仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE 
~みんなで宇宙キターッ!~

ちょっと今年は遅れ気味でしたが視聴完了。
お盆とはいえ平日早朝はさすがに空いてますねー。
正直、近場の映画館はこの猛暑の中出かけるにはきつい場所ってのもありそうですが(汗)

本編感想(ネタバレなし)

 フォーゼにしては……いや、フォーゼらしいかな? 細かいこと忘れて楽しむお祭り映画。
 一応、本編の時間軸だと速水校長がオンドゥルルラギる直前(四十四~四十五話)くらいと思われますが、
ピスケススイッチ登場しちゃっているので若干矛盾含み。
 まぁ大して本筋に絡む部分でもないのでバトルを盛り上げるために敢えてといったところでしょう。
 それくらいアクションは見所沢山、気合入っています。切れ間なく小気味いい活劇で六十分あっと言う間。
ガジェットギミック好きな人はこれだけでも見る価値あるかと。
 ストーリーの方は……キョーダインVSワンセブンの善悪逆転ものという感じでしょうか。
ヒーローとしてのキョーダインが見たい人は注意かもしれません。
【一言ツッコミ(ネタバレなし)】※ネタバレな話は下にどうぞ
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キャラ別雑感(ネタバレあり)

気にしない/見てきた方はずずいっと下へどぞ。




















仮面ライダー部

如月 弦太朗/仮面ライダーフォーゼ
「俺はお前と友達になったんだ! 友達が自分を殺そうとするのを黙ってみてられるか!」
 劇場版でも安定の愛すべき熱血友情馬鹿。でも精密機械はもう少し大切にしてやって!
 色々と過程に問題はあったり自己中心的ではあるけどけど、その友達への情熱は本物。
 今回も宇宙生物に続きメカの友人ができちゃったわけですが……
彼の一途さは変に斜に構えてしまう人間より、人以外の方が素直に受け取れるのかもしれませんね。

仮面ライダーフォーゼ
 序盤から終盤までスイッチフル活用で大暴れ。
パラシュートやウォーターといった使いにくいものまで、よく工夫して全種使ったものだと思います。
 そしてコズミックは遂に宇宙いかせたーッ!?
ごく短距離とはいえ、人間サイズの身で50m級のXVII(ワンセブン)をワープさせてしまうとは……。

仮面ライダーフォーゼ・メテオフュージョンステイツ
『俺と! 流星と! 俺を思ってくれたみんなの力だ!』
 ……しかしオールゼクターコンバイン並の強奪は勘弁してやってください。
 その強さと戦闘スタイルは素晴らしくかっこいいんですけど、
強制変身解除喰らった流星君の『ぇ?』って表情が頭を離れません(涙)
 どうせならWばりに流星ごと合体でもよかった気がするんですよねー。

朔田 流星/仮面ライダーメテオ
「もう二度とお前を殺させはしない!」
 陰の主役と言ってもいいくらい名言多過ぎで、選ぶ台詞に困ります。
(その分、戦闘ではかーなーりワリ食ってましたが……)
 あと何気に『星心大輪拳』という流派が今回明らかになりました。
スーパー1の『赤心小林拳』みたく、立ちあげちゃう人とか出てくるのかな?

仮面ライダーメテオ
『ぐわぁぁぁぁーっ!』『流せいィィィーッ!?』
 何度目、そして何回ありましたっけこのパターン(涙)
絶頂期はホロスコープス戦あたり(それも結構吹っ飛んでる)で、後は泣けるほど吹っ飛びまくり……。
 メテオフュージョンのおかげでラストも直接参戦できなかったのは少々残念でした。

歌星 賢吾
「手はある……コズミックスイッチと同じ、絆だ!」
 TV本編では渦中の人。そのぶんムービーではまとめ役の脇に徹した感じでしょうか。
 フィリップやアンクのように至近距離でサポートできない分、
どうしても親友という面は流星に取られてしまっているのは否めませんが
それでも久しぶりに『如月、このスイッチを使え!』が聞けたのは嬉しかったです。

城島 ユウキ
「自分の力で地球の重力を振り切っていかなきゃ、宇宙行ったって言わないよ」
 何気ない序盤の台詞ですが、けっこうじんときました。
 ネットムービーは何だったのかというくらい、いつもの変人っぷりは影を潜め、
正しく情熱の人という感じは好感が持てました。
……もしかして我望理事長の若い頃とか、こんな感じだったんでしょうか。

大文字 隼
「ここは俺に任せて先に行け!」
 パワーダイザー(のCG予算)さえあれば大文字先パイは無敵のキングだぜ!
 戦いのインフレについていけなくなったのか、本編で出番のないパワーダイザー、
その鬱憤を晴らすかのごとき暴れっぷり、生身での戦闘力も頼りになるってもんじゃない。
 最後のメカ戦までパイロットやってくれれば言うことなしだったんだけどなぁ。

JK(本名:神宮 海蔵)
「隼先輩、それ死亡フラグ!」
 何気に大文字先輩に匹敵する生身戦闘要員。話への直接の絡みは少ないものの、
軽やかなダンスバトルはリュウタロスもびっくり。
短期訓練の癖に銃火器の扱いも結構うまいし、小器用な男です。
 パワーダイザーも久々乗れましたし……新田との和解も触れられたり
なかなか地味に優遇されてましたよね。

風城 美羽
「死亡フラグ、折りに来てあげたわよ!」
 会長のパワーダイザーも久しぶり……というか二回目か。
 TV本編では初回はぶっ倒れていたので、軍用は反動が改善されているのか、
それとも鍛え直した成果なのか……頼れる姉御成分が増してます。
 大文字先パイの仲はいつも通りというか、付き合っても結婚してもこんな感じだったりして。

ホロスコープス

我望 光明/サジタリウス・ゾディアーツ
「私も、力になれるかね?」
 劇場版は出番少な目……しかし、彼の本音が見える貴重な登場。
 我望理事長がスイッチを押して、コズミックパワーが生まれたということは……
理事長、弦ちゃんの事を少なからず想っている?
 口では友情など不要と言いつつも、どこかで共に立つ存在を求めているのかもしれません、彼は。
 そう思うと、本編の傲慢な姿もどこか寂しそうに見えるのは気のせいでしょうか。

立神 吼/レオ・ゾディアーツ
「好き勝手しやがって……!」
 相手が宇宙鉄人だろうが、スイッチから作ったコピーだろうがすごい存在感。
かませどころかブラックナイト相手に終始優勢を保ち、
コピーでもメテオと互角以上ってどういうことだディケイドォ!?
 マジでどうやって倒すんですか、この人……自己犠牲は速水校長で使っちゃってるし……。

速水 公平/リブラ・ゾディアーツ/橘朔夜/仮面ライダーギャレン
「避難しましょう、理事長!」
 本編では既にスタイリッシュにお☆様ですが、映画ではヘタレ健在。
 ダスタードは立神のパシリに使われてますし、コピーまでナズェミテルンディスポジションだし!
 しぶとくウィザード登場まで残っている辺りも、実に超一流の校長でありました……。

劇場版ゲスト

インガ・ブリンク
「私に人は撃てない……たとえ機械生命の手先でも……」
 劇場版ヒロイン。最初が最初だけにきつめの印象ですけど、本質は後半の優しい人のはず。
 流星の同門の徒でもあるのですが、こちらの設定は生かし切れたとは言いがかったかな?
まぁ大門 豊もびっくりの不死身ぶりは星心大輪拳の為せる業だったのか……?
(ロボットヒーローの相棒はえてして超人になりがちとも言う)

ブラックナイト
「……!」
 黒幕側と見せかけて、実は綺麗なブラックナイト。
キョーダイン本編と違って一切喋らないのと、速射破壊……じゃない、機関砲を多用する姿から
ちょうど『変形しないザボーガー』という印象でした(死)
 最期はちょっとあっさりしすぎかな? もうちょっと描写多めでもよかった気がします。

冴葉 晴海/グランダイン
「インダー・グランダイン!」
 スカイダインともども、まさかコレやってくれるとは思いませんでした。
 冴葉さんの時代遅れな(失礼)ローラースケートは伏線だったのですな……。
 キョーダイン原作は元々人間ベースの人格なのに対し、
こちらは自我と悪意をもったサイバロイドということで正しく正逆のグランゼル。
 大鉄人ワンセブンのブレインにも近い設定になっているのが面白い。

白山 静/スカイダイン
「インダー・スカイダイン!」
 グランダインに同じく、正逆のスカイゼル。
原作とは兄弟順まで逆になっていたり、トランスフォーマーのシャッタードグラス設定っぽいですな。
 人間体のドジっ子ぶりは何かの伏線かな、と思いましたが……あまり絡まなかったですね。残念。

衛星兵器XVII/大鉄人ワンセブン
「トモダチ……?」
 たしかにアレは衛星の方が納得できるデザインだ(禁句)
 個人的には喋らない序盤のイメージが強いのと『ブレインルーム』の呼称と合わせて
ワンセブンというよりは正義のブレイン(を、搭載したワンセブン)という印象。
(ブレインルームのデザインはコンピュータ・ブレインそのものですし)
 サプライズの割に出番は多かったですが、ここまで作ったなら巨大メカ戦も見てみかった。
ライダーin巨大ロボはスーパーヒーロー大戦でやっちゃったから避けたのかな?

噂のアイツ


操真 晴人/仮面ライダーウィザード
「じゃあ俺も今日から仮面ライダーウィザードってことで」
俺は太陽の子、仮面ライダーウィザァァッ!(CV:倉田てつを)
 スイマセン。日食の日の生き残りとか言われると、ついこの人が(ぉ)
『他人に本心を見せず誤解されることが多い』という設定から、
たっくん@555っぽい人をイメージしてたので少しびっくり。
 気障っぽい照れ屋さんってとこなのかな? そういうのも嫌いじゃないですけど。

仮面ライダーウィザード
『五つの○○』ではなかったですね。
 Wから二→三→四と増やしてきたので、ここが平成一期における龍騎のような
大きな転回地点になるのでしょうか。
 デザインは冒険的な部分と保守的な部分が上手く合わさっていて嫌いじゃないです。
 後は『魔法』という設定をどう見せてくれるのか……
 まぁオーズとかも一種の魔法少女っぽい設定でしたけど
【一言ツッコミ(ネタバレ可)】
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