後藤さんナイス!
の、はずが……パワーアップすると弱点も消えるとか、どこのRPGの世界ですか。
その威力はバイオライダーが実証済みの液状化攻撃、敵に回すと半端ない。
メズール姐さんは移動攻撃くらいにしか使わないものの、それでも実弾メインのバースは全く歯が立たず。
いやそもそもまず攻撃が当てられていないのか……。
◆そ、そうだ!
こんなこともあろうかとトラカン買っておいたんだ!
ここにきてまさかのトライドベンダー! 映画じゃ出番のなかったトライドベンダー!(焼殺)
グリード戦はプトティラで強引に押し切るんだろうと思わされただけに、これはうれしいサプライズ。
コンボ+ガブリュー+トライドベンダー、まさに総力戦な組み合わせで何とか一撃を食らわせメズール撃破。
カザリんもそうでしたが、完全体戦は短いながら色々と魅せてくれますな。
◆欲望は決して満たされない
だって、グリードだから……本当に救いがない。
もちろん、彼彼女らは悪の側にいるのですが、それにしても切ない。
できればグリードの側にも最終的に何らかの救いがあるといいのですが。
このままだと英司君たちがハッピーエンドでも、何か後味悪い最終回になりそうで……。