とことんるりるら!第6回
「せっかくだから俺はこの武器を選ぶぜ・奏甲編」
やっとこというか、とことんるりるら!6回目にしてRu/Li/Lu/Ra1番のキモ、絶対奏甲編です。
今回語るのは機体でなく奏甲用装備なんですが……あぁっ、石を投げないでっ!
……奏甲用装備はRu/Li/Lu/Raの花形、絶対奏甲のパーツだけあって量もデータも個人用より格段にふえています。
せっかくの絶対奏甲の性能を殺さないためにも、奏甲用装備についていろいろ考えてみましょう。
装備に関する参考資料
第3回からの焼き直しになってしまいますが……。
滝 瓶太郎SWORDS WORLD
(中世武器、中世考察。写真有)
和洋東西を問わず武器全般を写真付で扱っています。
また資料室では実際に武器を使った体験談や中世考察などが座談会として語られています。
Dragon's Lair
(中世鎧、中世食事。写真有)
中世の食に関してを扱っている数少ないサイト様。
D&Dメインのサイトですが、ファンタジー資料は他の世界でも役に立ちます。
WILDERNESS
(銃火器、近代兵器。写真有)
「MEDIA GUN DATABASE」は銃器に限らず現世武器の参考になります。
現代のレーション(保存食)についてもちょこっと扱っています。
奏甲用装備をコーディネイトする
奏甲用装備は個人装備と違い、荷重とハードポイントによる装備制限があります。
また奏甲用装備は武器や腕を破壊される事で使えなくなる事にも気をつけなければなりません。
限られた範囲で必要な装備をどう揃えるか?具体例をあげつつ考えていってみましょう。
主力武器は何にする?
ぶっちゃけると単発でなくてダメージの出せる武器なら何でもOKです……いや本当なんですってば(汗)
主力武器は戦闘で一番よく使う武器でもあり、万全の状態で使う武器……つまり一番制限の少ないところです。
逆にいうと何を選んでもだいたいは問題ないってことでもあり、最終的に何を置くかは趣味の問題といえるでしょう。
個人的には毎ターン攻撃できる武器の方が「ターン待ち」のストレスが少なくて(爆)お勧めですが、
攻撃回数の少ない武器は攻撃力も高いものが多いので、実際の有効性はどっこいというところです。
強いてお勧めを上げるなら接近武器ではレイピア・ダガー・ありあわせ武器(拳闘・棒など)を除く全般、
射撃武器なら威力と命中率のバランスがよい弓・ライフル・キャノン系武器といったところでしょうか。
サブウェポンには何を置く
手や装備が壊された、射程不足などで主力武器が使えない状況。それをカバーするのがサブウェポンです。
つまり、サブウェポンは主力武器の使えない状況でも使える武器でなければいけません。
主力武器が両手もちなら片手を壊されても使える武器を、接近用武器には射撃武器を、と用意していきましょう。
できれば主力武器と同じ技能で使える武器を据えておけるとスキルの節約になりますが、
接近武器の射程をカバーする射撃武器などはそうもいってられないので「命中率の高めの装備」を選ぶのが良策です。
また、多くの荷重は主力武器に取られてギリギリのはずですので、軽い武器である事も重要です。
接近戦時の予備武器ならショートソード、シミター、ジャベリン、ハンドアクスなどの小型装備、
射撃武器ではサブマシンガンが優秀です。両手持ち武器になってしまいますが、
小弓やライフル、アサルトライフルも射程カバー用として強力なサブウェポンとなるでしょう。
キメ武器
要はミサイル/ロケットのような「威力はあるけど攻撃回数や命中精度に難のある」武器たちです。
ハッキリいってここまで装備できるのは主力武器がよっぽど軽い(ナイフや魔法の武器使い)か、
荷重に余裕のある華燭奏甲や一部量産機ぐらいなのですが、金と荷重があるなら持っておいて損はないでしょう。
使わなくても維持費は取られるので大抵戦闘開始と同時に駄目元でぶっ放し……という使い方になりますが、
ミサイルで後方の砲台や歌術機を真っ先に叩いたり、先制で大打撃を与えたりと戦況を楽にしてくれます。
忘れちゃいけない補助装備
シールドやNRSのような直接攻撃力をもたない防御装置たち。
特にシールドは攻撃力と防御力の拮抗している序盤ではかなり頼りになります。
荷重とハードポイントが許す限り装備しておきましょう。腕ハードポイントを使えば両手武器とも組み合わせられます。
胴体用の補助装備はたいていの奏甲で1〜2個しか装備できません。
荷重は殆ど気にしなくていいと思いますので自分や奏甲の弱点を補うように装備しておくのがいいでしょう。
奏甲装備個別語り
恒例の個別語り。奏甲装備は人間用のと被る所もあるので装備解説は控えめです。
データはけっこう違ってたりもするのですが……。
《ナイフ戦》用武器
- ダガー
- 奏甲用の《ナイフ戦》武器はダガーのため『ナイフがないふ』というギャグが使えない。困った(射殺)
個人用のものとの最大の違いは「攻撃回数2」というところ。
このためダメージは低いが、奏甲のダメージ修正や歌術で補えば主力にできない事もない。
なお、投擲もできるが射程1のため奏甲用マップでは役に立たない。
個人戦マップで使えれば恩の字、とでも思っておこう。- コンバットナイフ
- TL2で登場するダガーの上位武器。命中精度とダメージが改善されて使いやすくなった。
値段は上がったが元々たいした価格でもないので、ダガー使いはさっさとこちらに乗り換えよう。
《剣技》用武器
- ショートソード
- 個人用のものと同様の奏甲用ショートソード。性能も似たような感じで、命中しやすく威力は低め。
剣の中ではシミターと並んで軽く片手剣のため、剣使いの予備武器として最適である。
なお、武装形式「A」のため、リーゼ・ミルヒヴァイスなど一部装備できない機体もあることに注意。
シミター- 奏甲用のシミター。ショートソード同様、個人装備のものと似た性能をもつが、
奏甲用のものはそれに加えて重量2(ロングソードの半分)という大きなメリットをもつ。
威力もロングソードと2点しかかわらないため、個人的にはかなりお勧めの武器。
カトラス- カットラス、とも。歩兵用のサーベルで、フック船長とかが構えているあの曲刀である。
ダメージダイスが1Dと抜群に偏差が小さく安定したダメージを期待できるが、
期待値で計算すると威力はシミターに劣り(ショートソードとほぼ同じ)、しかも重い。
ダイス運の悪い1ゾロ友の会会員(おぃ)御用達……だが、普通はシミターあたりを使っておくのが無難かと。
ロングソード- 一般武器同様、平均的な性能をもつロングソード……なのだが、重量4と意外に重い。
盾や防御装置の事も考えると結構装備枠を圧迫するので、荷重の少ない奏甲はよく考えて装備する事。
カタナ- 正直、笑うしかない性能の両手剣。
ロングソードと同じ重量でありつつ、攻撃力はバスタードソードを凌駕し、なおかつ当たり易い。
乗算武器のため偏差がやや大きいが特に拘りがないなら両手剣使いはコレで決まりだろう。
個人的にはバスタードソードとTLを入れ替えた方がいい性能だと思うのだが……うーむ。
バスタードソード- 腕を破壊される事の多い奏甲では一気に株のあがった片手/両手兼用武器……なのだが、
登場時期がTL2のうえ、ふざけた性能のカタナがTL1で手に入るため殆ど見向きもされない(涙)
一応、こちらの方がダメージ偏差が小さいので、安定した戦果を求める人なら……。
レイピア- 外見的にシャルラッハロートIIIあたりに似あいそうな奏甲用のレイピア。
個人用装備と違い、奏甲のダメージ修正を足せるためだいぶマシな武器になった。
コンバットナイフの更に上位武器といった感じか。
グレートソード- 奏甲用の両手剣。人間用より更に吹っ切れた威力で頼りになる。
命中精度がやや悪いので白兵修正のある機体にもたせておきたい。
ルーンソード- ヴァッサァマイン印の奏甲用魔剣。
ヒートホークに対するビームサーベルのような命中・威力強化ロングソードである。
ヴァッサァマインの英雄は初期装備で購入できてしまうがいいのか?(汗)
重量も軽いので、個人用武器同様手に入るなら遠慮なく使わせてもらいましょう。
トゥルーソード- 歌術によって強化された奏甲用魔剣。別名『真剣』。
命中率はルーンソードに負けるが、両手剣ということで破壊力は全武器中でも随一。
武装タイプ「C」のため装備できる機体が限られる事、必要幻糸武器知識が高い事、
そして入手難度の高さ(普通に手に入れるならビリオーン・ブリッツを買うしかない)が難点か。
アークソード- 目標の幻糸を分解して攻撃する対奏甲・奇声蟲用最終兵器。別名『幻糸剣』。
読参では奏甲や奇声蟲にのみ真価を発揮する設定だったが、TRPGでは何でも殴れる万能武器である。
ルーンソード以上の命中精度・威力を誇り、武装タイプも無しのため名実ともに最強武器といえるだろう。
入手難度もトゥルーソードと並んで高いので、手にいれたら大事に使いましょう。
《斧/槌戦闘》用武器
- ハンドアックス
- 奏甲用の片手斧。いわゆるザクのヒートホークであり、斧/槌系では最も命中させやすく威力も控えめ。
乗算武器であることを除けばロングソードと似た感覚で使えるだろう。
一応、投擲もできるがナイフ系同様射程1。奏甲用MAPで無理に使う必要はない。
バトルアックス- 奏甲用の両手斧。命中精度を犠牲に威力を高めており、当たればかなりの戦果を期待できる。
命中精度も低いとはいえまだ期待が持てる範囲で、斧系では一番バランスのいいところかも。
唯一の欠点はダメージ減算がでっかいため、計算時に意気消沈しやすい事か(笑)
グレートアックス- TL2で登場する最強威力の両手斧。期待値31点の破壊力は圧巻の一言だが、
この手の武器のお約束どおり命中率が終わっており激しく使いづらい。
リーゼ級のような『堅くて鈍い相手』専用武器と割り切り、ハンドアックスあたりと使い分けるのがよさげか。
ランスと並ぶ接近武器中最高ランクの重さも厳しいところ。
ハンマー- 斧系の威力重視を更に推し進めた奏甲用の片手ハンマー。それでもまだグレートアックスよりは命中しやすい(汗)
偏差はアックスより更に大きく、40〜4点までのダメージが等間隔分布。
斧/槌系の中では軽めで片手武器のため、ハンドアックスやバトルアックスの予備武器に便利。
確率1/10とはいえ標準クラスの絶対奏甲ほとんどを一撃必殺できる威力は魅力的である。
スレッジハンマー- あのジョセフ・ジョースターも使った(謎)両手持ちの大型戦槌の奏甲版。
だが命中率はグレートアックス並まで低下してしまい、長所であった重量も6に増加と使い勝手はあまりよくない。
ダイスが増えた事で偏差が小さくなったのは評価できるが……微妙。
ウォーピック- TL2で満を持して登場の、ハンマーとスレッジハンマーのいいとこ取りな戦槌。
最大ダメージは上記二つに劣るがスレッジハンマーより当てやすく、ハンマーより偏差は小さい。
重量4とちょっと重いのを我慢すれば優秀なサブウェポンとして使えるだろう。
《槍/棒術》用武器
- 棒(丸太)
- 武器を失った際の奏甲用間に合わせ装備。豪快に地面から引っこ抜いて使いましょう(おぃ)
所詮ありあわせ武器なので威力も命中率もたかが知れたもの。さっさと他の武器を手にいれて持ち替えたい。
重量2というのは評価に値するかもしれないが、これを使ってる状況(=丸腰)では気にする意味もないだろう。
六角棒- TL3で何故こんなヘボい武器が登場するのか?!……ぢつはこれ、読参Ru/Li/Lu/Raではアーク武器だったのだ(汗)
TRPG版ではそんな話はどっかに吹っ飛んでしまったようで、ただの精神注入棒に成り下がっているが。
『俺はッ!奏甲で杖を振るいたいんだぁーッ!!』という奇特な人以外、注目する必要もないだろう。
武装タイプ「C」ということで装備できる機体も少ないし……なんか踏んだり蹴ったりな扱いの武器である。
ショートスピア- 奏甲用の片手槍。奏甲の白兵修正を考慮してか命中精度は個人用のものよりやや低めである。
偏差がちょっと大きい以外はシミターに酷似した性能をもち、主武器にも予備武器にも使いやすい。
もっとも予備武器にするのならより軽く投擲可能なジャベリンの方が便利。やはり主力用か。
ロングスピア- 軽い、当たり易い、高威力と隠れた良武器な奏甲用長槍。
武装タイプが設定されていない事も優秀で、荷重・武装タイプの厳しいシュバルベやシャルIの強い味方である。
唯一の欠点は両手武器のため、腕を1本でも破壊されると使用できないというところか。
不安ならばジャベリンかショートスピアあたりを一緒に持っていくといいだろう。
ジャベリン- 投擲用の片手槍。個人武器では「投擲ルールがない」という事態に泣かされたが、奏甲用はきっちり射撃可能。
しかも投擲武器で唯一の射程2を誇るため、射撃武器の代用にもなる。
槍の中では複数携行しやすく、また抜群に軽いため槍使いの貴重な予備武器になってくれるだろう。
ハルバード- 個人用から大きく性能の変化した斧槍。命中率が下がって威力が上昇したのは同じだが、
重量が2倍になり武装タイプ「C」がついたのは大きなマイナスポイント。
軽量奏甲の友であったロングスピアに比べ、重量級の奏甲が振り回すための武器という感じになってしまった。
ダメージ値も含め、外見どおり「《槍/棒術》技能で使用できる両手斧」という感じの武器。
ランス- 奏甲用の騎乗槍……もっとも奏甲は騎乗しないので、突撃用の槍と考えるべきか。
片手武器ながらグレートソード並の命中精度と威力でこりゃグッド……と思いきや、
鬼のごとき重量点までついてくる超絶ウェポン。武装タイプ「C」も相まって、
ほとんど華燭奏甲かリーゼ弩級奏甲の専用装備だろう。
並の機体ではこれをもっただけで他の装備一切が持てないなんて事も起きる。取り扱い注意。
アークランス- 幻糸を分解する事でダメージを与えるアーク系武器のランス版。漢字を当てるなら『幻糸突槍』というところか。
アーク装備なので当然のように命中率は高く、威力に至っては全武器中でも最高ランク。
クロイツの装甲さえ打ち抜く威力は、まさに奏甲による近接格闘戦の最終兵器である。
破壊的重量は相変わらずなので基本装備のカルミィーンロートや、ブリッツシリーズにでも持たせておこう。
死神の鎌- Ru/Li/Lu/Raには普通のサイズが存在しないため、唯一の鎌型武器。いわゆるデスサイズの類だろう。
命中精度は悪く、通常のダメージも小さいが毒のようにじわじわとダメージを与える事ができ、
暗殺者や粛清部隊のための武器という感じである。抵抗さえ貫ければ確実にダメージを与えられるため、
抵抗修正の低い機体には極めて有効。逆にTL2以降の抵抗修正の高い機体には厳しい武器。
音叉槍- 歌姫の歌術を強化する二股の槍。WEB小説によると市場に出回っているコレはコピー品らしいが、
某アニメのロンギヌスの槍を思い浮かべてしまうのは筆者だけではないだろう(汗)
ツムギ君はこれでミリアルデをボコボコにしていたが、はっきりいって武器としての性能は低く、
この武器の存在意義は歌術補正アップ効果だけにあるといっても過言ではない。
必要幻糸武器知識がネックだが持っているだけで歌術補正+1はかなりおいしい。歌術機のお供に。
トライデント2006/01/28追加- リプレイ2巻「牙の海賊団」追加装備。追加奏甲であるヴィルベルニクセの装備と同じものである。
性能はショートスピアとロングスピアの中間という実に無難なところに落ち着いている。
ショートスピアの性能が主武器として満足できないようならどうぞ。
《弓術》用武器
- 小弓
- 個人武器のショートボウに相当する奏甲用の小型弓。TL1では射撃戦の主力である。
ショートボウ同様、2回攻撃で機体のダメージ修正を足せるため長弓より強力。
ただし奏甲戦ではしばしば圧倒的装甲で攻撃を弾く相手がいるため過信は禁物。
メインウェポンとして使うなら長弓の方がいいだろう。
長弓- 個人武器でいうところのロングボウ。手数で押す小弓に対し一発の威力で勝負するため、
装甲の薄い雑魚には弱く、分厚い装甲のボス格には強い。
弓を主力武器にするならこれと小弓を持っておき、相手に応じて使い分けるのがいいだろう。
クロスボウ- 奏甲用の機械弓。個人装備ではロングボウより強かったのだが、
奏甲用のものは長弓と全く同威力になってしまい、ひっじょーに微妙な武器化(汗)
命中率がちょっといいのと腕に装備できるのが利点といえば利点だが、
メインにするなら長弓でいいし、サブウェポンにはするには重過ぎるのが……南無。
リピーター- 連射式クロスボウ。こんなマニアックな武器、マニア以外で知っているのがいるのか?
……と、思ったらブレイドオブアルカナの装備表に発見。地味に有名になってきているのだろうか……。
腕につけられるのは便利だが、重さは小弓の2倍、威力は全く同じでダメージ修正も足せないというのは頂けない。
あえて利点を挙げるならヘルテンツァーが装備してもダメージが減らないというところか。
ダメージ修正マイナスの奏甲がもう何機か存在すればあるいは……残念。
《格闘戦》用武器
- 拳闘
- 奏甲による格闘戦時のデータ。基本的にスパロボの武器とみせかけて、
ガンダムやバルキリーも多用するので絶対奏甲がやっても全く問題なしである(何がだ)
威力は個人用のものよりマシだが、ダメージ修正が小さい事を考えると同じくらい。
奏甲が武器を持ち込めないという場所は少ないので、装備が全て壊れた時の最後の手段だろう。
押さえ込み- 奏甲で押さえ込みを行う時のデータ。
個人用のもの同様、成功率は皆無に等しいので使うならRu/Li/Lu/RaIIの「組み付き」ルールを導入しよう。
なお、絶対奏甲の押さえ込みは荷重値が自分より大きい相手は押さえ込めない。重量級の相手に組み付くときは注意。
クロー- 手の甲から伸びるタイプのものか、爪に取り付けるのかは不明だが絶対奏甲用の鉤爪。
軽くて攻撃回数も多く、なおかつ威力もそこそこ期待できる、隠密機専用なのが惜しいくらいの良武器。
ナハトリッタァやグラオグランツならスキルが低くても結構な率で当てられる優秀なサブウェポンである。
パイルバンカー- これを最初に使ったのはボトムズだっただろうか?TL3で登場、燃える男の炸薬式杭打ち機。
Ru/Li/Lu/Raでは拳闘を強化する格闘武器という感じで、お世辞にも強力とはいい難い微妙な武器。
威力もさることながら命中精度の低さ、この性能で重量3は如何ともしがたい。
シャッテンファルベが一応積んでいるが……趣味の世界の武器だろう。
ハイドロジャベリン2006/01/28追加- リプレイ2巻「牙の海賊団」追加装備。わかりにくいが、ヴィルベルニクセの腕に装備されているアレ。
格闘に使えて射撃も可能というショットランサーのような武器で、性能は隠密機用のクローとほぼ互角。
武装タイプの制限もなく、地味ながら優秀な装備となっている。
なお、手持ち時は射撃が出来ないので装備はできるだけ腕にしておくこと。
《拳銃射撃》用武器
- ピストル
- 奏甲用のハンドガン。巨大メカに拳銃というのはイマイチ格好つかないイメージがあるが……世間ではどうなんだろう。
射撃武器では最も軽く、個人装備のほどではないが命中しやすいのが利点な反面、威力・射程には難がある。
主力にするには威力が厳しいので、白兵奏甲の補助火器用といったところか。
アームガン- 機体固定式の小型砲。ぶっちゃけゼーレンヴァンデルングやヴィルトクリーガー・ベヘルターのアレ。
コミックではギネスの大将がバリバリ衛兵を打ち抜いてたがそこまでの破壊力は期待しないように^^;
命中精度はやや下がったが威力はピストルより上。また腕装備なので手が破壊されても使えるのが嬉しい。
基本的に補助火器だがピストルに比べ、重量や維持費も増えているのでそこらへんと相談してどうぞ。
《ライフル射撃》用武器
- マスケット
- WIZ7でアンパニに騙された身としては(以下省略)
まぁ、奏甲がちまちま弾込めしているところを想像するとなんだか可愛いので由とする(何故)。
個人武器のもの同様、TLがあがるまでの繋ぎ武器である。ライフルが開発されたらとっとと乗り換えよう。
ライフル- 奏甲用のセミオート(?)ライフル。両手武器ながら命中精度が高く重量もそこそこのお勧め補助装備。
射程・威力もあるため主力武器としても悪くないが、さすがに後半の重装甲軍団には息切れしてくるので注意。
狙撃銃- 名前こそ狙撃銃とはなっているが、性能的には個人装備の対甲ライフルに近いスナイパーライフル。
これまでのライフル系と異なり威力が乗算計算のため、攻撃回数1/2と相まって一発武器という傾向が強い。
なお、何気に武装タイプ「G」のため装備できる機体は少ない。使いたい英雄は要注意。
《自動小銃射撃》用武器
- サブマシンガン
- 奏甲用のサブマシンガン。ブリッツ・リミットに2挺流すれば「トゥ!マシングワァン!!」も実行可能(おぃ)
個人的にリアルロボの片手銃はこれが一番近い気がする。アサルトライフルだとちょっと大きすぎる感じだし。
性能の方は連射可能な拳銃といった感じで、やや重いかわりに威力と命中精度が強化されている。
TL2にならないと登場しないのがやや面倒だが、サブウェポンを悩んでいるならお勧めの一品である。
アサルトライフル- 奏甲用突撃銃……なんだか解説書くのがだんだん辛くなってきた(遠)
えーと、両手持ちになって命中精度・射程・威力が一通りアップしたサブマシンガンである。
手を破壊されると使えなくなるリスクと性能を天秤にかけて、後は好みで選択か。
ヘヴィマシンガン- メタスラネタを個人武器で使ってしまったためネタが苦しい……(おぃ)
マジメな話をすると、ガトリングガンの陰に隠れがちだが隠れた優良武器。
命中率・射程はガトリングガンを上回り3回攻撃可能、威力も遜色ない。
武装タイプ「C」「E」武器で両手持ちと装備条件がやや厳しいが使い勝手はいいはず。
ガトリングガン- 主に機動兵器の使う多銃身回転機関砲……わかりやすくいえばバルカン砲である。
毎秒200発という凄まじい連射力を再現したかのような3回攻撃+3D威力はまさに圧巻。
しかし命中値は斧槌に負けない低さで、クリティカル/ファンブルルールを取り入れている場合、
攻撃回数の多さも祟ってあっという間に使用不能になってしまう事も多く、注意が必要。
回避・装甲の低い雑魚的掃討には極めて優秀なので他の武器とうまく組み合わせて使っていきたい。
《ロケット/ミサイル》用武器
- 携帯型ロケットランチャー
- 奏甲用の使い捨てロケットランチャー。パンツァー(シュツルム)ファウストなんかもこれに含むのだろう。
軽さとロケットの中では手ごろの価格で気軽に積みやすいが問題は威力。
この威力・命中精度で1発限りというのはちょっと……まず当てる事が難題だろう。
荷重に余裕がある限り、上位武器の手持ち4連ロケットポッドを使った方がいいだろう。
一応、こちらの利点として「使わなければ維持費がかからない」というのもあるが……決め武器にするにも厳しい。
手持ち4連ロケットポッド- ある意味一番メタスラライクな「ラケェットランチャ!」(ブラックハウンドで狙撃)
他のロケット/ミサイルと異なり武装形式「B」のため手軽に装備でき、
命中精度こそ低いものの攻撃回数の多さで何とかカバーできる。1発の威力は携帯型に同じ。
携帯型の2倍以上になってしまった重量と、やはり単発兵器な事が懸案か。
問題は……何故『4連』ロケットポッドなのに攻撃回数『3』なのだ?!(おぃ)
「4発目は反動相殺のため後ろに飛ぶ」「1発は見せ弾で絶対外れる」など諸説があるが真相はアーカイアの闇の中である。
背負い式ロケットランチャー- ロケットランチャー系の最上位武器。実は武装タイプ「F」の武器はこれ一つっきりだったりする。
命中精度と攻撃回数、そして重量も更に増えており……恐らく通常機に積む事は最早不可能な決め武器。
リーゼ弩級奏甲のような重量機にでも……といいたいのだがそういう機体は殆ど初期装備していたりする(遠)
せっかくだからゼーレンヴァンデルングの肩にでもつけて、デンドロビウムごっこでもしてみるか?
バズーカ- コレとかバルカンの話が出ると決まって「それは固有名詞で兵器の名前じゃねぇ」という人間はいるものだが、
そういう方々も無限軌道をわざわざ「クロウラー」と呼ぶわけでもない(キャタピラは登録商標である)ので気にしてはいけない。
ロボットもの的には「弾装orマガジン式の手持ちロケットランチャー」とでもいった定義になるわけだが、
Ru/Li/Lu/Raのもその辺を反映してか唯一単発でないロケット系兵器となっている。
命中精度もロケット系では格段によく、威力も期待できる極めて使いやすい決め武器。
多目的ミサイル- 多目的といっても別にこれで御飯が炊けたり電子レンジ調理OKだったりするわけではなく(当り前だ)、
地対空地、空対地空どちらの用途にも使える多用途ミサイルということだろう。
なお、ルールブックのハードポイントは誤植で「肩もしくは脚」が正解なのでご注意を。
装備タイプ「G」のため装備できない機体が多いのが難点だが射程距離はダントツ。
命中精度・威力も期待できて値段・重量もそこそことロケット系の上位武器とも言える性能の持ち主。
単発武器ということで敬遠されがちだが、後衛の始末や先制攻撃など用途は広いので余裕があったら積んでみたい。
ミサイルポッド- 小型ミサイル4発を詰め込んだミサイルお買い得パック。
たしかに多目的ミサイル4発買うよりお徳ではあるのだが、全武器中最重量級の重さはどうにも……。
きっぱりさっぱり後期の大型奏甲専用武器。金に余裕ができたらロケットポッドから乗り換える上位武器といったところか。
なお、この武器の連射はやや特殊で同一目標にしか行えない。まぁ、ばら撒き撃ちって殆どしないので気にはならないけど。
《キャノン》用武器
- ハンドキャノン(20mm)
- 奏甲用の手持ちキャノン砲。しかし20mmって口径2cm……キャノン(砲)といっていいのだろうか(汗)
ハンドキャノンというとデザートイーグルの別名がまず浮かぶが、《キャノン》技能で扱う以上、列記とした火砲なのだろう。
必要現世武器知識の高さと射程の短さが気になるが、さすがにキャノンだけあって威力は大したもの。
武装タイプも存在しないためどの機体にもつけられるのも長所だろう。ただしけっこう重いので補助武器には微妙なところ。
またロケットほどではないが、価格・維持費も銃器より高めなので予算と相談して装備したい。
ハンドキャノン(40mm)- 手持ちの大口径キャノン……と、いっても40mmだが。イメージ的には「スッパーグネーイド!」(メタスラ)な感じか。
威力と射程が延びたのは嬉しいが命中が下がり、重量も背負い式ロケットランチャー並に増えてしまったのが悲しい。
破壊力に関しては申し分ないので、肩ハードポイントのない機体でキャノンを主力にしたい時はコレ。
キャノン(88mm)- 第二次世界大戦で有名を馳せた独製のキャノン砲……の、同型?「アハトアハト」と読むのが正式らしい。
現世では既に旧式だが奏甲相手にはまだまだ現役。20mmキャノン並の重量で命中・威力は40mmハンドキャノンを凌駕する。
武装タイプ「E」で肩武装のため取り付ける機体を選ぶが、キャノンを主力にするなら最有力候補だろう。
リーゼ・ミルヒヴァイスにつけるとガンキャノンやD−2に早変わりできる魔法のキャノン(爆)
キャノン(122mm)- 我らが露西亜の誇る(筆者はロシア兵器大好きです(おぃ))第二次大戦最大口径の戦車砲。
リーゼ級専用だが、その威力は毎ターン発射可能な長射程バズーカといえば理解してもらえるだろう。
お約束どおり重量の方も強烈だが、元々リーゼしか装備できないのであまり気になる事はない。
ちなみにリーゼ・リミットだけでなくリーゼ・ミルヒヴァイスも積めるので、
「リミットを運用する金なんてねぇ!」という人はミルヒヴァイスに積んで頑張ってみるのも手。
120mm連装幻糸砲- ルールブックでは連装がついてないがエラッタによるとこれが正式らしい。クーゲルのにも連装ついてないけど……。
読参の幻糸レーザーがなくなった事とあわせて幻糸エネルギーを打ち出すビーム砲だと思っていたが、
IIの幻糸ピストルの説明を見るに、もしかするとレールキャノンの一種なのかもしれない。
性能の方はというと、必要知識が幻糸武器知識な事を除き、122mmキャノンの上位版といった感じ。
非買ではないがTL4ということで入手困難な武器。手に入ったら遠慮なく使いまくりましょう。
ファイヤボルト- 実体が今一つ掴めない謎のキャノン砲。読参では『火筒』となっていたので歌術的な大砲か火矢なのだろうか?
性能は使い捨てだった読参より多少マシになったが、それでもTL1での《キャノン》用繋ぎ武器という程度。
特に拘りがないならシャルラッハロートIIやリーゼ・ミルヒヴァイスのそれは長弓に変えたほうが役に立つだろう。
まぁ、キャノンは上位武器に恵まれているのでガマンして使い続けてもいいかもしれないが……。
ヴァッサァカノン- 水を高圧で噴射するハイドロキャノン。別名『水噴砲』。
武装タイプ「I」はブラオヴァッサァしか持たないため、事実上の専用装備である。
射程距離に難があることを除けば、毎ターン射撃でき威力も高い良武器。
ちなみにTL2の射撃装備では唯一クロイツ・ゼクストを傷つけられる兵器だったり。うわーい(馬鹿)
ファイヤボルト改2006/01/28追加- どこもかしこも今一つだったファイアボルトの改造型。シャルフシュッツェが装備しているアレ。
肩装備時可能になり、更に肩装備時は自動装填装置によって装填と行動を同時に可能。
重量・命中も少しではあるが改善されており、かなり使いやすくなった。荷重がある奏甲のサブウェポンに。
《爆発物》用武器
- 対甲地雷
- あれ?これって個人用武器にもなかったっけ?しかも命中率が変わっている……?
……そういうわけで、解説は第3回を確認ください。
奏甲で使用した場合の変化として命中精度が上がり、反撃を受ける事がなくなっている。
もっともこれを直接攻撃に使う事事態がほとんどないとおもうが……。
グレネード- 奏甲用の「ぐねーいど」(もうやめなさい)
個人用のものと違い3発一纏めでの扱いとなっており射程距離も近接距離までダウン。
奏甲の《爆発物》系兵器は個人へクスだとかなりのヘクスを攻撃できるため、狭い場所で有効な兵器。
もっとも威力がどうとかいう以前に奏甲の胴ハードポイントは貴重なため、普段からコレを積む利点は少ないか(汗)
通常爆弾- いわゆる投下爆弾。その中でも通常……誘導能力をもたない爆弾の事。
上記解説からもわかるとおり通常は奏甲1体を狙って精密爆撃するような兵器でなく、
大量にばらまいてなんぼの品であり当然投擲時の命中精度も悪い。
威力はグレネードより高いがこの程度の威力の武器は多いし、わざわざ装備する必要もないだろう。
《特殊武器》用武器
- クラスターマイン
- TL3で登場する対人迎撃用の指向性地雷。これが《特殊武器》扱いなのは甚だ疑問なのだが……誤植であってほしい(危)
大量の破片をばらまく榴散弾発射装置であり、クレイモア地雷といえばピンと来る人もいるだろう。
射程は奏甲中心ながら個人へクスで3マスと極めて広く、奏甲にダメージを与えないため寮機がいても安心して使用可能。
ただし雑魚的ルールを使っていないと一撃で倒れてくれる人間の方が少ないので、
胴ハードポイントを消費してまで装備するには微妙かもしれない。狭所での対人戦が予測されるなら。
金剛糸- 敵を切り裂く必殺仕事人ライクなワイヤーカッター。
実は射程もちなので個人MAPでは無限に伸びる驚異の白兵兵器と化したりする。
威力は控えめだが装甲無視は重装甲と戦う際の強い味方。幻糸武器のためクロイツにも有効である。
上位武器が全くないため発展性に乏しい事と、初期装備するには必要幻糸武器知識が極めて高いのが難点。
ムチ- 奏甲用のムチ……やっぱり、イマイチ様にならない武器な気がする(滅)
命中精度・ダメージは終わっているためいうことはないが、奏甲用のこれは絡みつき効果がある。
胴体、奏座以外の効果を封じられるため、Ru/Li/Lu/RaIIの「迎え撃ち」「ピンポイント攻撃」と併用すれば、
飛行奏甲を引き摺り下ろしたり、厄介な相手の主力武器をからめとったりと色々な使い方が考えられる。
その際、こちらも片手を封じられてしまうため、片手用かハンドフリーの武器を用意しておくのを忘れずに。
《盾防御》用装備
- 小盾
- 奏甲用の一般的な盾。もっているだけで装甲が+2されるため、防御に不安のある序盤はありがたい。
逆に攻撃力過多となってくる高TLではあまり頼りにならない事も多いので、
そうなったらさっさと上位の盾に乗り換えるか、いっそ外して装備重を確保してしまおう。
カイトシールド- 中盾。重量が上がって防御値もアップ。荷重に余裕があるなら小盾よりこちらを積みたい。
攻撃力過多の高TLでは効果が薄くなるのも小盾に同じだが、
腕装備できる盾の中では最高ランクの防御値なので両手武器使いは最後までお世話になるだろう。
大盾- でかくて重い大型シールド。防御値4はさすがだが重量6は通常機には厳しすぎ(汗)
比較的軽めのスピア系と組み合わせて使うか、あるいは重量級奏甲の装甲値のダメ押し用。
なお、サイズがサイズだからか腕には装備できない。必然的に片手武器と組み合わせる事になるので注意する事。
シュツルムシールド- 小盾の防御力を削り、攻撃性能を付け足したような性能のシールド。
読参ではローザリッタァに装備できないという間抜けな事態があったが、
TRPGではめでたく突式ならどれでも装備可能となった。
いわゆる省スペース武器で、予備武器も欲しいが盾を装備すると余裕がないという事態で役に立つ。
数少ない《盾防御》が役に立つ武器でもあるし、スキルをあげているならそれなりに使えるはず。
重積シールド- TL3で登場する、複合装甲で作られたシールド。
FPさえあれば手に入り、軽くて堅いというスグレモノだが手持ちのみなのが欠点。
とりあえず片手武器使いなら持っておいて損はないだろう。
竜鱗の盾- 竜の鱗で作られた魔法の盾。この盾を作るのに一体何体のドラゴンが犠牲に……(銃声)
手持ちのみだが防御値は全盾中最高値で個人用装備のもの同様に抵抗修正もアップする。
ただ、けっこう重く、盾の中では唯一《幻糸武器知識》が必要となる装備なので、
手にはいっても装備できないという事態が起きるかもしれない。
奏甲用補助装備
- NRS
- Noise−Reduction−System。
奇声の影響を軽減し、ゲームでは抵抗判定にボーナスを与えてくれる防御装置。
抵抗修正がマイナスとなっているプルプァ・ケーファやメインシュハイト・ノイには必須といってもいい装備。
ただ、実際には完全上位版のNRSIIがで装備できるためコレをわざわざ買う必要はない。
ハイリガー・トリニテートなど過去の奏甲についてる旧式装備とでも思っておこう。
NRSII- その名の通りのNRSの強化版。NRSの完全上位版にあたるので基本的にこっちを装備しておけばよい。
どうしてもNRSを活躍させたいというGMはこちらをTL2以降の装備に変えてしまうのがいいだろう。
(と、いうかシャルIIIの解説を読むにその方が適切だと思うのだが……)
なお、NRSもそうだが使用には《幻糸武器知識》が必要。他の補助装備にも同様に求められるため、
幻糸武器を使わないつもりでも10Lvくらいにはしておくべし。
ドッペルゲンガー- NRSIIの歌術抵抗版。こちらは歌術への抵抗修正がアップする。
奏甲装備のものは修正+10となっているが、装備表の+30が正解なので注意する事。
奇声蟲討伐があらかた終わり、奏甲戦がメインになったらNRSから乗り換えよう。
必要幻糸武器知識はNRSより高いので注意する事。
ボイスチェンジャー- ROLでいうエクセレンジ・オブ・ヴォイス。歌術の射程距離を延長する事が可能。
必要幻糸武器知識が20と高く、なかなか利用する機会はないが、歌術機には便利。
音叉槍や金剛糸を主力武器にするつもりなら、そのついでに積んでおくのがいいだろう。
水晶板- 奏甲偵察の強い味方となる幻糸レーダー。
偵察修正±0の機体でも技能なしで70%は《偵察》が成功するようになるので、
他に積むような補助装備がないなら積んでおきたい。
キューレヘルトやリーゼ級のような偵察が苦手な機体の底上げにも便利。
ノイズ発生機- メンシュハイト・ノイの腕についているようなノイズ発振装置。
ただし全奏甲対応のこれは歌姫の歌術「奇声」を補助するためのものである。
けっこう重い&「奇声」自体あまり使える歌術でもないのでPCが使う事は少ない。
必要幻糸武器知識の高さもマイナスポイント。
ダビングシステム- 読参時代は「リート・レコーダー」と呼ばれていた、奏甲の起動延長機構。
リミッタOFFや歌術でMPを使い切ったり、奇声などで歌姫が倒れた時の最後の命綱になるが、
延長時間がかなり不規則なため当てにしすぎると痛い目に会う。保険程度に考え、歌姫は大事にしてあげよう。
エコーシステム- ビリオーン・ブリッツに積まれているものと同型の起動補助装置。
歌術「起動補助の歌(ザ・トッカータ)」とほぼ同じ効果で、
絆チェックに修正を受ける起動モードやヘルテンツァー系への補助として便利。
「起動補助の歌」とあわせて使えば更に効果を期待できる。
幻糸帷子- かたびら=チェインメイル。要は奏甲に着せる増加装甲である。
重量5で装甲+2とかなりしょっぱい効果な上、維持費までかかるのであまりお勧めはできない。
よっぽど荷重に余裕があり、なおかつ装甲値がほしいのなら……。
忍び布- 隠密奏甲用の隠密能力強化装置……って書いてる本人もイメージがわからん(おぃ)
ハットリ君(古)とかで使われた壁の模様なんかが書いてある布みたいなやつなのか……?
装甲値も上昇し、《隠匿》にもボーナスと性能については申し分なし。
防御値については盾のものとも重なるようなので、グラオグランツなどは両方装備してもいいだろう。
フォンテーネI2006/01/28追加- Ru/Li/Lu/Raで装備にこの手の固有名詞がつくのはけっこう珍しいかも。和訳すると「(小)噴水」となる。
ヴィルベルニクセのと同型の外付式ハイドロジェットであり、当然、水中用に改修された奏甲専用。
最大移動力と回避のアップはおいしいが、荷重7と猛烈に重い。重すぎる。
なかなか使う機会はないが水中→陸戦に移る揚陸作戦などが真価の発揮どころか。
パロットシステム2006/01/28追加- リプレイ2巻「牙の海賊団」にして遂に追加された独立稼動奏甲作成用パーツ。
メンシュハイト・ノイやケーファとは全く別系統のようだが、とにかく取り付ければ単独稼動可能になるようだ。
制限時間・MP消費もなく、時間限定ながらリミットOFFも可能と超優秀だが、
最大のネックはやはり重量。取り付ける機体はよく選びたい。 なお、これによるリミッタOFFはMPを消費しないらしい(リプレイ本文より)……卑怯くせぇ。
忍び布(前期型)2006/01/28追加- ヘルテンツァー・ロルベーアに装備されているアレです。
ただし効果は低く、必要知識は高く、武装タイプ「H」も必要だわで使い道はほとんどない。
オリジナルで隠密奏甲を登場させるなら……と、いったところか。
総論
奏甲用装備は個人装備と被るものが多くてネタ的に苦しかったです(おぃ)
もとい、奏甲用の装備はけっこうパターンが固定されがちですが、
役に立たないといわれる武器も意外な使い道があったりします。
絶対奏甲にあわせ、いろいろな武器を使ってみるのもRu/Li/Lu/Raの世界を広げる事になると思いますよ。