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仮面ライダービルド 第4話「証言はゼロになる」
そして試されるアイデンティティ……って、土曜のジードくんと被ってる被ってる!
昨今ちょっとヒーロー耐久テスト過酷過ぎやしません? なぁ長瀬(長瀬じゃない)
◆記憶の断片で思い出したことがある
これが本当のヤブヘビ……おあとがよろしいようで。
しかし気になるのは救出されるまでの空白期間……マスターもマスターだけに『倉庫で倒れていたのを助けた』というのが、何処まで本当なのか……次回にある程度語られるかもなのでさておきますが。
今回の重大事はむしろ蘇った記憶。パンドラボックスと同じ模様がファウストにあったが、パンドラボックスは東都にある。
これが意味する答えは……
『パンドラボックスは二重箱であり、真に重要なのは外れた外側』
『箱の中には何かある』という考えがそもそも間違いとは、盲点でした。
氷室所長の話ではパネルが盗難されたのは2年ほど前。そしてどうやら存在は極秘事項という事からすると、このパネルがガーディアンをはじめとしたオーバーテクノロジーの出所?
(ファウスト側も酷似したガーディアンを持っているというのも……そうすると各都政府=ファウストの線は消えた?)
◆こいつら政府のメカじゃねぇ……ファウストか!?
一方の龍我くんサイド。今回はあくまで潜入、救出で定住というわけではなかったですね。
(まだ)変身できない、戦兎くんも東都という事で番組が変わったような緊張感。
しかしキミが宅配業者に変装してそのマンションに潜るのか……なんつう奇縁。
(龍我こと長瀬はシーズン2からなので、直接訪れたわけではないですが)
バレた! 乗り物に爆弾が仕掛けられた! 飛べェ! 逃げルォォォーッ!
の、流れはスパイアクションのお約束にして頂点ですな。ライダーほどでないものの、フルボトルの力で幾らかは戦える、倒せるというのもアクションの幅に貢献してくれています。
ポジション的には滝さん……特に武装強化されたSpiritsの方のそれに近い感じですかね。
◆俺、あんたのこと何も知らねーな、ってさ
3話にしてキラーパス投げつけおった……戦兎くん、この後といい
『ライダー史上で恐らく一番頭がいい』
という売り文句に恥じないキャラになってきてます。少なくともデザイン繋がりのW、左君に比肩しうる推理力。
ここまで全部マスターの掌の上、マスターに助けられるの繰り返しですもんね。
この場は誤魔化しきったマスターですが、それで忘れてくれる戦兎くんではなかった……。
◆そろそろ、時間かな
ライダーが昼寝とは……ライダーじゃなかったか。
(ナイトローグ、ブラッドスタークとも公式サイトではスマッシュのカテゴリになっています。これまたWの幹部ドーパントと似た感じか)
ゲームメーカーとかいう神が襲い掛かってきそうな自称のブラッドスタークさん。
彼の担当は西都っぽいですが、鍋島は西都住人だから継続?
前回あらわれた直近の目的は鍋島の回収、そして今回の実験……一度スマッシュ成分を抽出された者を再スマッシュ化するとどうなるか?
戦兎くんの決め台詞『さぁ実験を始めよう』は、ファウスト側にとっても同じだったとは、何たる皮肉。
◆今だ、いけ!
巨大スマッシュとか30分遅いぞスタァーク! からの
スクエアスマッシュのケツを貫くドリルクラッシャアッー!
ドラゴンボトルの強化はパンチ力だけでなく上半身全部に及ぶ模様……に、しても尖った鉄塊同然のクラッシャーをダメージ入る威力でぶん投げるとか、地味にとんでもない事になってません?
止めこそ譲ったものの、殊勲賞は間違いなく彼ですよね。今週。
◆このボトル、やつらのところにもあった
そして鍋島の記憶もゼロになる。
病弱な人間は死亡しうるそうなので、2回生き残れただけでも僥倖なのですが、それはそれでキツイ。
家族の記憶だけは戻る……ではなく、取り戻すまでは新しい記憶になってやって、と電池を使って説明する戦兎くんに救われましたが……そこで終われないのはエグゼイドからの伝統芸。
◆何故、あんたがこれを持っている……?
いきなり壁ハンマー始めた戦兎くんに皆ビビる。視聴者だってビビる。そんなだから通り魔とか殺神犯とか言われるんだよぉー!?(風評被害)
しかし……しかしまさか、あの壁の装置が最重要アイテムとは。
パンドラボックスは関わっているだろう、というのは想像ついてましたが、まさかパネルそのものとは。
ここまで見せられたら時間移動されても、追いかけるしか……ない……ッ!
仮面ライダービルド 第3話「正義のボーダーライン」
てっきり二人で密航と思いましたが、しばらくは東西分かれて活躍する形に?
見返りを求めたら正義じゃない、とはいうけれど。
なかなか難しい話ですが、戦兎くんがヒーローだから、龍我がヒーローになろうとしているからの言葉ともいえる。
……もしかして彼なりの龍我へのエールだった?
◆鍋島の経歴書は全部デタラメ
ここまでお約束通り。
ここで美空が……と言われても、本当に惑星の本棚にでも潜る気かって感じでしたが……ネットアイドルかよ!
エグゼイドのポッピーといい、スタッフの趣味か何かなんでしょうか、この路線。
人伝というのが前科もあってちと怖いですが、今は待ちつつスマッシュ狩り。
……うん、戦兎くんもきちんと正義感あるヒーローなのはわかったものの、この塩対応はやっぱり通り魔だわ。
性格はまるで違うんですが、この説明不足な口下手さ、どこかたっくんこと乾巧じみてます。
そのうち酷いことになりそ……もうなっているか。
◆もう国としてまとまる気はない……か?
三都のトップ、ここで顔出し。
往来の手段は後々でてきますが、スカイウォールの隔絶は陸路が特に深く、海・空も行き来は出来るがかなり制限がある模様。
要するに海外と同じ状態……ということのようです。
(厄介なのが物理的な遮断でなく『触れると死ぬレベルのエネルギー放射』という点。うっかりが許されないので、必要以上に大きく距離を取らざるを得ないという)
今ならインターネットで……という話も、ライフラインが切れれば当然一緒に途絶しますし、無線も大規模通信は厳しすぎる。
(モバイルWi-Fiなども手近な中継局に繋いで、そこから先は有線なのでアウト)
更に日本国外へのIX(中継ポイント)は東京(東都)に集中しているので……よく考えられてます、ホント。
◆俺たちは逃亡の身なんだぞ!? なんで人助けなんか……!
決まってるだろ、販促の為だよ(禁句)
ここはアマプラの世界じゃないんだ……って、もういいか、このネタは。
今回も大活躍のゴリラ掃除機、公式でスペックが公開されましたが……
- 吸引力が凄まじく、周囲のあらゆる物体を吸い込んでしまう。
- 殺菌剤の散布機能を有しており、周囲に存在する有害なウイルスなどを死滅させることが可能
それはさておき、ヒーローもPRが重要というのは世知辛いお話。
土曜朝の円谷ヒーローも苦労してましたが、あっちはあっちで、こっちはこっちでキツい話。
滝川さんは実況ばっかで頼りにならないし(失礼)、指名手配犯というマイナス面は相応にデカい。
戦兎くんは気にしてなさそうですが、社会戦ではかなり追い込まれてるんですよね……。
◆全てがベストマッチになるととんでもないことが起こるらしい
ここでフルボトルを集める目的について……戦兎くんの趣味だけじゃなかったのか。
主題歌の『be the one』は日本の現状だけでなく、こちらにも引っかかっているのかも?
(エグゼイドでの『すべてのガシャットを揃えればバグスターを根絶できる』みたいなフェイクの可能性もありますが)
そして龍我くん、いきなりのヒット……そこ、シールディングキャップに回答描かれてるとか言わない!
(このラベル、完成時点からついており戦兎くんが張ったわけでもない模様……玩具そのままじゃないと販促的にまずいのか(涙))
直感で『ベストマッチは『生物+機械』の組み合わせ』という点まで辿り着くあたり、発想は戦兎くんより天才染みているかもしれない……。
◆仲間内からはこう呼ばれていたよ。悪魔の科学者
その男、葛城 巧。
冤罪事件の被害者というだけでなく、かなり重要だったようで……ていうか戦兎くん、2話以降も問題なく研究所勤めしてるのね。
(今回など生身でもガーディアンに追われていたので、完全に身バレしたものかと……)
悪魔とか、火星人とか、科学者には褒め言葉みたいなものですが(偏見)ここまで言われると『本当に死んだのか?』という所から疑いたくなってきます……身を隠すための偽装死とか、死ぬのも計画のうちとか……誰も彼もが胡散臭い。
◆俺はできない。妻と娘に危害が及ぶ。ファウストに殺される
……って、言われたとおりに入ったので命だけは!
(助からない)
長s……龍我くんアホだから任せたらまぁ、こうなりますわな。
匿名の通報で所在が分かった! の時点で予想通り……ここまで全て、ゾンビ社長もニッコリなほど掌の上。
それでも行くのか龍我ー……結局行くしかないんですけど龍我。
戦兎くんがいなくなって、西都でやっていけるのか凄く心配。
◆なんだよこの力……!
この力、アマゾン……ッ! いやそれは大変まずい。
しかしその力でもどうにもならないあたりは実にAmazon(s)ッ!
追手を殴り飛ばす竜の拳。恋人が護ったともいえるし、偶然がライダーへ踏み出させたとも見える。
(まぁ既に公式で2号ライダーとして姿バレしてますが)
それを見たからこその、冒頭の戦兎くんからのお言葉……なんでしょうね。
笑顔がくしゃっとする、という表現は彼らしくないのが逆に素敵。
◆さぁ……実験を始めようか
仮面ライダービルド 第2話「無実のランナウェイ」
野座間の手を逃れた長瀬を待っていたのは、また地獄だった。
破壊の後に住み着いた欲望と暴力
東映特撮が生み出したS・H・T
火薬と水落、スタイリッシュと混沌をマザルアップしてブチまけたここは、特撮回のスカルゴモラ
新番組 仮面ライダービルド
今年も長瀬と地獄に付き合ってもらう
アマゾンズも今年だろとか、長瀬じゃなくて龍我ァ!とか禁句
公式からして『You look better on social media』とかTシャツ着せてるし……
ニチアサだし大丈夫、なんて甘いこと思っていた自分を殴りたい……
◆お前なにしでかしたかわかってんのか!?
仮面ライダー、指名手配されちゃったね。
ライダー2号こと一文字 隼人からの伝統だからね、仕方ないね……いや、最近は逮捕する側もいますけど。
(しかしその進兄さんも夏映画で指名手配喰らっているという……やっぱり伝統芸じゃないか!)
実際まぁ割と本人は気にしてなくて、むしろ興味があるのはの座間からの逃亡者……もとい殺人冤罪の男、万丈 龍我。
遺体との遭遇現場に偶然警察は出来過ぎだよねー……と話をしている時に滝川さんがやってくるのはギャグなのか。
これで二年連続うっかりからの基地バレ……ですが、このマスターもグレーっぽくて、故意犯という可能性も考えてしまいます。
エグゼイド序盤ほどではないにしろ、まだ敵と味方がハッキリしない感じ。
◆罠かよ!
罠です(ニーサン笑顔)
ソース不明の市民の通報は気をつけようね、って同じパターンをニコ動配信中のオーズでもやってましたな。
幸い、戦力は前回もやってきた駆除班じみたメカ戦闘員……東都ガーディアンですが、なんとコイツ堂々とスマッシュのカテゴリに入っています。
もう東都政府≒スマッシュ陣営は公式も隠すつもりないようで……。
◆浄化できるのはあたしだけ
今回は1話でどばっと出したレギュラー勢の解説会といったところですが、彼女……美空もそう。
前回感想でも触れた通り、ビルドのテクノロジー中枢は戦兎くんとは違う系列……にしても、まさか彼女が製造システムの中核とは。
この製造過程は見せられないよ! な、ツルの恩返しじみた様子……マスターの娘、という説明も一気に怪しくなってきました。
また人造人間とか生物兵器とか、なのか……?
◆小倉 香澄。科学者の男を紹介したのも
ソイツが殺された部屋に俺を向かわせたのも、香澄だ
カスミィィィィ!
いいシャウトだな、感動的だ、だがボルテックフィニッシュ
初回の割にあっさり目なガーディアンロボ&輝きの神殺し……
初期フォームとしては高威力なパンチに低確率即死と、初期としては十分な強さなんですが、活躍では貧乏くじを引かされている感が何とも。
(強さは見せつけているんですけど、映画とかエグゼイド客演とか今回とか、負のイメージが一緒についてくる……ネクサスのメガキャノンチェスターじみてきた感)
まぁ彼の本番はこの後で……うん。アマゾンズに続きニチアサでもこんな役回りですか、龍我君。
それでもこの時点だと『スマッシュはアマゾンと違って浄化できるし……』と希望はあったのですが……。
仮面ライダービルド 第1話「ベストマッチな奴ら」
この男、仮面ライダーでタブン物理学者……改め、研究員……改め、指名手配犯。
前作が前作なだけに、どう振り切るかって感じのロケットスタート。
意表を突かれましたが、ウィザード・鎧武以来の無頼・アウトロー系のノリは嫌いじゃないです。
◆あの日の恐怖は今も鮮明に覚えている
開始5分で 日・本・分・裂
……ですが、冷戦時代は割とリアルに言われてた話で懐かしくもある。
(一番最後に見たのは『群青の空を越えて』かな……R-18のためリンクはしませんが)
仮面ライダービルドにおける諸因は火星の遺跡から発掘された『パンドラの箱』による物理的な障壁『スカイウォール』……また懐かしいネタだ!
茶化すようになってしまってますが、正直大好きです。このSFギミック。
このスカイウォール、ドーム状のバリアではなく、各都の交流はそこそこあるようですが、情報はかなり遮断されている模様。
また氷室所長が軽く触れた諸外国の情報戦もあり、各都間の関係は一触即発、治安や経済への影響も深刻なようです。
(このあたりは警察や軍隊といった国家権力を差し置き、仮面ライダーというアウトローが活躍する環境造りの面も大きそう)
そんな危うい世界で、東都の先端物質学研究所にやってきた、記憶喪失の男が一人。
◆やっぱ最高だな、俺の発明品!
やはり私は神だぁぁぁぁぁーッ!
……この神は終了したし、神殺ししたのでボッシュートで。
しかし天才かつ変人、マイペースに周囲を振り回す行動力、能力への自負(悪く言えば自惚れ)と要素を取り出すと似た者同士な気がしなくもない自称物理学者(たぶん)
土管神との大きな違いは記憶がないこと、そのあまりある才能を向ける先がないことで……結果がバイクであり、あの妙な時計であると。
(秘密基地自体は公式によると、カフェのマスター……惣一さんの持ち物だそうな……この人も何かきな臭そう)
今話、本式デビュー2戦とも結果的に人助けなんですが、コイツの目的は記憶探しと実験なので、全然名乗らないんですね。
結果的に(初期の土管神じみた)通り魔と化して見える……と。
◆万丈 龍我にスマッシュ反応あり
アマゾンじゃないんだ、とか言ってはいけない
この人はむしろ狩る側で感染してないですけどさ
前情報では脱獄犯の殺人鬼、と紹介された二人目、万丈龍我。
キーワードから浅倉威みたいなヤバいのが再びくるか……と楽しみ戦々恐々でしたが、殺人は濡れ衣の様子。
一方で八百長試合の方は事実なのか、自分を最低の人間と卑下する……卑下できる良心はある男。
誤解から襲われ、誤解が解けて助けられ、共に逃亡……と一話の短い間で自然に人間パートナーっぽく落ち着いたのは流石の構成。
怪人……スマッシュにもひるまぬ勇敢さで、また役者の赤楚さんも動ける人でアクションも期待できそうです。
◆さぁ実験を始めようじゃないか
ラビットタンクが基本だから戦兎くん……なのか、名前の由来も気になる所ですが。
変身時は変身! フォームチェンジはビルドアップ!と掛け声は使い分けになるようですね。
ゲスト出演からだいぶ洗練されたスピーディさですが、やっぱりハンドルキコキコはテンポが……恐らく今後、短縮される部分と思いますが、ここだけちょっと勿体ない。
(過去例では伊達さんのバース(仮面ライダーオーズ)が似た感じですが、あちらは前振り抜きで投入→ねじねじカポーンなので……)
その戦闘スタイルは前評判通り、見た目通りの安定したスタイリッシュさ。
この辺りも劇中が初変身かつ見た目で意表をついてきたエグゼイドとは対照的。
なお気になるスペックですが、平成ライダー基本形態としては結構高め
高い方はエグゼイドのLv5(フルドラゴン)くらいありますね。さて、ここからどこまで伸びるのか。
◆最悪だ。今日という日を俺はきっと後悔する
戦兎君の研究所在籍期間:15分弱
これもライダーの宿命か!
しかし脱獄犯を追う警察にしては、重装備かつガチ過ぎる特殊部隊……駆除班か何かか、おのれら。
(まぁ、野座間の人たちの怖さは装備以上に練度なんですが)
あまりに迅速過ぎる動き、玩具やらモルモット
その辺りを敏感に感じ取ったがゆえの逃走なのか……
ですが(変な言い方ですが)孤独なバイク二人乗りは、実にライダーしていました。
この男、間違いなく仮面ライダービルド。今年も楽しませてもらえそうです。
仮面ライダーエグゼイド 振り返り『思い出をReplay』
堂々完結しました仮面ライダーエグゼイド。
近年稀にハマったのと、最終話感想でちょろっとふれましたが怒涛の伏線・裏話について、感想の予想だけで終わらせるのは惜しく、二週目、周回プレイといってみたいと思います。
各話サックリ目に、気づいた点、予想・考察の答え合わせ中心で、感想とあわせてお楽しみいただけましたら。
※記事の性質上、本編・劇場版・Vシネ等ネタバレをガッツリ含みます。未試聴の方はご注意ください。
仮面ライダーエグゼイド 第45話
仮面ライダーエグゼイド 第45話「終わりなきGAME」
一年間、ありがとうございました。
さぁ、ゲームクリアだ。
※今回は最終話という事で、ちょっと形式変えてまいります。
キャラクター、物語への総括も合わせという事で。
◆仮面ライダークロノス/檀 政宗
『君たちの運命は……バァーッド、エンドだ』
『最期の審判はくだされた……!』
ラスボス……とは言い難い、初登場より何度となく
ゲームだったら盛り上がりに欠けるなぁ……と思って振り返ると、一番ゲームっぽくない(良くも悪くも『ガチ』な)人という印象に落ち着きました。
そんな彼がラスボスというのは、ゲームの世界が現実になるエグゼイドという番組における一種のアンチテーゼ的存在だったからなのかもしれません。
与えられた結末すらも拒否して逃げ切った最期……ゲームなら最後の最後で衛生省と黒幕、とかだったのかもしれませんが、現実はそうじゃないよねって。
(思わせぶりだった衛生省が何事もなかったのも、そういう意図……?)
◆仮面ライダースナイプ/花家 大我
『これ以上絶対に何も失わない、そのために』
『ったく……ここはゴミ捨てじゃないっての!』
闇医者→妖怪ガシャットよこせ→光医者と、何気に永夢と並んで変化の著しかった男。 真意は最初から『英雄という生贄は俺一人でいい』で一貫しているのですが、最初のやさぐれっぷりは本物で……前にも触れましたが、ニコとの出会いがなければ多分途中で死んでいたでしょうね。
バトルシーンのクライマックスは前々話のクロノス変身で、その後の活躍は大人しめでしたが、表世界で開業医になれたラストだけでお腹いっぱいです。
(医師免許は失効するとそれっきりなので……トゥルー・エンディングでもボカした感じでしたし)
ニコとお幸せに、末永く爆発しろよ!
◆ライドプレイヤーニコ/西馬 ニコ
『医療事務の募集見てきたんですけどー?』
まさかの幻夢コーポレーション筆頭株主
あれだけやらかしてよく幻夢潰れなかったなー、ってトゥルーエンディングの時も思いましたけど、そういうオチかよ!
ゲームの腕については劇中で活かしきれたとは言い難いですが(周りが装備揃った天才揃いですしね……)
ライドプレイヤーのカスタマイズ設定とか、地味にクレバーなところ見せてくれててニヤリとさせられました。
きちんとヒロインしていて、かつ足手まといすぎず、絶妙な立ち位置を一年近く、よくうまくキープしたと思います。
大我とお幸せに。
◆仮面ライダーブレイブ/鏡 飛彩
『人の命がかかっている限り戦い続ける! それがドクターだ!』
『もう涙はノーサンキューだ』
一時の闇堕ちこそしかけたものの、あらゆるものを断ち切って駆け抜けたマジものの天才ドクターH。
ただ口下手だけはレベルアップしなかったようで、最後の最後でこのオチである。頑張れ後輩君。
……そういった天然な茶目っ気や、悩み苦しんでの決断も彼のヒーローたる所以なんでしょうね。
ヒーローの鑑、鏡 飛彩。うまく名付けたものだと思います。
◆仮面ライダーレーザー/九条 貴利矢
『おい、神!』
『まだまだ死ねないな』
永夢のパートナー→神の相棒・兼・御者。
出番としては四話と遅いのですが、序盤の疑心暗鬼続きの中では貴重な癒しでした。
公式にどうでもいいヤツ言われたり、善意の空回りも多かったですが……亡くなられた時は本当に悲しかった。
復活後は(本来予定外だったのと)檀黎斗(神)やパラドの存在感もあってパートナー役は譲った感じでしたが、その神を(比喩抜きで)轢いて独特のキャラ立ちを獲得。
バイクとしての活躍はもうちょっと見たかったですが……さすがに一年間バイクは今だと厳しかったか。
◆仮面ライダーエグゼイド/宝生 永夢
◆仮面ライダーパラドクス/パラド
仮面ライダーエグゼイド 第44話
仮面ライダーエグゼイド 第44話「最期のsmile」
完全にノセられてしまった……前例からいって、また予定タイトル(※)からしても、ラストは特別編だろうと。
(※ウィザード辺りから最終話特別回は『※タイトル未定』で誤魔化される事が多かったのです)
最期のsmileって……
まぁこの人のはsmileってよりlaughな笑顔なので、タイトルが指す先ではない……はず
◆人類よ、心行くまで楽しむがいい。永遠のゲームを
永遠の無理ゲーとか勘弁ください、政宗パパ。
もう平成ライダー終盤恒例の大規模災害ですが、メディアが陥落していく様子というのは何度見てもショッキング。
ライダーだとあまりない描写でしたが、それだけに絶望感もひどい。
心強い仲間だった貴利矢さんまでバグスター化して襲ってくる有様は完全にパニックホラー。
完全無敵の天才ゲーマーも、殺せない敵には逃げるしかない。
◆キミの成分をもらいにきたよ、エグゼイド
映画でもそうでしたが……画竜点晴を欠いた問題の人物……仮面ライダービルド。
ここまで邪魔しかしてないうえ、ビルド側監修の上で、ってイヤな予感が増し増しなのですが……ただまぁ今週『もしかして』という点が一つありまして。
『悪いライダーだなぁ、君は』
と、エグゼイド(※)を評していること。
(※人違いの結果、悪
もしかして誰かに騙されて、あるいは勘違いで襲っている?
それにしても開始前から雑に過ぎる展開はどうなんだ、と思ってしまいますが……。
(まさか今時『平成ライダーなんて勘違いでバトルさせとけばいい』なんて浅はかな考えではないと思いたい、ですが)
◆私たちバグスターにしかできない事がある
患者の命を脅かし続けたバグスターはいつか死滅しなければならない。
それがバグスターの、私たちの運命だから
やることは単純。
自分をワクチン……ウイルスへと還元すればゲムデウスと同じことはできる。
だがそれはポッピーピポパポという個人の消滅を同時に意味する。
……先に劇場版を見ていても、正直堪えました。
エグゼイドのテーマには生命の有限性、それを踏まえた安易な自己犠牲への警鐘があると筆者は考えてますが、それゆえに犠牲は描かねばならない事なのか。
それに加え……ややネタバレになりますが……劇場版、パラドと違い、狂言回しのポッピーはいなくても話が成り立ってしまうということが不安を加速させてくれて。
映画版は概ね正史だが、ポッピーはいなかった
でも成り立つ……あるいは
映画のポッピーは姿だけ同じ別個体
ということが、できてしまうのが……次回、彼女もパラドも救われるのか。
◆俺はお前、お前は俺。何が言いたいか、お前ならわかるよな
絶対無敵の超ゲムデウスですが、攻略法はあった!
- まさかポッピーが言ったって2話のギャグのアレとか
- まさかLv1で5人並びが実現とか
- まさかこんな生き生きとしたゲンムLv1が見られるとか
- オールLv1クリティカルストライクとか
懐かしい決め台詞と共に、感無量の一言
次回は遂にプロローグ~OPの集結シーンまでとか、もうね……もう……
◆短い間だったけど、お前とゲーム出来て最高に楽しかったぜ
運命には抗えないのか、パラド……からの余韻も許さぬ
私の勝ちだ!
もういい加減に諦めようぜ政宗ェ!
実際、うん……パラド消滅で綺麗に終わったと思いましたもの。
次週、政宗パパ最期の挑戦。
終わりなきGAME
今週の政宗パパの台詞、そしてオープニング『EXCITE』2番シメにも出てくるフレーズ。
歌詞では
『何が(生きる)目的なんだ?』
という問いかけに対し
『答えは終わりなきGAMEを楽しむだけ(その中にある)』
と謎めいた答えじみてましたが……改めて聞き直すと、エグゼイドの物語にしっくりくる気がしまし。
その答えだから『トゥルー・エンディング』へ、物語は続いていくのでしょう。
仮面ライダーエグゼイド 第43話
仮面ライダーエグゼイド 第43話「白衣のlicense」
医師免許ではなくて、資質、意志の話。
劇場版の大我センセの白衣はここからか……土管神はこの後、即時再封印ですかね。やっぱし。
(別に何も描写なくても、やらかし→再封印されるのは容易に想像できるのでいいですけど。社長ズルいわ!)
◆真のラスボスに挑戦できる資格を持つのは……キミだ
アップデートで進化という名のゲーム延長!
でもムテキは倒せなそうなので勝てそうなヤツ狙うね、というあたりが実に政宗パパ。
この冒頭……ボコボコにされてるようで一切ダメージ入ってないんですよ。
よろけやダウンは入るけど、ライダーゲージは全然減ってない……一人だけ変身解除もないというインチキぶり。
在りし日のゾンビもそうですが『無敵時間永続』は本当にエゲついない……そりゃ周囲狙って根負け待つしかないですわ。
(なお耐えるには128t×2+バフ無効で死なず、リプログラミング無効の特性が最低必須。ひどい)
しかし政宗パパの計算外は開発者を敵に回したこと……そして資格者がもう一人いた事。
◆ぶっ潰してやる。檀政宗は、俺が
挑戦者は俺だ!
予告からもバレバレでしたが、仮面ライダークロノスin大我先生!
五年前の事件、以前から都度都度不安にさせてくれた体の不調、そして前回の社長……全ての伏線がここで繋がるとは。
抗体は病原体に身体を晒すことで形成されるもので、別にゲームをクリアしなくても問題ない……というのは前回に土管社長(現土管神)が証明した通り。
短時間でやろうとすれば前回の社長のようになるわけですが、それを大我先生は五年間かけて乗り越えた。
たぶんニコのおかげですよね、恐らく。社長は行きすぎにしろ、普通なら死ぬ可能性は十分あったと思います。
そういう意味でも『アイツだからこそいけた』のではないかと。
◆キミはクロノスの真価を使いこなせていない
スペック差でごり押ししながら言う政宗パパ、実に檀家ェ!
いやむしろ腕の差を認めて搦め手でくる息子の方が、自分を正確に把握できてたいた気もします。
最終的には押し負けましたが、本来のクロノス……チート抜きで到達すればこうなるのかな、という一端が見れたのは嬉しい限り。
ブーストの上昇値は低め(攻撃力10%→5%、防御ブーストなし。また対ゲムデウスの難易度が……)、また自分でポーズは使えない(ボタンないですしね、うん)
で、代わりになるか微妙ですがガシャコンウェポンが全対応……まぁこれがないとライドプレイヤー困りますし。
本来ゲムデウスと戦うならこれで十分なんでしょうけど……時間防御ブースト+自然治癒は反則ですわ、ゲムデウスクロノス。
◆自分の命を粗末にするな
劇場版でも聞いたこの台詞と共に、満を持しての救援。
Q.なぜ貴様らがここに!?
A.檀黎斗神が五分で破ってくれました
まぁそりゃ開発者だし、そりゃそうですが……神がやる気だったらAパートだけで終了していたという事実、政宗パパは泣いていい。
しかも政宗パパのゲムデウスクロノス、実は致命的弱点がありまして……ゲムデウスそのままなら勝ちはあったのですが、自然治癒、効率アップした代わり『大打撃で治癒が停止する』という。
……最後までムテキはクロノスキラーでしたね。
ムテキの一撃で治癒停止&バフ解除→ブレイブ連撃→スナイプ零距離フィニッシュというコンボは、設定的にも演出的にも極まってました。
◆君たちはゲームというものが何もわかっていない!
なんというお前が言うな……だけど状況は洒落になってないパンデミック。
バグスターウィルスの頭部だけ着ぐるみという手抜きアイデアがこうも恐怖になるとは。
劇場版、パンデミックと言われても『?』だったんですが(感染手段がスリケンじゃねぇ……)、全開放されていたらこうなっていたのか。
次回、最終話。
※最終話じゃなかったですね……またノセられてしまった。スイマセン
この最大級の惨事に立ち向かうのは……
最後の最後で、きたか!
仮面ライダーエグゼイド 第42話
仮面ライダーエグゼイド 第42話「God降臨!」
お前のほうかよ!
とか
バイクがbike着てバイクに乗る
とか
色々ありすぎて、一寸印象薄いまま亡くなられたゲムデウス氏……所詮は設定上の神であったか。
ムテキの超火力でも千日手とか地味に凄いことしてるんですけどね、これでも。
かの神の本気を見たい方は映画館へGO。
◆ゲムデウスの思考ルーチンを書き換えておいて正解だった……
ゴローちゃんみたいな言い方でエゲつないことやってくださる政宗パパ。
もうマトモな営業じゃ無理だからパンデミック起こして売り込んだるわ! って、本格的に壊れだしてます。
しかも息子も息子というか……またクソ厄介な強さのゲムデウス神。パンチ・キック128tスタートのムテキが火力不足という異常事態で、まさかの千日手。
(追記……テレ朝公式によるとライダーゲージ50本相当の体力+自己修復。おい!?)
防御はムテキが文字通り無敵なのでいいものの……攻略にクロノスが絶対必要って、ポーズじゃなくてバフの方だったとは。
そしてムテキも実は対クロノス特化でゲムデウスには相性が悪いという。
ちょっとTwitterの方で先出ししちゃいましたが、本来仮面ライダークロニクルはMMOのような協力プレイが前提のゲームだったんですよね。
おそらく社長(土管)が想定してた攻略方法は複数人のクロノスによるレイド。
(入手難度ヘルのクロノス複数という時点で何かおかしいが……)
ポーズは決定打を与える手段でなく
『攻撃命中の都度に攻撃力+10%』『時間経過と共に防御力アップ』
これらを稼ぐため、必中即死の攻撃をかわすための補助に過ぎなかったのではないかと。
およそ8発当てればクロノスはムテキの最大火力を上回れる(110t×1.1^8≒257t)ので、マージン見て3人のクロノスが相互にポーズ支援して殴り続ければ、半日くらいで案外……
◆その命に課せられた運命が何なのか、ずっと考えてた
ここから本編はいります(酷)
普段のキャラとは裏腹に、貴利矢さんメインの話は基本どっしり重い。
普段が一人で抱え込んで無理に無理を重ねてしまう人ですからね……
そういうわけで命懸けの仕返しに付き合ってもらう檀黎斗
仕返しは既に終わってるぜ……とか言いつつ、絶対割り切れてないだろこの野郎!? ってくらいにみなぎる殺意が社長を襲う! 襲う! 襲う!
そこまでする必要があるのかって残虐ファイトですが……これ、社長だからできた荒療治なのかもしれません。
バグスター体で抗体を生成……培養するのはグラファイトさんが行ってますが、実際に適合するまでは劇中で数週間……延々5話もかかってます。
前回のハイパームテキ同様、1日、1話足らずでこれを完了できたのは社長の命を燃やしに燃やした結果……社長のライフは死にやすくなっているというか、物凄い密度に圧縮できるという事なのかもしれません。
(そう考えると劇場版の脅威の粘りも納得いく、かも……)
だが止めの爆走クリティカルストライクは受けてもらう
(このシーン、轢かれる前から例のガシャットが挿さっています……つまり、うん)
◆なーんて、乗せられちゃった?
第12からはるばる30話、懲りない男、檀黎斗をここまでハメきって封印とは……。
まぁ結果として神になってるあたりがまた食えないですけど、この二人の関係も凄く好きになっている自分がいました。
互いの事を聞けば『気に入らない』と本心から帰ってくるんでしょうけど、遠慮なく本音で殴り合える相手、でもライバルとはまた違う……何ともユニークな関係に育ったと思います。
◆ゲムデウスだけは……攻略されてはならない!
まさかの社長&貴利矢さんデュエットで不意打ちとか、ヒドい……なお変身は更に酷い模様
(というか変身できるんでしょうか、これ。玩具としてはともかく設定的に)
何気に自分に乗ったままの貴利矢さんとか、ゲムデウスそっちのけでお腹痛い……とか言ってたら、これですよ。政宗パパ。
もうまさかのでもない、しかし本当に主人公側がやりそうな奇跡を連発してくるのがこの人は。
ゲムデウスクロノス……存在自体は聞いてましたが、政宗パパのままバグスター直行とは恐れ入りました。
この執念と命への頓着のなさもやっぱり……親子ですかね。仮面ライダーエグゼイド、後半クールは最後まで
仮面ライダーエグゼイド 第41話
仮面ライダーエグゼイド 第41話「Resetされたゲーム!」
さらば、愛しのグラファイト。
◆話が違いますよ、ミスター政宗
どうすんだこれと思われたりセットですが……やられた。
敵にも味方にも一方的にうまい話はないのがエグゼイドでした。
- ゲーマドライバー強奪はなかったことに
- 結果としてマキナとの提携もなかったことに
- ニコの感染もなかったことに(最大の痛手1)
- 新檀黎斗のライフも巻き戻り(最大の痛手2)
- 新檀黎斗含む全員が以前の記憶を保持(最大の痛手3にして致命傷)
- オマケにグラファイトさんもウイルス適合やり直し
……本当に『ゲームオーバーだけは免れた』状態だ、これ。
どうすんだこれって詰み具合は変わらずな政宗パパ……こうして列挙してみると、まず真っ先にすべきはCRに乗り込んで社長を殺すことだったのね。
誰もが思いつくグラファイトさんの所に殴り込んだのが、実は落とし穴だったと……エグゼイド世界、マジ容赦ない。
◆ポーズを使えば簡単だが、それでは私の気が収まらん!
振り返ってみると『やっちまった』感あふれる政宗パパ……。
結果として超かっこいいダブルアクションゲーマーと、まさかのマキシマム君再びをみれたわけで、そのエンタメ精神には感謝ですが。
合体変身~マイティブラザーズからの
「「マックス大変身!」」
は、本当にこのために掛け声揃えたのか、ってくらい決まってました。
何気にテクニックだけだとクロノス相手も圧倒してるんですよね、この二人。
政宗パパ、この微妙なヘッポコぶりも親子というか……。
◆俺は俺の道を選ぶ
最後の希望はグラファイトさん。ですが……まぁ、そういうだろうと思ってました。
ここまで優しいとは、予想外でしたが……バグスターからすれば裏切り者のパラドたちにはパンチの一発も飛ぶんじゃないかと。
そうですよね。
天然&脳筋な言動でお馬鹿系愛されキャラと化してましたけど、よく考えたら人間にも、バグスターにも恨み言を口にした事なんかなかった。
実のところ彼は人類に反逆したのでなく、最初から与えられた割……『人の好敵手』という立場を受け入れたがゆえの行動だったのかもしれません。
◆いるじゃないか、ここに……神の才能を持つ男が
遂にグラファイトさんの中の人から突っ込みいただいた男、新檀黎斗!
(※岩永さん公式Twitterより)
まさか変身すらせず死亡は予想外すぎた……二週間分の仕事を一晩に圧縮+新機能追加とか、そりゃ死ぬか。
(さすがに職場で即死は見た事ないけど、ぶっ倒れて搬送される人は割と見たSE業界……)
17時開始とすると平均1時間で1過労死とか、その集中力は羨ましいけど欲しくはないな!