とことんるりるら!第2回
「技能あっての英雄です」
モニタの前の皆さん、こん○○は。
とことんるりるら!第2回、キャラクター作成の順にのっとり、キャラクター根幹その2「スキル」です。
何故かルールブックでは装備一覧の方が先にきてますが、それはこの際気にしないということで。
技能なしの目標値が基本で五分と比較的高いRu/Li/Lu/Raですが、活躍をするにもキャラを立てるにもスキル選びは大切。
しかし実際始めてみるととれるスキル、伸ばせるスキルの数は意外と限られているのがわかります。
今回は技能のとり方や成長を交えつつ、個々のスキルの解説をしていきましょう
限られたスキルをどう選ぶか
Ru/Li/Lu/RaTRPGのスキルは初期に数個を段階別に選んで取得し、その後はレベルアップ時のポイントで成長していきます。
ここで重要なのはレベルアップ時のボーナスで「1Lvごとに上げられるスキルのランクは1つのみ」、
そして「成長ポイントは使いきりが基本」という所……つまり、総量をベストに配分する事は殆ど無理ということです。
(このあたりはGMが成長ポイントの持越しを認めるとかなり変化しますが、今回はハウスなしの話とします)
また成長ポイント自体も最も高いランクのスキルを成長させるとほぼ0となるため、伸ばせるスキル数は必然的に限られます。
このため「もっとも重要なスキルを1〜2個決め、それを集中的に伸ばす」「高レベルにしたいスキルは後取りしない」
……この二つがスキル取得の大原則となります。奏甲に目をやると多彩な武器をもった機体が目をひきますが、
実際にすべての武器を運用する事はほぼできない……と、思った方がいいでしょう。
後悔しないスキル選び……英雄の場合
機奏英雄は戦う事をまず要求されます。そのため、ランク3〜2は戦闘用のスキルで殆ど埋まる事でしょう。
基本ルールブックP.34のコラムでは「ゲーム的に有利なものばかり選ぶとキャラが薄くなる」とありますが、
下手に鵜呑みにしてランク3に現世での職業技能などをもってきてしまうと、かなり厳しい事になります。
絆0Lvスタートでない場合、既に召喚されて一ヶ月ほどが経っています。スキルを身につけるに十分な時間はあるでしょう。
最重要になってくるのは自分の使う武器技能、それに生死にダイレクトに関わる《回避》です。
TL2以降で武器知識が必要な装備を使う場合は《幻糸/現世武器知識》も必要となります。
一つの例をあげるなら
ランク3:メイン武器技能、《回避》
ランク2:《幻糸/現世武器知識》、サブ武器技能(メイン白兵なら射撃、メイン射撃なら白兵系が望ましい)
ランク1:キャラクターの個性をだす技能、《偵察》、《推理》
……と、いった感じでしょうか。サブ武器技能と《回避》を入れ替えるとか、
武器知識を削って個性をだすための技能を入れる、《強撃》や《受身》を取ってみるなど応用も可能です。
他で英雄に有用な技能としてあげるなら《偵察》(判定回数がとにかく多い)、《推理》(困った時に頼れます)、
《エンジニアリング》《メンテナンス》(整備の人件費節約になります)といったものもいいかもしれません。
II追加技能を導入するなら《同調》もランク2の補助スキルとして有用です。
後悔しないスキル選び……歌姫の場合
戦闘部分に多くのスキルを取られる英雄と違い、歌姫はかなり選択肢が広がります。
戦闘では殆ど歌術での援護だけのため、ランク3やランク2から趣味的技能をもってきても問題ありません。
有用性を考えるなら、英雄の苦手とする分野……知識や個人戦闘をサポートしてやるのがいいでしょう。。
とくに《アーカイア知識》《歌術知識》《蟲知識》などは歌姫がもっていると、異世界ものらしい解説者になれます。
《エンジニアリング》《メンテナンス》も英雄と同じ理由で取得すると便利ですが、
これはかなりキャラのイメージに関係する(清楚な歌姫が整備なんて……とか)ので、よく考えた方がいいかもしれません。
なお、IIの歌姫効果を使う歌姫PCはランク2〜3でそれようのスキルを取っておいた方がいいでしょう。
さすがに成功率50%ではせっかくの特殊能力も死んでしまいますから。
個別スキル好き語り
スキルに関する大雑把な解説がすんだ所で、今度は個々のスキルに触れていってみます。
一応、ルールブックのスキルに加えアーキタイプ歌姫のスキルも解説。
けっこう個人的見解が加わってますので、そこのところはご容赦を。
戦闘系スキル
- ナイフ戦
- 小型の刃物……ナイフやダガーを扱う技能。使える武器は奏甲で二つ、個人武器で一つ。
しかも奏甲用のコンバットナイフはダガーの完全上位武器のため、実質使える武器はどちらも一つだけである。
主力というよりは射撃系英雄の接近防御や、歌姫の護身スキルといった感じか。
剣技- 剣道から西洋剣、日本刀まで使えるある意味すごい幅の広いスキル。
可もなく不可もない武器が揃っており、強力な歌術武器もあるので白兵系の英雄には一番無難な選択。
また貴方が主人公なら他に選択肢はなく、間違っても《斧/槌戦闘》などとってはいけない(断言)
槍/棒術- 槍やスタッフなど棒状武器を扱うためのスキル。何故か斧系っぽいポールアームも使えたりする。
使用可能武器は剣と並んで2番目に多く、ダメージも期待でき、上位武器も揃う、隠れた優等生スキル。
ただし唯一の欠点として携帯性のなさ(目立ち、持ち歩くには片手が塞がる)があるので、護身には不向き。
主役、もしくはクールな2枚目・女戦士によく似合います。杖術ならおっさんも可(超偏見)
斧/槌戦闘- 斧やメイスなど力任せでドカタ系な武器スキル。唯一の例外は勇者王である(おぃ)
使用可能武器は固い相手に強く、素早い相手に弱いという実にわかりやすい特性をもつ。
制限はないけど、できるだけ怪力の人が使いましょう。
あまり痩せた非力者がもっても絵にならない武器だと思います(特に男性の場合)
弓術- TL1での射撃戦の要。弓も弩もどちらも使える。GURPSでは別技能なのに(関係なし)
個人・奏甲用ともに短弓は白兵ダメージ修正を足せるというユニークな特性をもつが、
正直TL2以降では威力と、特に荷重で銃火器に大きく見劣りする。
長期キャンペーンで主力スキルにおくならある程度覚悟しておく事。
格闘戦- 燃える漢の素手攻撃スキル。ベヘルターの幻糸ブレード等も使えるので、肉弾戦全般スキルというところか。
最大の利点は武器を取られる事がなく体一つで暴れまわれるということだろう。
実際に使う機会が少ないだろうが、現世の喧嘩番長などは趣味としてもっておくのも悪くない。
特殊武器- 特殊……とはいうものの、実際はワイヤーや鞭などのひも状武器を扱うスキル。
《ナイフ戦》と並んで使える武器数は少ないが、絡みつきや装甲値無視などトリッキーな効果が付属するのが特徴。
また戦闘以外でもプレイヤーの機転でロープアクションや捕縛に使えたりするのも便利なところ。
とりあえず考古学者は取っておきなさい。悪いこといわないから(謎)
拳銃射撃- 拳銃……厳密な定義としては「片手に持って撃てる小型の銃器」を扱うスキル。
とりあえずTL1では英雄持込のみのため、奏甲戦に役立てる事はできない(汗)
武器の性能自体は悪くなく、銃器なので筋力に依存せずダメージを出せるのが強み。
全体的に射程が短いため、白兵キャラの補助火器といったところか。
ライフル射撃- まず一言。ルールブックの解説を鵜呑みにするとショットガンは使えません(爆)
(ショットガンでライフリングがあるのは一部スラグ弾(一榴弾)のみ)
更に『ライフリングのある銃全般』だと拳銃やライフル砲まで含まれてしまうため、《小銃射撃》とでも考えときましょう。
で、解説の方はと言うとマスケットを除けば命中率・ダメージ共に優秀な装備がそろう優良スキル。
特にライフルの命中率の高さは白兵武器使いのサブウェポンにも超便利。欠点は全て両手持ちということぐらいか。
自動小銃射撃- いわゆる機関銃・突撃銃の類を扱うためのスキル。
「オートマチック銃を〜」とあるが、正確には「フルオート可能な銃を〜」だと思われる。
拳銃射撃と全く同じことが言え、やはりTL1では奏甲戦で役に立たない(涙)
しかしTL2以降では軽くて強い奏甲戦のメイン射撃武器となるので、
その時代を扱うならメインでもサブでもとって置いて損はない。
ガトリング砲やヘヴィマシンガンなど強力な上位装備が揃っているのも魅力的。
ロケット/ミサイル- 誘導・非誘導を問わず噴進弾を扱うためのスキル。
現代戦の主力兵器なのだが、Ru/Li/Lu/Raでは装備の多くが単発・高維持費・低命中率と悲しいほどに役に立たない(苦笑)
奏甲戦に限れば、TL3で強力なバズーカが追加されるので射撃サブにできない事もないが……。
とりあえずガ○ダムしたい人はバズーカのためだけに持っておくこと(おぃ)
キャノン- いわゆる『大砲』を扱うためのスキル。きっぱりすっぱり奏甲戦専用。
個人戦で全く役に立たないせいか、奏甲用の使用可能装備は妙に優秀なものが揃っている。
維持費がやや高いことを気にしなければ十分に射撃用のメインスキルとなり得るだろう。
ただしTL1では『最鈍足火器』ファイアボルトしか使えないので、それだけは要注意。
爆発物- 危険物取り扱い免許から手榴弾の投げ方・時限爆弾設置まで含む、なんだか妙に懐の広い戦闘スキル(笑)
戦闘スキルと銘打ってはあるが、これの出番の殆どは地雷や時限爆弾などのトラップ的用法だろう。
なお、奏甲武器ではクレイモア地雷そのもののクラスターマインが何故か使えない。誤植?
盾防御- 奏甲戦ではスキルがなくても盾が使えるせいか、今ひとつ影の薄い悲しいスキル。
忘れられがちだが《盾防御》に行動を使う事で、盾の防護点10倍というけっこうな恩恵も得られたりする。
重戦士がブレスから仲間を庇う時など、覚えておくとけっこう使えるかもしれない。
回避- 敵の攻撃を回避するためのスキル。後半、攻撃力過多になるRu/Li/Lu/Raの戦闘では最重要といっても過言ではない。
初期取得では必ずランク2〜3でとっておき、以降もマメに伸ばすよう心がけたい。
強撃- クリティカル時の攻撃力をアップさせるという、ちょっと特殊なスキル。
当然ながらクリティカル命中ルール導入時しか取得できず、クリティカル以外では何の効果もない。
クリティカル命中でダメージも上がるのは爽快だが、かなり不確定要素が大きいため入れ込みすぎは危険。
初期でとるならランク2で確実に+1D10を稼ぎたい。それい以降は+2D10もあれば十分だろう。
受身- その名のとおりの受身スキル。戦闘スキルというより落下など事故に使う事の方が多いだろう。
ルールをそのまま適用すれば英雄は10m落ちても死なないが、さすがにGMが許してくれないと思うので(笑)、
万が一への保険で取っておくに越した事はない。
一般系スキル
- 現世武器知識
- 現世から持ち込まれた近代兵器を使用するのに必要なスキル。
個人武器は武器スキルでも代用できるが、奏甲用武器には知識必須。
奏甲武器は経験則が通じないというところなのだろうか?
自分の使う武器を確認し、使用可能なレベルだけあればそれ以上は必要ないだろう。
幻糸武器知識- アーカイア謹製の歌術装備を使用するためのスキル。
詳細は《現世武器知識》に同じだが、奏甲の補助装備にも要求されるため重要性は多い。
武器を使わなくても、NRSや水晶板が使用可能な5Lvくらいは抑えておきたい。
蟲知識- 奇声蟲に関する知識。データ的だけでなく、行動パターンや最近の動静もわかるためけっこう便利。
またGMがオリジナルの奇声蟲を出した場合の能力推測などに使う事もあるだろう。
TL1以外でも新種奇声蟲と出会う事を考えると取っておいて損はないスキル。
歌術知識- 歌術に関する知識。一般のファンタジーで言う魔法知識と考えればいいだろう。
あまり使う機会はないが、使うときは他に代用が効かないという状況も多い困った技能。
『歌姫らしい』技能でもあるので、歌姫が少しかじっておくと便利かもしれない。
現世知識- 現世に関する知識。突っ込んだ知識ではないそうなので、一般常識全般と考えるのがいいだろう。
とはいえ現世の有名人を思い出したり、持ち込まれた物品の正体を探ったり……と、使い道はけっこう多い。
使用頻度はGMの世界観に依存するものの、英雄なら少しは持っておいたほうが「『らしい』だろう。
アーカイア知識- 《現世知識》の真逆と言える、アーカイアに関する知識。
冒険の舞台に関する知識なので当然ながら出番は多い。
適用範囲もモンスター知識から地理までとかなり広く、普通に役立つ。
エンジニアリング- 奏甲のチューンに必要とされる、いわゆるカスタマイズ技能。
持っていればカスタマイズの人件費節約になるほか、確実に必要スキルを満たせるという安心感にもなる。
もっとも金銭問題さえ解決すればどうとでもなるわけで、極めるかはカスタマイズの必要性と財布しだいか。
メンテナンス- 奏甲の整備に関する知識……《エンジニアリング》と分かれている理由は正直謎(汗)
いえる事も《エンジニアリング》と同じだが、こちらは必ず必要とされるため重要性はアップ。
取るかどうかはキャラクターの雰囲気と成長ポイント次第だが、もっておくと何かと便利。
鍛冶/工作- 原始的な道具……剣やイカダなど、中世レベルの技術での作成スキル。
セッション内での出番は少ない、いわゆる「味付け技能」だが、
奏甲を墜とされ体一つで極地から生存など、サバイバル的状況では役に立つ……かもしれない。
偵察- 名前は偵察だが探索や追跡も担当する視覚系の万能スキル。
公式ページのWEBシナリオでもあるように遺跡探索ではこのスキルの成否が報酬に直結する事もあるので軽視は禁物。
奏甲戦に限れば機体の偵察修正でけっこうなんとかなってしまうため、割り切ってしまうのも手ではある。
隠蔽- 自他人や物を隠す、《偵察》と相反するスキル。意外とPCが使う機会は少ない。
待ち伏せやIIの英雄能力「カバー」を使用する場合は重要スキルになるほか、
パーティ内で一人くらいはもっておくと潜入工作など行動に幅が効く便利技能。
盗賊- スリ、罠設置&発見&解除、鍵開け、変装……と、盗賊っぽい行動に使うという非常にアバウトな万能スキル。
範囲が広すぎていまいち適用が掴みづらいが、パーティで一人持っておくと便利ではある。
鍵開けに関しては「七つ道具」をもっていればボーナスを得られるので使う予定なら購入しておきたい。
交渉- 交渉系スキルシリーズのその1。いわゆる正攻法での交渉を行うスキル。
重要NPCに対しては実際にロールプレイで対応する事が多いため、情報収集での時間短縮スキルといったところか。
恫喝- 交渉系スキルシリーズのその2。その名のとおりの脅しによる交渉を行う。
《交渉》が通用するような一般的な交渉には不向きで、交渉の通じない敵対的な相手に強い。
交渉の基本はアメと鞭というわけで、《交渉》とあわせて取っておくとより使いやすいかもしれない。
推理- プレイヤーにかわり、キャラクターが考えてくれる……いわゆる救済用スキル。
ルールブックにもかかれているがこれを使うのは最後の手段であり、基本的に頼ってはいけない。
技能なしでの使用は完全不可なので、不安があるならランク1でも取っておくこと。
救急- 医療関係の総合スキル。わざわざ包帯について「破いた服で代用可能」と書くあたりがらしいというか(笑)
スキル自体は時間のかかるHP回復手段と言った所。包帯以外に軟膏なども必要なため注意する事。
気絶している相手を最低限だけ治すということができるため、尋問にも有用だったりする。
泳ぎ- 水泳のためのスキル……というよりは不利な状況でうまく泳げるかというスキルという方が近いか。
II追加ルールによると奏甲もこれで泳ぐらしく、水中戦が予期される時はもっていると心強い。
歌姫ならサービスシーンのためにとってみるのも……ゲフンゲフン(逃走)
料理- 読んで字の如く。と、いうか語ることのほうが少ない(汗)
とりあえずパートナーに手料理というのはお約束的シチュエーションだし、持っておいて損なし?
ド下手な料理を食べさせられることに萌えを感じるという方はなくてもOKだが(笑)
ギャンブル- これも語ること少なし。読んで字の如くの趣味的技能だろう。
相手と親睦を深めたりもできるそうなので情報収集用スキルといえなくもない……か?
口説き- 一部キャラクターのものはさりげに同性にも効くそうです。ウホッ。
情報収集系ではあるものの不確実なところが厄介。情報収集系ではあるが趣味の領域だろう。
II追加スキル
- 同調
- 奏甲起動チェックを助ける奏甲用スキル。キャラクターの絆が不安なら取っておくといいだろう。
起動表をずらす事もできるが所詮10Lvで1%程度。当てにしすぎないように。
鑑定- 物品の価値を鑑定するための知識スキル。今まで知力や《○○知識》で行っていたものを厳密に定義したという感じか。
高レベルになると歌術的な装備を見分ける事もできるようになるため、なかなか便利。
真贋鑑定も状況によっては重宝するだろう。一人専門家がいると重宝するスキル。
詐術- 人に対して嘘の情報を与えるスキル。シティアドベンチャーや潜入工作の友。
情報系スキルではあるが失敗がリスキーなため普段から使うのは避けた方が無難だろう。
演奏- その名のとおりの趣味スキル。音楽関係だけにやっと追加された、というか……実は歌唱もまだなかったりする(汗)
特筆すべき所はレベル半分で全ての楽器を使用できる《演奏:全て》の存在くらい。
武器攻撃でもこういうのあると奏甲の多彩な武器がいかせるんだけどなぁ。
歌姫アクション(各種)- 各種歌姫アクションの発動に使うスキル。それぞれ別技能として取得するが一括解説で。
さすがに幾つもとるには成長ポイントが足りなくなるだろうし、
よく使う感情カードのものを失敗しない程度に伸ばしておけば問題ないだろう。
NPC・アーキタイプ所持スキル ※括弧内は取得しているNPC・アーキタイプキャラクター
- 破壊活動(カタリナ)
- 触れたもの本人の意志に関係なく故障させるという、なかなかに危険なスキル。スキルという特殊能力?
厄介なだけと思いがちだが、機転次第では精密機器を短絡させたりクロイツすら各座させるなど恐ろしく強力。
安易にPCへの取得は認めさせないほうがいいだろう。あまり便利に使われるなら不安定になったり制限を加えるのも手。
なお、このスキルをもっていると複座機には絶対乗れない(乗ろうとすると奏甲が故障する)ので要注意。
誤射(カタリナ)- 射撃武器をあらぬ方向に飛ばすという変り種スキル。役に立てる方法は……あるのか?(汗)
実際こんなスキルを持っているものに射撃武器を撃たせようとはしないだろうし、趣味技能の一種だろう。
……筆者はこの手のお約束的展開も大好きだったりしますが(爆)
歌唱(ロッテ、プリムラ、ミア、エルエミット、リリィ、カノーネ、ララ、フォウシャ)- 読んで字の如くの趣味スキル。……『歌姫』がいるのになぜ一般スキルに紹介されてないのだろう?
マイク攻撃(ロッテ)- マイクを武器として使用するという、よくわからん武器技能。
趣味技能の一種だと思われるが、どうせなら《凶器攻撃》とかして、
武器でないもの武器にするとしてもよかったかも。と、いうかマイクあるのかアーカイア……。
演技(ロッテ)- 詳細の記載されていないスキルだが、舞台でのパフォーマンスなどを扱う演劇的なスキルだと思われる。
アイドル以外に役者や吟遊詩人などが修得しても面白いかもしれない。
歴史知識(ヴィオレッタ)- 詳細の記載されていないスキルだが、アーカイア知識の歴史限定版というところだろう。
『範囲が限られている分、より深い知識をもっている』という感じで、他にもスキルを考えられるかもしれない。
超常(プリムラ)- ステキに無敵な毒電波受信スキル。GMの役に立つが、普段の様子からあまり信じてもらえないかもしれない(笑)
英雄様まで汚染されて取得してしまうという展開もステキといえばステキかもしれない(爆)
洞察(プリムラ)- 理論を超越した《推理》。MMR的というか、キバヤシ的発想をするスキルと考えるとわかりやすい。
扱いは《推理》同様でいいが、問題は周囲の人間を信用させられない事。
いや、ノリのいい面子なら「な、なんだってー!?」とやってもらえるかもしれないけど(笑)
占い(プリムラ、ニナ)- 信憑性と指向性が高い変わりに手順の厄介な《超常》といった感じの予知スキル。
やはりGMからのヒント受け渡しの手段といった用法が多いだろう。
本気で有効活用したければ《推理》のレベルも十分に上げておくこと。
裁縫(フラウ)- 読んで字の如くの趣味技能。女性的と思われがちだが、長旅では必需品とも言える。
傭兵やトレジャーハンターのような野外系キャラクターにもたせてみるのも面白い。
マッサージ(フラウ)- 読んで字の如くの趣味技能。ちなみに実際のマッサージはけっこう力がいるため、
いかがわしい店を除きマッサージ師は男性である事が多めだったりする。
踊り(ミア)- 読んで字の如くの趣味技能。基本的に《演奏》に同じである。
男性のいなかったアーカイアではそちら向けの扇情的なものは少ないと思われる。
作戦(カノーネ)- 詳細の記載されていないスキルだが、WEB小説や字面からみるに戦闘行動に関する知識というところだろう。
特に効果は記載されておらず趣味技能のようだが、イニシアチブにボーナスなどをつけてもいいかもしれない。
掃除(ララ)- 読んで字の如くの趣味技能。……セッション内で役に立てる方が難しいかもしれない(汗)
女性もいいが、個人的に家庭的な少年とかにやっていただくのも悪くないかも……(おぃ)
誘導(グラナーテ)- 交渉系スキルの一種……と、言えるかも。
挑発できるのが20歳以下の人間な以上、取得者は20歳以上であるべきだろう。
メイド術(リノン)- 読んで字の如くの趣味技能。……セッション内で役に立てる方が難しいかもしれない(汗)
頑張ればこれで潜入作戦とかできなくもないかもしれないが……。
宮廷作法(クリスティア)- 詳細の記載されていないスキルだが、字面通りの礼儀作法といったところか。
礼儀作法を英雄が習って城のパーティに……と、いった展開も面白いかもしれない。
直感(アイゼン)- 気配や殺気を察知できる……との事だが、どこまでつかえるかはGM次第。
歌術の立場も危うくなるので、あまり便利にには使わせない方がいいだろう。
交感(エリカ&リリカ)- 血縁者同士での共感スキルといったところだが、むしろエリカ&リリカの設定専用の特殊スキル?
他のキャラクターにもたせるにも特殊すぎるので、専用スキルと割り切った方がいいだろう。
尋問(イゾルデ)- 詳細を記載されていないが、情報入手限定の《恫喝》といったスキルと思われる。
めんどうならば《恫喝》と同効果と考えてしまっていいかもしれない。
色仕掛け(シェラ)- 詳細を記載されていないスキル。《口説き》と同効果の技能とみるべきか?
暗殺(シャローネ他暗殺者たち)- 個人戦闘限定とはいえ3撃必殺という強力戦闘スキル。基本的にNPC専用とすべきだろう。
もっとも普通に戦っても個人戦はほとんど3撃必殺、という話もあったりする(汗)
プロパガンダ(ノイエン)2005/01/19追加- 《アジテーション》《リーダーシップ》とまとめて解説されているスキル。
propaganda……要は宣伝活動なので、何かを他人に印象付ける事ができる、といったあたりの効果か。
アジテーション(ノイエン)2005/01/19追加- 《プロパガンダ》《リーダーシップ》とまとめて解説されているスキル。
agitation……扇動・興奮ということで大衆の動きを制御する技能と思われる。
情報戦においてはかなり強力な能力となり得るのでGMは修得を認めるべきかよく考える事。
リーダーシップ(ノイエン)2005/01/19追加- 《アジテーション》《プロバガンダ》と3
枚点コンボで人々を操るスキル。
leadership……指導、統率であり大衆を指揮すると思われるがアジテーションとの違いは今ひとつ謎。
自ら先頭に立つ必要があるかわりに効果的に大衆を操れるといったところか。
宣伝だけでなく、部隊や団体を指揮するリーダーがもっているとそれらしいかもしれない。
嘘(ビャクライ)2005/01/19追加- 詳細を記載されていないスキル。字面から見るにII追加スキルの《詐術》と同技能と思われる。
IIが発売された現在なら《詐術》に統合してしまった方がいいか。
生存術(フォウシャ)2005/01/19追加- かわいそうなおひめs(銃声)……追加歌姫フォウシャのもつ極めて特殊なスキル。
生死判定にボーナスを受けることができるのだが成長不可。やはり彼女専用スキルと考えておいた方が無難か。
生物学(呉竜文)2005/01/19追加- 詳細を記載されていないスキルだが、文字通りの専門知識といったところか。
基本ルールブックではPCが専門知識をとる事を勧めていないものの、
「PCの知識が新たな兵器を開発する」という展開も燃えると個人的に思うが……どうだろうか?
魅了(チャララ)2005/03/08追加- チャララの所持する《口説き》の派生系のような交渉系スキル。
無垢な魅力で相手に取り入るというものだが、本当に無垢でなくてもいいというのが面白い。
取得キャラ的に考えても、本当に無垢でいたいならとらない方が無難かも(おぃ)
ヒラメキ(テテル)2006/01/29追加- 根拠を飛ばして結論を出す《推理》……って、アレ?これプリムラの《洞察》と同じ物じゃ……。
違いは結論がどこからくるのかの違いだけだろうか。イメージ的問題での名前変更と考えるのが無難そう。
奏甲知識(テテル)2006/01/29追加- 絶対奏甲に関する識別技能です。……基本ルールにないことの方が不思議なスキルだが、それがRu/Li/Lu/Raクオリティ。
特殊なスキルでもなし、技師系のキャラクターは持っておいていいんじゃないでしょうか。
採用しない場合は《メンテナンス》《エンジニア》で代替するのがよろしいかと。
畑仕事(ミーア)2006/01/29追加- 詳細不明だが、読んで字の如くと思われるスキル。農村出身の歌姫と言う事でか、ミーアが所持していた。
セッションに生かす事は凄まじく難しそうだが、薬草の探索や栽培なんて冒険では意外と活躍できるかもしれない。
総論
スキルはキャラクターの中で一番は場の出る部分なので目移りしがちです。
しかし逆にいえばキャラクター性を最もあらわす部分なわけで、
あまり滅多やたらにとるのでなく必要なものをきちんと把握するのがうまいロールプレイへの道でしょう。
あと、趣味スキルはここに挙げたもの以外でも色々思いつくと思いますし、色々キャラにあわせて考えるのも面白いと思います。