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仮面ライダーウィザード 第31話『涙』
その時、不思議なことが起こった!
(仮面ライダーBLACK RX ニコニコ動画配信記念)
味方は強化、敵も勢力図の塗り替えで、ウィザードもいよいよ後半戦突入です。
◆オレの魔力が……消えた……
魔力を失っても未だ使命感に燃える晴人……けどそれはただの焦燥。
輪島さんの的確な分析と助言は本当に近年稀に見る『おやっさん』だと思います。
敵味方に詳しいわけでもなく、戦闘力があるわけでもなく……けど、大事な時には経験を感じる的確なアドバイスで控えめに背中を押してくれる。
『命を救う事だけがコヨミを救うことじゃあないんじゃないか?』
……この言葉は傍観者たる輪島さんが言うから、晴人を動かせたのではないかなと。
◆あなたと同じさ。だって僕はグレムリンじゃなくて……
ファントム『グレムリン』ではなくて『ソラ』だから。
絶賛御仕置き中のグレムリン、起死回生の一矢。
前回、レギオンは精神を擬態元に引っ張られたファントムではないかという予想を話しましたが、どうもソラやワイズマンこそがソレっぽい。
頑なにファントムを人間名で呼び続けたのは同志を探していたため?
まだソラが人格的に人間だとすると、彼が賢者の石を求める理由は『人間に戻るため』なのかも……って、これじゃ鋼の錬金術師ですな。
メデューサを飛び越え幹部まで食い込むことに成功したソラですが、そこまでの間でどのような取引があったのか? その内容が今後の焦点になってくることは間違いなさそうです。
◆魔法なんてなくたって、晴人はみんなの希望になれる
大事なのは手段の有無じゃない。成そうとする意志。そしてそれに魔法は応える。奇跡という形で!
――心の強さで俺を蘇らせたか
――面白いヤツよ、改めてお前の希望になってやる!
ドラゴンさんの大告白キター!
……でも、実はこれこそがインフィニティ誕生の重要なキーだったのではないでしょうか。
今までは『晴人がドラゴンに要請→ドラゴンが応える』だった。それに対し今回はドラゴンの方から進んで晴人に力を貸した。
絶望の化身であるファントムに希望を与えるという奇跡を成し遂げたものが辿り着ける奇跡のフォーム、それがインフィニティ。
さて恒例のデザインですが……実に機能美。
涙石をモチーフにしたカラーできらびやかさを出しつつ、パッと見のシルエット以外はほぼ別物と言える改修ぶり。
肩パーツ、ローブの丈などアクションに配慮した事細かな変更はデザイナーの経験と本気を感じさせます。
心配だったアックスカリバーもカラーリングとアックスモードをハルバードに見立てたプロップのアレンジで、意外と違和感なく受け入れられました。
そしてストーリー的に肝心なスペックの方はというと、こりゃ白の魔法使いも焦りますわ。
以下、テレ朝公式サイトより……
ラウンドヘルム(頭部)=魔法による攻撃を無力化
シーレンズ(目)=加速状態を認識可能
インフィニットラングストーン(胸部)=魔法即時発動
アックスカリバー=みんな大好き加速能力を標準装備
魔力無効化と加速はレギオン戦でもちょろっと見せましたが……完全なるファントム・魔法使い殺し。
レギオンのアンダーワールド無条件突入が攻撃の究極なら、こちらは防御の究極といえます。
一方、身体能力自体はドラゴンと同じ~若干上程度で、Wのエクストリームに近い防御・見切り型の究極フォームと言えるでしょう。
そして……やはり出てくるのでしょうね。同じ魔力無効化特性を持った敵は。