機奏彷徨異聞-Charactor


機奏英雄

宇崎 鴎 Kamome=Usaki
(日本/高校生→自由民/18歳/男)
 本編主人公。現在受験戦争真っ盛りの高校3年生。出身は神奈川の外れ、兄・両親と同居での4人暮らし。
家の注目も優秀な兄と父に向いており『自分は世界に必要なのか』という悩みを抱えていた。
 高校まで剣道部に所属していたが目立った成績を残せず引退、
体育推薦も望めず、元々望んではじめた勉強でないこともあり受験結果は連戦連敗だった。
 数校目の不合格を確認しにいった帰り道、アーカイア・マナたちの自由民キャンプへと召喚。
当初は現世人として監禁されるが、奇声蟲が襲来した際のどさくさで実験中のキューレヘルトに乗り込む事となる。
 基本的に困っている人間をほおっておけない、悪く言えば貧乏クジをひくお人好し。
一見大人しそうな顔つきだが、まだ部活で鍛えられた体は健在。環境への適応力も高い。

ナイン・メイブリーチ Nine=Maybreach
(アメリカ(在日米軍)/トラベラー?/39歳/男)
 自称在日米陸軍伍長。召喚前は神奈川のキャンプ座間に勤務していたらしいが詳細不明。
手入れされていない短めの薄金髪、茶の瞳。そして性格を表に出したような軽そうな顔つきがチャームポイント。
本人曰く『母国より日本暮らしが長い』だけあり、日本文化の知識がやたら深い。
歌姫とは既に死別しており、たまたまケーファでマナたち自由民の領域に侵入したため拘束されてしまう。
 鴎とは神奈川在住同士で意気投合、英雄やアーカイアに纏わる知識を教えた。
「それがかっこいいかどうか」は彼の重要な判断基準の一つらしい。


自由民たち

メーヴェ Mowe
(ポザネオ/黄金の工房→自由民/24歳/女)
 鴎の宿縁となる歌姫。軟らかそうな言葉遣いと裏腹に芯の強い性格で自立自尊を重んじる。
技術者の性としてかマッドサイエンティスト的な部分があり、自らの技術に固執する所も。
 元黄金の工房の技術者であり、奇声蟲退治を機奏英雄のみに頼る事に危機感を覚え、
同士とともに自由民へと参加、歌姫用奏甲『キューレヘルト』を開発した技術者の一人。
 その思想のせいか、必要以上にアーカイア人だけで全てを行おうとするところがあり、
その頑固さと相まって周囲には危なっかしく見られる事も多い。
 自由民に身を置いた後は自らも歌い手として戦闘に参加するつもりだったが、
奇声蟲の攻撃で乗り手となるはずだったダーリエが負傷。召喚された鴎とペアを組むこととなる。
奏甲知識は豊富だが、歌姫としての能力は未開発でごく並。
 ややウェーブがかったセミロングの金髪に碧眼。弱遠視で度の薄い小さな眼鏡を愛用する。
スタイルは控えめで、白衣を纏った姿は技師というより研究者に近い。

ダーリエ Dalien
(ポザネオ/ポザネオ近衛兵→自由民/25歳/女)
 メーヴェと組んでキューレヘルト1号機を操るはずだった自由民の歌姫。
首都ポザネオと評議会を警備する近衛兵出身でメーヴェとは工房時代からの親友。
 メーヴェがポザネオを出奔する際、護衛に志願して自由民へと出向。
貴重な戦闘経験のある歌姫としてキューレヘルト1号機の乗り手として選ばれるが、
奇声蟲の襲撃で重傷を負い、戦線を離脱することとなった。
 戦闘能力はキャンプ内随一、鞭と剣の二刀流を得意とし歌術の才能もメーヴェ以上。
 明るい紅のソバージュ、紅茶色の瞳。相手を威圧するような長身(カモメとほぼ同身長)とプロポーション、
そして隠そうともしないタイトな衣服で、おとなしげなメーヴェとは好対照な印象の持ち主。

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