とことんるりるら!第3回
「せっかくだから俺はこの武器を選ぶぜ」
モニタの前の皆さん、こん○○は。
とことんるりるら!早くも第3回となった今回は楽しいお買い物……人間用装備についてを語ります。
せっかく大量にデータの揃っている装備品、使えないと思っても見方を変えれば意外な活路が開くかも?
ルールブックのデータから実際の武器についても交えつつ、早速はいってまいりましょう。
装備に関する参考資料
Ru/Li/Lu/Raはルールブックに装備のイラストなどがないので、イメージが湧きにくい装備というのもあるかと思います。
滝 瓶太郎SWORDS WORLD
(中世武器、中世考察。写真有)
和洋東西を問わず武器全般を写真付で扱っています。
また資料室では実際に武器を使った体験談や中世考察などが座談会として語られています。
Dragon's Lair
(中世鎧、中世食事。写真有)
中世の食に関してを扱っている数少ないサイト様。
D&Dメインのサイトですが、ファンタジー資料は他の世界でも役に立ちます。
WILDERNESS
(銃火器、近代兵器。写真有)
「MEDIA GUN DATABASE」は銃器に限らず現世武器の参考になります。
現代のレーション(保存食)についてもちょこっと扱っています。
個人武器に関する豆知識
個人用武器に維持費なし
奏甲用装備表と見比べれば気づくかと思いますが、個人武器には維持費がありません。
価格的にみると小さい事かもしれませんが意外と重要です。
奏甲用武器には維持費一つで武器の価格と同じくらいぶっとんでくのがありますから……。
個人用武器の現世知識は代用が効く
P.33にこそっとかいてあるのですが、個人用武器の「必要現世知識」は武器の使用スキルで代用できます。
これのおかげで奏甲用装備では使えないようなランクの装備(対甲ライフルなど)がけっこう使えたりします。
奏甲では補助武器のためちょっとしかスキルをもってないが……という人にはありがたいルール。
MAP兵器有
個人戦闘MAPでは《爆発物》《ロケット/ミサイル》は広範囲を攻撃できます。
このため、密集している奏甲に対戦車ミサイルなどをうちこむとなかなか愉快な光景が展開されます(笑)
奏甲相手でなくても個人戦闘ではかなり有効なので頭の隅に留めておきましょう。
(ただし絶対奏甲の《ロケット/ミサイル》は更に長距離・広範囲を攻撃するのでご注意を……)
攻撃力の偏差(バラつき)について
これは奏甲用装備でも同じですが、ダメージのばらつきは「掛け算>ダイス>固定値」の順に小さくなります。
ばらつき……専門用語では偏差といいますが、これが大きいと平均値が出ることは少なく、極大・極小は出安くなります。
逆に安定した……偏差の小さい武器は平均値を期待できますが極大ダメージが出る可能性も小さくなります。
例えばもっとも偏差の大きい地対空ミサイルの場合……確率1/10でビリオーン・ブリッツを一撃必殺できますが、
同じ確率1/10でラメラーアーマーを着た人間にダメージを与えられない事もあります(命中率・部位を考えない場合)
逆に比較的安定した対甲ライフルが地対空ミサイルと同じダメージを出す(対甲効果を考えない場合)のは、
1/10000、確率0.01%しかありません。しかし最低値が出る確率も同じく0.01%です。
皮で止めるか板金までいくか
まぁ攻撃力過多のこのゲームで回避力と防御値を交換するのはかなり不利な取引なんですが(汗)
防御値1点あたりの交換レートは板金ヨロイが1番高く(防御値1=回避5%、幻糸甲冑除いた場合)なります。
なので、購入するなら無難に皮ヨロイか、防御を信じて板金ヨロイのほぼ2択といっていいでしょう。
一応、板金ヨロイ+盾あたりまでやれば耐久力はかなり安心できるレベルになります、完全防御はさすがに無理ですが。
あと絶対奏甲に乗る場合も皮ヨロイ位はパイロットスーツのノリで着ておいた方が無難かもしれません。
奏座命中時など『ギリギリ1点』で救われる命ってありますし、けっこう(マーフィの法則)。
個別装備語り
スキルに続き、今回も装備個別に解説をやっていきたいと思います。
なお、II追加のマジックアイテムは今回扱っておりません。次回以降をお楽しみください。
個人戦武器
- ナイフ
- ナイフがないふ……(銃声)
奏甲用のものと違い、攻撃回数も少なく投擲できないため真っ向勝負での使用は厳しい武器。
最大の利点は隠匿性のよさと、戦闘以外への使用だろう。
ロープや布を切ったり目印をつけたり使い道は多いので、技能がなくても1本あると便利。
ショートソード- 小型のソード。ショートといっても全長70〜80cmはあるれっきとした片手剣。
威力は小さいが命中値はショートスピアと並んで手持ち武器随一。
携帯性もいいので護身用にもっておくならナイフよりこちらをお勧めする。
レイピア- フェンシングで有名な刺突剣。西洋では珍しく「剣技」が生まれた武器でもある。
たまーに誤解されますが鎧の隙間を打ち抜く武器でなく、鎧を着てない相手と戦うための剣です。
Ru/Li/Lu/Ra的には2回攻撃できるが筋力修正を受けられない微妙な武器。
命中率は悪くないのでやっぱり護身用?
シミター- ペルシア語でいうシャムシール。現世で使われた地域を考えてか、ファゴッツの騎士剣らしい。
武器としては威力を犠牲に当たりやすくしたロングソードという感じ。
威力と命中、どっちを重視するかでロングソードと選ぶといいだろう。
ロングソード- ロング……とはいうがやたらめったら長いわけでもない片手剣。ショートソードより拳二つ分ほど長い。
片手武器ではオーソドックスな性能で、そこそこ命中しやすく威力もそこそこ。……はっ、語ることがない(爆砕)
カタナ- それ以上でも以下でもない刀。何故か個人用のものはTL2まで登場しないが、何か理由があるのだろうか?
WEBをみていると日本人英雄の剣士は殆どがこの剣を使っている……気がする(おぃ)
同じ兼用武器のバスタードソードに比べ、当たりやすくダメージが安定しているという特徴をもつ。
バスタードソード- この剣のかっこいいイメージを作ったのはロードス島戦記だと個人的に思う片手半剣。通称『バッソ』
サイズはロングソードより更に拳一つ分ほど持ちてと刀身を延長したほどの大型剣。
片手持ち時はロングソードと互角の性能、両手持ち時はグレートソードより当たりやすく威力が低い。
実際に持ち替えながら戦う局面というのは意外とないので、両手武器の性能に着目するなら。
グレートソード- 通称『グレソ』。燃える漢の両手剣。本物は「ベルセルク」や「魔法戦士リウイ」に登場するようなバケモノ剣でなく、
全長はせいぜい1.5〜2m(ツヴァイハンダーは3m近いが半分は持ち手)、刀身幅も他の剣よりやや太い程度の剣である。
Ru/Li/Lu/Ra的には命中率が低く威力の高い、斧や槌に近い『当れば痛い』武器。剛力の偉丈夫に振り回してもらいたい。
ルーンソード- ヴァッサァマイン謹製の幻糸を織り込んだ魔法の武器。別名『金剛剣』。
奏甲用のそれとは違い、性能は2回攻撃可能なロングソードといった感じ。
文句なしに他武器より強いので使えるなら使っておきましょう。
竜鱗の剣- 竜の鱗から削りだされた剣……ってことはアーカイアのドラゴンは鱗も巨大なタイプなのね。
その威力は対甲ライフルを余裕で凌ぐ勢いだが、命中率は平凡なので過剰な期待をしてはいけない。
アクス- 与作はー木を切るー、へいへいほー……って、アーカイアじゃ木こりもおねーさん(おばさん)なのですな。
片手武器なので両手持ちのでかい斧ではなく、手ごろな大きさのハンドアクスといったところか。
日用品のせいか命中精度はやや劣る。偏差はロングソードより大きいので一発期待ならどうぞ。
バトルアクス- 両手持ちの戦闘用斧。アニメ等では両手剣と並んで馬鹿でかく描かれがちだが、そんなに大きいわけではない。
グレートソードからダメージ偏差と命中率を取引したような性能で、一発も外れも大きい。
命中させるにはかなりのスキルと白兵修正が要求されるので覚悟しておく事。
なお、ヒーローになりたい人は間違っても主武器に選んではいけない(まだいうか)
ハンマー- ひ・か・り・に・なれぇー!……ではなく、漢や女を鍛えたりトイレに行く時も手放してはいけない鍛冶士のハンマー。
データはアクスそっくりだが、偏差は更に大きい。でかい一撃に期待するならこっちか。
棍棒- 粉砕バットとか背中から出てくる金属バットとか、いわゆるソッチ系の武器。
一応、戦闘用のブラジオン(トゲ付棍棒)もここに含まれるんだろう。多分(自信なし)
ありあわせの武器だからか、完全にハンマーのダウングレード。使えるのならハンマーを使った方がいい。
杖- つえはつえぇ……(銃声×2)ゴメンナサイ、もうしません。
戦闘用ではない歩行補助用の杖の戦闘時データ。棍棒の説明がそのまま当てはまるが、所詮ありあわせの武器。
使えるならしっかりとした上位武器を使ったほうがいい。
ショートスピア- 片手でも振るえる1m前後の短めの槍……ただしRu/Li/Lu/Raでは両手武器扱いなので注意。
《槍/棒術》版のショートソードともいえる性能で、両手の分やや威力は高い。
ただし、これに限らず槍系は携帯性・隠匿製が最悪(手持ちで持ち運ぶしかない)なので護身用には厳しいだろう。
ロングスピア- 2m前後の標準的な両手槍。殆ど刺突専用であり、ぶんぶんと振り回して薙ぎ払うような使い方は難しい。
性能は命中しやすいアクスとでもいった感じで普通に使いやすい。携帯性を気にしないのならかなりお勧めの武器
ジャベリン- 投擲用のショートスピア……なのだが……何故か投擲できない……何故にWHYYYYY?!
曲りなりにもショートスピアなので片手で使用できるが、命中・威力共にロングソードのダウングレード。
投擲できればそれなりにつかえるのだが……こればかりはGMに許可を取ってみるしかないかも。
ハルバード- 斧槍と漢字が振られる事の多い長柄武器。派手で見栄えのする外見のためイラストや実物を見る機会も多い。
ハルバード以外のポールウェポン、グレイブやポールアックス等も同じデータで問題ないだろう。
性能は更に威力を重視したロングスピア。命中−5%で威力+3は結構おいしいかもしれない。
ランス- 多くの人が知っているであろう馬にのって突撃(チャージ)するための槍。
データは騎乗時以外も使えるようなので(『騎乗時のみ』の記述がない)、徒歩でも使えるオクスタンに近いのだろう。
片手武器でありながらグレートソードを超える威力をもつ最強の近接兵器。
さすがにちょっと強すぎる気がするGMは『攻撃時は相手に向かって移動しなければいけない』等とするのがいいだろう。
ショートボウ- 主に直接射撃(真直ぐに矢を目標へ射る射)用の小型弓。子供用玩具でよくある弓は大抵このサイズである。
2回攻撃に加え、射撃武器ながら筋力修正のボーナスがあるためロングボウを上回る威力をもつ。
負けているのは射程ぐらいの物なので、普通の弓使いはこちらをつかっておくのがいいだろう。
ロングボウ- 人の背丈ほどもある大型の弓。弓道やアーチェリーで使用されるあの弓である(機構はもっと原始的だけど)。
僅かな射程差以外、殆どショートボウに負けているため出番がなさそうに見えるが、
『威力固定のため筋力マイナスでもダメージが減らない』という意外な利点もある。
ただし槍と並んで携帯性、隠匿性は最悪なのでそのあたりは覚悟しておくこと。
クロスボウ- 現代でいう所のボーガン……ってルールブックの説明と変わらないし!(滅)
……ぇー、つまりそういうものである。類似武器に矢ではなく鉄球を打ち出す、
プロッド(JOJO的にはアイアンボーガン)という武器もあるが同データでいいだろう。
弓系ではもっとも命中しやすく、威力も高めだがダメージ偏差が大きいのと隔ターン射撃なのが欠点。
ちなみに矢はクォーレル(ボルト)という専用のものを使用するため普通の弓と互換性がない。要注意。
拳闘- 矢尽き刀折れた人間が使う最後から2番目の武器。当然最後の武器は『勇気』である(謎)
《格闘戦》スキルの解説でも書いたが最大の利点は最高の携帯性と隠匿性にある。
いざというときこれで戦える面子がパーティに一人くらいいると相当心強い。
ブラスナックル- 何故かTL2でないと手に入らない、古来から格闘マンガにおいて取り出したら負けが決定する武器。別名メリケンサック。
相手に「次のお前の台詞は『何でメリケンのことわかったんだ、この野郎』という!」等とされた日には戦う前から負けである。
……閑話休題。データ的には拳闘の威力を強化する武器なのだが、携帯性と隠匿性も減ってしまうのが難点。
上記会話でもわかるように(わかりません)、あまりいいイメージの武器でもないので無理にもつ必要もないだろう。
押さえ込み- 相手を傷つけずに捉えるための押し倒……もとい、押さえ込み技。
基本ルールブックのでは成功率が殆どないのでRu/Li/Lu/RaII15ページの「組み付き」ルールを使った方がいい。
ムチ- 戦闘用の鞭。よくSMなどの描写で使われている長いものでなく1mほどの取り回しやすい短鞭と思われる。
奏甲用のものと違い絡みつきルールがないため今ひとつ使いにくい……考古学者やお姉様のイメージ用程度か?
ピストル- どうでもいい話だが、厳密にPistolといった場合ATピストルだけを指すらしい。
もっともそこまで拘る必要もないだろうしデザートイーグルもニューナンブもひっくるめて同データだろう。
高めの命中率と筋力に依存しない威力、そして携帯性は護身用にピッタリだが使用には《現世武器知識》がいるのが弱点。
死地に赴く英雄が自分の愛銃を歌姫に……と、いうのはかっこいい流れだと思うのだけど。
マシンピストル- 機関銃並に連射できる拳銃……という解説はぴんとこない人もいるかもしれないが、要はフルオート可能な拳銃の事。
有名な所でいうとグロッグ18などがそれである。TL2で手に入る数少ない連射銃。
性能は完全にピストルの上位武器という感じで使いやすい良武器。
対甲ピストル- 信号弾発射機を改造した……と、いうと独のカンプ・ピストル(グレネード拳銃)が浮かぶのだが、
ロボットフリーク的には『装甲騎兵ボトムズ』のアーマーマグナムだろう。コクピット壊して奏甲奪え!
……冗談はさておき拳銃系では最強威力。もっとも全てを威力に注ぎ込んでしまった感じで命中精度は最悪。
半対甲武器であり頑張れば奏甲の四肢くらい壊せなくもないので、拳銃使いの最後の手段にはいいかもしれない。
マスケット- ウィズ7でアンパニにボったくられまくった身としてはあんまりいい思い出のない先込め銃(汗)
TL1で唯一購入できる銃器ではあるのだが命中率・威力共に奮うものがなく隔ターン射撃。
TLが上がれば上位武器が続々と出てくるのでそれまでのつなぎといった感じが強い。
ライフル- 現代のライフル……との事だが現在の小銃の殆どは突撃銃(アサルトライフル)だったりする。
ある意味こっちのほうがマシンピストルより古い武器かも……。単発なので恐らくセミオート銃なのだろう。
抜群の命中率と頼れる威力をもつTL2のお勧め射撃武器。弱点はやはり携帯性と隠匿性か。
スナイパーライフル- 狙撃用の単発小銃。ライフル同様セミオート仕様と思われる。ドラグノフ狙撃小銃やPSG1等が有名。
TL3で登場する最強の個人用ライフルであり、対甲ライフルの威力とライフルの連射性を兼ね備え命中精度は更に高い。
ただし対甲武器ではないため奏甲には全く無力。要注意。
対甲ライフル- 対戦車(対物)ライフルを改造した狙撃銃との事で、バレットライフルやシモノフのような対物ライフルとほぼ同じだろう。
性能は命中率を犠牲に威力を高めたライフル。当然ながら半対甲武器なので出目次第で奏甲の四肢ぐらいは一撃必殺可能。
欠点はボルトアクションなのか隔ターン射撃であり、その大きさと相まって対甲ピストルのようにほいほい持ち歩けない事。
奏甲戦の切り札というより最初から生身で奏甲をしとめる時に使う武器だろう。
ショットガン- シャーットガン!(メタルスラッグ風味)
イラストでクノッセが持っているせいか、自由民のフェイバリットウェポンという感じが強い、気がする。
対甲ライフル同様ボルトアクションと思われる散弾銃。当たりやすい散弾の割に対甲ライフルより威力は低い……何故?
威力は最高だが偏差も最高、隔ターン射撃とわかりやすいバクチ武器。
一発決まれば甲冑+大盾の上からでもHPを削りきれる最大火力は魅力的かもしれない。
サブマシンガン- 拳銃弾を使う短機関銃。2挺流すれば「トゥ!マシングワァン!!」である(しつこい)
実際は命中精度が悪く有効射程は50〜60m程しかないため、気になるGMは射程を縮めてもいいだろう。
データは偏差の大きいマシンピストルといったところ……って、まぁ似たような銃器なので当り前だけど(汗)
最大の難点は登場がTL3と遅く、初期スキルでの自動取得も難しい……という入手難度か。
アサルトライフル- ご存知アメリカ軍のM16やロシアのAK47等、単発・連射選択可能な自動小銃。
両手持ちになった事で威力が増加したサブマシンガンといった性能。
なお、奏甲用はTL2で手に入るが個人用はTL3が必要。まぁ《自動小銃》を初期取得すれば大抵ついてくるが。
重機関銃- ヘヴィィマシンガァン!……等といってみたがメタスラのアレは突撃銃っぽかったりする。残念。
むしろ同ゲームでいうとアレン軍曹がもってるようなどでかいマシンガン。
バルカン砲とかキャリバーとか20kg30kg当り前の品のため、旅人がもつには辛い武器である。
データをみると個人用武器で唯一の3回攻撃が目を引く強力火器。その攻撃数に惹かれるなら。
ロケットランチャー- ラケェットランチャ!(こりずにメタスラ)TL3にしてやっとこ登場する対甲兵器の大本命。
最大30ダメージを個人MAPなら範囲攻撃、奏甲に対しても減衰なしで与えられる破壊力は貫禄十分。
携帯性も08MS小隊でシロー・アマダが使った"LAW"を始めとして小型なものもあるので問題なし。
あとは1発打ち捨て30万という価格が高いか安いか……と、いったところ。
ヘルテンツァーやフォイアロートを1撃破壊できれば大金星な価格ではあるといっておく(笑)
対戦車ミサイル- 『誘導式』きっぱりさっぱりロケットランチャーとの違いはそれだけである。何で『対甲○○』じゃないんだろ?
データ的にもちょっと命中率が高くなって価格もちょっと上がった程度。
ただしミサイル系は誘導装置の関係かロケット弾に比べてやたらめったら重いので携行には注意が必要である。
地対空ミサイル- イラク戦争で何度となくニュースにも登場したスティンガーのような、携行型の対空ミサイル。
抜群の命中率と前二つを上回る破壊力だが注目のお値段は目ん玉飛びだす100万打ち捨て。
携行性も最悪(スティンガーは約16kg、全長1.5m)なのでおいそれと使えない(汗)
まぁ、これ1発でブリッツ落とせば超大金星ではあるのだけど……。
手榴弾- グネーイド(再びメタスラ)ルールブックでは投げやりな解説がされているが要は手投げ爆裂弾である。
Ru/Li/Lu/RaではTL2で手に入る唯一の個人用範囲兵器であり、こそっと白兵武器なので接近武器使いにも使いやすい。
もっとも基本の命中率が低いのであまり頼りすぎないように。
現実の屋内戦のように不穏な地域に投げ込んで安全確認……と、いうのが正しい使い方かも。
なお、ルールブックでは記述が抜けているが使い捨て武器と思われる。初期取得で3発ももらえるし。
対甲地雷- 地雷です。以上……ってそれじゃ説明になってない(汗)
直接攻撃に使えなくもないが基本的に設置用だろう。そしてPCは使うより食らう方が多いだろう。
なお、直接攻撃に使用した場合「敵の反撃→地雷の範囲ダメージ」とダブルダメージを受けることに注意。
時限爆弾- 基本的に対甲地雷と同じ事の言えるトラップ武器。
なお主人公側が設置した爆弾が予定通り爆発する事はまずなく、誰かが犠牲になる率と見破られる率が5割ずつである(謎)
……真面目な話をすると対甲地雷より必要知識が格段に高いので要注意。
- 投げナイフ
- 公式も投擲の問題に気づいたのか、ヴェスタの武器として初登場の投擲用ナイフ。
攻撃回数が増えたかわりにダメージに筋力修正が加わらなくなり命中率もダウン。
ただし白兵使用時は通常ナイフとして使えるため、コレを導入すると基本ルールのナイフの価値はほぼ0になる(涙)
当然ながらここの私家ハウスルール『個人武器の投擲』とは共存できない。注意。
初期型対甲ライフル、幻糸グレネード- 『PLの要望にあわせてダウングレード登場させた高TL』という共通点で同時紹介。
どちらもまぁ無難な性能だろう。これをそのまま使うより、ダウングレード時の基準としてみるのがいいか。
- 手持ちランス
- NPC、"吶喊"ミーアの武器として設定されたと思われる手持ち槍。性能は全体的にランスの廉価版といったところ。
これが存在すると言う事は基本ルールのランスはやは騎乗時専用なのか?
使用に筋力制限があるので、基本ルールのランスも徒歩使用可能とする場合は同様にした方がいいだろう。
たいまつ- 松明の炎です。……の、くせに1巻の幻糸グレネードに匹敵する威力をもつ。
魔界村と戦う白銀の騎士の武器セットに入ってたものなんでしょーか(謎)
普段から武器として使うことはまずないと思うが、一般的な炎のダメージの参考にはなるかも。
防具
- 小盾
- バックラーなども含む小型の盾。
盾のネックは携帯性だが、これぐらいなら障害となる事も少ないだろう。
戦闘スタイルにもよるが片手武器を使うならもっておいて損はない。あまり足しにもならないけど(汗)
盾- 普通の盾……絶対奏甲でいうとケーファが構えているような中型シールド。
取り回しにくくはなったがまだ回避に修正はないので、戦闘が予期される時に持ち出すというのがいいかも。
大型の盾- ラージシールド。奏甲の大盾にあたり、公式FAQによると固定しての使用が主らしい。
盾から防御値+1で回避−10というのは正直いただけないが《盾防御》が低くても使えるというのは利点。
ただ、これを普段から携帯するというのはかなり厳しいというのが……。
竜鱗の盾- 竜の鱗でできた魔法の盾。必要な《盾防御》Lvが高いのを除けば申し分のない性能を誇る。
抵抗修正にボーナスがあるというのもおいしいところ。手に入るなら遠慮なく使いたい。
部分鎧- 胸や四肢など要所を覆うだけの鎧、つまりビキニアーm(銃声×3)……アニメの主人公が身につけるような鎧か。
装備可所が少ない分拘束感もないと思われるので、完全鎧が嫌という機奏英雄様や歌姫はこちらで。
皮ヨロイ- 皮製の鎧。ダンバインに倣って絶対奏甲のパイロットスーツ代わりに身につけるのも面白い。
それを除いてもペナルティなしで装備できる最高の鎧なので、拘りがなければ買っておきたいところ。
鎖かたびら- いわゆるチェインメイルとか、そちら系の金属鎧。前段階であるリングメイルもここに含んでいいだろう。
皮ヨロイから防御値が1あがって回避−10という微妙な性能。これを着るなら上位のラメラーか板金ヨロイにしたい。
一応、かなり重いが服の裏地に組み込むことで鎧然とした見た目でなくなる……という利点もなくはない。
ラメラーアーマー- スケイルアーマーの上位版に当たる、金属片を規則正しく敷き詰めた金属鎧。
鎖帷子より安くて性能も上という高性能な鎧だが、やはり中途半端。
鎧然とした外見も隠しようがないため、これを買うならもっと上位の鎧の方がいい。
板金ヨロイ- 鎖かたびらを金属補強した……ちょうどロードス島戦記のパーンなどが着ている鎧。正式名『リングジョイントプレート』である。
回避・防御の交換レートがもっともよく、またかなり堅いので安心して個人戦闘も行える。
しかしこれを着て絶対奏甲に乗るのはかなり無謀だろう……個人戦のためだけに携帯するにもいささか大荷物。
一番いいのは個人戦に参加するような状況でスポンサーから貸与してもらう事かもしれない。
甲冑- 俗に言う『フルプレート』。洋館に飾ってあるようなアレである。
性能・欠点は板金ヨロイとほぼ同じ事が言える。つまり個人戦専用最終兵器その2。
また機奏英雄がパレードの時など儀礼的に着る事もあるかもしれない。
そしてそのまま戦闘に……などとやれば出番もあるか?どちらかというとGM向けのシナリオソースだが。
幻糸甲冑- 幻糸を織り込んだ魔法の甲冑。お約束どおりに破格の高性能だが、やはり絶対奏甲への搭乗は難しいか。
なお、ビャクライのダンナのようにアーカイア貴族から奪うと女性用という事が往々にしてある。要注意。
一般アイテム
- 携帯用食料
- いわゆる保存食。ゲームぎゃざ誌上「クアリッタの音楽室」によると乾パンや干し芋、干し肉などが主流らしい。
現世から結構な軍事用品が持ち込まれたようなので探せば現代の戦闘糧食なども出てくるかもしれない。
もっともそういった『現世の食事』はかなり高い物になるだろうが。
食事・水・酒- 3つまとめてアーカイアの『食』。水はファゴッツなどの砂漠や荒野では金を払う事になるだろう。
どれにしても現世と同じようなものを手に入れるのは難しい(特に田舎では)と考えた方がよさげか。
アーカイアの食事に戸惑う英雄……というのもなかなか面白い光景だと思いますが、どうでしょ?
宿泊料・入浴料- 施設の利用代金……か、語ることがない……。
ちなみに中世の金銭価値は生活品は現代より安く、贅沢品は現代よりはるかに高いというのが標準的。
アーカイアは近代化が進んでいるため無理に当てはめる必要もないと思うが、参考までに。
小袋・ずた袋・リュックサック- それぞれ物をいれるための袋。装備を買う時は忘れずに買っておきたい。
小袋はベルトにつけるポーチのようなものとしてもいいだろう。
水袋- 水を入れるための防水性のある袋。皮製の水筒。
入れておいた水にはけっこう皮臭さがつくそうなので、慣れるまで機奏英雄は辛いかもしれない。
服・豪華な服- アーカイアの『衣』。語るまでなもなく公式サイト『クアリッタの音楽室−歌姫の衣装』で語られてるのでそっちにGO!
英雄の衣装については人それぞれだろうが、召喚された時の衣類+アーカイアの衣類というのが異世界ものっぽいか。
アクセサリ- 野郎にはよくわからない世界です(こそこそ)
変わった使い道としては機奏英雄が嵌めてる現世での結婚指輪……なんてのもありかもしれない。
マント・フード付マント- 前者は装飾品、後者は実用品のマント。
いざというときは投げつけて視界を遮ったり囮にしたりと映画的な使い方も有。
毛布・寝袋- 野外用の寝具。毛布は敷布団とかけ布団の2枚を用意しておこう。
寝袋はかなり快適だがとっさの事態に対応するにはちょっと不便(体験者談)
どちらをとるかは英雄の趣味……といったところか。
テント- 野営用のテント。ルールブックにもあるように設営・持ち運びはかなり手間。
ただ、これなしで野宿というのはなれないとかなりきついかも……快適さと不便さの天秤?
ほくち箱・たいまつ・ランタン・油- 全部まとめてアーカイアの照明器具。IIで歌術の照明は入ったが使えない場合はやはり必要。
ちなみに別冊コミックのゲームによると奏甲には何らかの照明装置があるようだ。
松明はクモの巣を焼ききったり多目的に使えるのと落としても消えない頑丈さが魅力、
ランタンは明かりを絞れる柔軟性がある。その時々でどちらを使うか(あるいは両方か)選びたい。
ロープ・フック- フックも実質ロープ用のオプションなのでまとめて。
太さにもよるがロープは慣れれば10mくらい嵩張らずに所持可能。
フック共々アウトドアでよく使うのでパーティの誰かがもっておくとよい。
ウマ- UMA(違)同一のものかは不明だが乗用馬である。軍馬も同価格か?
絶対奏甲という巨大な『足』をもつ機奏英雄はあまりお世話にならないが、
奏甲の手や肩がイヤ(怖い)という歌姫がこれで移動するというのも面白い。
伝書バト- 手紙を飛ばすための鳩……なのだが、結構な確率で失敗してくれる困ったナイスガイ(ギャル)。
確実を記すなら「お使いの歌」を使った方がいいだろう。鳩と違って繰り返し利用できるし。
小船- 沖に出るには向かない……以前に絶対奏甲を載せられないというのが致命的。
逆にそれを逆手にとって個人戦闘を行う機会を作れなくもないか?どちらかというとイベント用アイテム。
裁縫道具- 《裁縫》スキルでも書いたが長旅では持っておくと何かと便利。
後は……手作りマフラーとか作るのもコレなのだろうか?
手入れ道具- 装備用の手入れ道具。億劫をせずにちゃんと整備はやっておきたい。
あまりサボっているとGMからペナルティをいわれる事もあるので(笑)
工具- 工作用の工具。現代の工具箱をイメージしておけばいいかと思われる。
《鍛冶/工作》をとっているならどうぞ。
工具(奏甲用)- 工具、奏甲版。工具に同じく自分たちの手で整備やカスタマイズをやるなら。
七つ道具- シーブスキット(ツール)というヤツである。中身は諸説あるが……
「鍵開け器、手鏡、ロウ(扉などの滑りを良くする)、チョーク、小型ハンマー、クサビ、小袋」
……なんてあたりだろうか。ゲーム的にも鍵開けボーナスがあるので盗賊キャラは持っておこう。
楽器- 楽器である。詳しいことは楽器専門店のサイトなどを見るのがよろしいかと。
化粧品- 野郎にはよくわからないせか(銃声×4)……ダメですか。
本来の用途以外で変装用の道具としても重要。ただし男性がもってると要らん疑惑がかかってきたりする(おぃ)
鏡- 冒険においては通路の死角を覗き込んだり、罠を警戒しながら鍵穴を見たりと便利な小道具。
ガラス製のものは割れやすいので金属製のものがいいだろう。
包帯・秘伝の軟膏・傷薬- 医療キット一式。回復歌術がいつも頼れるとは限らないので冒険に出るならもっておこう。
《救急》だけとって忘れてるという事が、たまーにあったりするので(死)
毒消し- 大抵の毒には効くため、一つ持っておくといい……が、イベントで使われる毒は大抵「普通じゃない毒」だったりする^^;
それでもモンスターの毒など対応できるところも多いので持っておいて損はない。
毒- 大抵の世界でそうであるようにアーカイアでも主人公側が使うのはご法度のアイテム。
購入するにしてもかなり高価なのでよほどの事がない限りは……。
総論
けっこうな量となりましたが、ざっと装備全般を解説してきました。
絶対奏甲という主役メカのいるRu/Li/Lu/Raで個人戦の機会というのは早々ないのですが、
意外と細かくデータも揃っているのでたまに取り入れてみると一味違ったプレイになったりしますよ。
またPCにとっても細かい装備はキャラの厚みを増すいい材料となります。
おっくうといわずいろいろ考えてみるとまた新しいロールプレイができるかもしれません。