オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
視聴事態は4月10日にもいってきたのですが、まとめて。
時期が時期だけにどうかなーと思いきや、割と人入ってましたね。
ただやっぱり一部映画の公開停止のお知らせがあったりして……早く日常を取り戻せればな、と考えてしまう一日でした。
本編感想(ネタバレなし)
- 実に正しく『お祭り映画』
ディケイドの時と違って完全番外なので、詰め込みすぎや消化不良もなく頭空っぽで楽しめる良作でした。
電王の『思いが時間を作る』という設定が見事にはまっていて、これはやられたという感じです。
米村さんが本当にやりたかったオールライダーはこうだったんだろうなぁ。
平静ライダーに慣れた人には突っ込みどころも多数かもしれませんが、今回こそ声を大にしていいたい。
こまけぇこたぁいいんだよ!
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キャラ別雑感(ネタバレあり)
気にしない/見てきた方はずずいっと下へどぞ。
ある意味、真の主役
- 仮面ライダー1号
「ショッカーを倒すまで、仮面ライダーは永遠に不滅だ!」
- 貫禄の藤岡1号。本郷さん顔出しは実現しなかったのでライダーとしてのみで。
話の都合上、割と敵役や負け描写が多いのですが、それでも揺るがない頼もしさは四十年の重さを感じます。
現代の技術をフルに生かしながらもライダージャンプの効果音やカメラワークなど、
古きよき部分をうまく取り入れたつくりはすごく好感が持てました。
(まぁ私は生誕から十年以上過ぎた、BSや再放送で熱中してたBlack世代なのですが(汗))
- 仮面ライダー2号
「ここは俺たちに任せてくれ!」
- 貫禄の佐々木2号。1号と同じく変身者表記はなしで(本編で『本郷』『一文字』とも呼称されないですしね)
今思うと本郷よりスタイリッシュで都会派な一文字が『力の2号』というのはすごい発想だった気がします。
(後年のリメイクでもだいたいが『力の1号』『技の2号』になってますし)
その力をあますところなく見せてくれたのがショッカーアジトでの壁抜きライダーパンチ。
決め技はライダーダブルキックなのですけど、この繋ぎ技をちゃんとやってくれたのは素晴らしいッ!
ミツル
「聞いて、みんな! ナオキが伝えたかった言葉……仮面ライダーは、正義の味方……!」
- ある意味、彼こそが真の主役?
劇中では子供なのですが、仮面ライダーを忘れた大人たち、知らない子供達の代表とも見れる気がします。
斜に構えたレジスタンスから、少年ライダー隊として立ち向かうまでの変化、子役の子の演技がすげぇです。
ナオキ
「この四十年も私の大切な思い出になった。だから私はこのままでいいんだ」
- 何となく展開が読めつつも、違うところでやきもきさせてくれた ささきいさお(大人時中の人)
子役がみんな苗字がないのを見て、いつ『私だよ。緑川、ナオキだ』とやってくれるかと期待してたのに!
※知らない人向け解説……本郷を改造しながらもショッカーから脱出させた恩師が緑川博士と言うのです。
まぁさすがにそこまでいくとマニアックすぎますかね……おやっさんも出なかったし。むー。
少年ライダー隊
「あたしたちは少年ライダー隊よ!」
- こんなにかっこよかったっけ、少年ライダー隊……。
ミツルたちと一緒に生暖かい笑いで迎えそうになって、展開に涙させられそうでしたわ。
大人での登場はナオキだけでしたが、他のみんなも耐え難きを耐えてレジスタンスを続けてきたのでしょうか。
ライダーを復活させた思いの原典は彼彼女達だったのかもしれません。
仮面ライダーOOO
- 火野 英司/仮面ライダーオーズ
「いつか、俺たちの明日で」
- 2011年主人公、とでも言えばいいのか。
当初、電王組とタッグで動くものかと思っていたので、2011年残留だったのは意外な感じでした。
ショッカー世界で子供たちを守り励ます姿、こんなに頼もしく感じるとは。
昭和ライダーに通じるストレートなかっこよさがありますよね、英司君。
仮面ライダーオーズ
- タトバコンボがこんなに頼もしく見える日がくるとは!
子供たちを助けるために変身→『対決・グリード』のBGMの流れは年甲斐なく魂が震えました。
反面、他のコンボは必殺技モードのような扱いでしたが、今回はこれでよかったかなと。
あと何気にヒルカメレオンを倒した技って(ガンバライドの)『タトバ・バスター・スリー』ですよね。
事前に聞いていたタマシーコンボより驚かされたり。こういうサービスはグッドです。
仮面ライダーオーズ・タマシーコンボ
『タマシー! ライダータマシィーッ!』
- 平成映画お約束、必殺技専用新フォーム。
しかしオーズ、電王、初代(昭和一期)の敵役(グリード、イマジン、ショッカー)の力と考えれば、
これ以上になく仮面ライダーの本質を現した象徴的コンボといえるでしょう。
……イマジンメダルは世界の破壊者がやるものと期待してたんだけどなぁ。おのれディケイド。
アンク
「得体の知れない欲望が、他の欲望を押さえつけてやがる」
- 諸悪の根源。いや割と真面目に。
本編が佳境で最近デレデレだったので、久しぶりにフリーダムな『邪悪な妖精さん』を見れて満足満足。
役に立ったことといえばイマジンメダルぶっこ抜きくらいなのですが、何故かウザくない不思議。
しかし今回えらい長いこと腕アンクしてましたが、泉刑事の命は大丈夫だったのか(汗)
伊達 昭/仮面ライダーバース
「よぉ、遅くなっちまったな」
- 二号ライダー代表……って、出番少なっ!?
さりげに財団開発のバースが改変世界で登場したわけですが、会長とか後藤さんは何やってたんでしょうね?
財団、割と普通にショッカーの下部組織になっていたりして?
仮面ライダーバース
- と、いうわけで語ることがありません。一人立て看板じゃなかったけどさ(遠)
泉 比奈
「あの、どこかでお会いしましたっけ……?」
- 番外という事でクスクシェでなく、改変された時間(ショッカー世界)代表としての登場。
あの世界だと怪力が実にいきますな……バリケードで振り回してたのはキーステッカー(ゴレンジャー)のパロディ?
世界が改変されたまま終わってしまうと彼女とか大問題なんですが、電王的には後で元に戻るんでしょうね。
ちょうど電王本編の『桜井侑人が消えた世界』の時みたいに。
仮面ライダー電王
- 野上 幸太郎/仮面ライダーNEW電王
「たぶん、未来で」
- 野上さんちの幸ちゃんが不良になってしまっただー!? ……って、イメチェンですか。そーですか。
1971年主人公であり、そして電王組の主人公格。着実に世代交代を成し遂げてますな。
嫌味じゃないクールで頼れる男っぷりが英司君と並んで映えます。
テディ/仮面ライダーNEW電王(マチェーテディ)
「説明しよう!」
- なんという雷電……誰かが呟くたびに台詞と共に語りだして吹きました。なんでそんなに物知りなんだ貴様。
中盤のマチェーテディは『えぇっ!?』となりましたが……仮死状態だった、ということでいいのかな?
何気にトリロジーから連続で死にかけてますね、テディ。
仮面ライダーNEW電王
- 実質電王代表でいい……と、思います。
テディとの掛け合いやバイクアクションなど、彼主役のTVシリーズが見たくなってきてしょうがない。
でも一年はネタがもたないだろうなぁ……。
モモタロス(&3タロス)/仮面ライダー電王、モモタケン(仮面ライダーNEW電王)
「俺にメダルなんかあるわけが……って、出たーっ!?」
- 衝撃の事実、モモさんはグリードだった(嘘)
唐突に腕タロスになったり、よく考えると謎だらけですが細かいことはいいか。
モモタケンが割と使えてたのは、テディのベースになったし当然といえば当然か。
あと今回は中盤以降、ほぼモモさんオンリーなので他三人は省略しますが、
NEW電王+お供(四人いるけど)ってスタイル、実は電王以上に桃太郎なのかも。
オーナー
「皆の思いがある限り、ライダーは不滅なのです」
- メタ入りすぎだけどオーナーならしょうがない。
金田監督もいっていますが、この人や士に言われたもう納得するしかないじゃないですか!
ナオミ
「はい、赤い人もどうぞ♪」
- さらっとオーナーと一緒に復活しているあたり、さすが謎の客室乗務員。
英司君のお陰で『ナオミの入れるコーヒーはまずい』を久しぶりに思い出しましたわ。
ここのところ、イマジンしか飲んでなかったですからねー。
(海東とかも乗りましたがコーヒーどころじゃなかったし)
大迷惑なショッカーの面々(なのだ)
- ショッカー首領/岩石大首領
「この姿を見たものは生かしては帰さん!」
- 正体でかっ!? キングダークさえも前振りだったとか半端なさ過ぎです。
ライダーも四十周年ならこちらも四十年パワーというか、首領時から巨大後まで大暴れです。
Jさんやディケイドを外して、最後にライダーブレイクというのは大ショッカーとうまく差別化しましたな。
フォーメーション『40』はちょっとやりすぎというか、笑ってしまいましたけど。
ブラック将軍/ヒルカメレオン
「お前たちが奪った時点で、メダルは既に摩り替えてあったのだ!」
- あんたはどこのスパイダーマン(東映版)ですか。
地獄大使や死神博士に押されて影の薄いこの方が出てくれたのは、個人的にすごく嬉しい。
初代ライダーの(実質)ラスボスが新世代組のオーズ・電王と戦うマッチアップは燃えました。
ジェネラルシャドウ
「ライダーの死こそ、シャドウの喜び!」
- スピンオフムービーでネタライダーに弄られ続ける比奈ちゃんのお父さん(違)
本編ではかっこよく決めてくれる……はずが、最期は石ノ森ゲストにズバッと解決されるとか酷ぇ(褒めてます)
白鳥さーん、カード投げてやってー。
(ドカッ)『この者、カップルの結婚を邪魔する極悪人』
アポロガイスト
「今はわれらが争っている時ではないのだー!」
- 実は何気に友情出演……ってことは、お前GODじゃなくて大ショッカー所属じゃないかYO!
ちょい役でありながら、なのだ口調でアピールばっちり。本当に大迷惑な奴なのだ……。
その他秘密結社幹部の皆様
- 実は人類の味方アンノウンさんとか、ユム・キミルになっている十面鬼さんとか、
出番一話ぽっきりのくせに代表面してるアルビノレオイマジンさんとか突っ込みどころは多数ありますけれども!
まぁそういうところは視聴者が心の中で補完しておきましょうということで。お祭りですしね!
大ショッカー大首領様/仮面ライダーディケイド(※ネタですよ)
「(なんで俺呼ばれなかったんだ……)」
- ほら、仮面ライダーだけど悪の大組織大ショッカーの大首領様ですよ……何故に呼んであげないんですか……。
冗談抜きで、ディケイドに関してはもうちょい出番あげてもよかったんじゃないかな、と……みんなディケイド嫌いなのかなぁ。
岩石大首領VSディケイドジャンボフォーメーションの大首領対決とか見たかった。
ハードボイルドな友情出演者&四十周年オールライダーズ
- 左 翔太郎/仮面ライダーW
「久しぶりだな、いくぜ!」
- 本当に友情出演でした。まぁすぐにもリターンズで会えるからいいんですけどね。
できれば台詞は『さぁ、お前の罪を数えろ!』であって欲しかった。
フィリップ(薗咲 来人)/仮面ライダーW
「ぞくぞくするねぇ」
- 左君に同じく友情出演。彼の口癖はフォローしてくれたのになー。
仮面ライダーW
- 残念ながら今回はメモリチェンジなし。
でもメインテーマ(俺たちは二人で一人)が流れたし、優遇されてる方かな?
キカイダー&キカイダー01
「いくよ、兄さん! デン・ジ・エンド!」「ゼロワンドライバー!」
- 唐突に出てきたゲストですが、彼らも『悪と同じ力(由来)で戦うもの』なのでライダーに入れても間違いではない、はず。
作り直された小奇麗なキカイダー&01は何かすごく新鮮に映りました。
イナズマン
「稲妻真空落とし!」
- こちらもキカイダーと同じく敵と同じ超能力で戦うヒーロー。
更に言うと『仮面ライダーアギト』に多大な影響を与えているので、客演には納得。
でもさすがにサナギマンしてる暇はなかったか……。
怪傑ズバット
「ずばっと解決!」
- 宮内 洋ですから。
あと15分あれば
「トランプの達人ジェネラルシャドウ、その腕……日本じゃぁ二番目だ」
『なにぃ!? なら一番は誰だ!』
「チッチッチッ……ひゅーっ」
(中略)
「言え! 飛鳥吾郎を殺したのは貴様か!?」
という超展開が(ありません)
名護 啓介/仮面ライダーイクサ(※753は最高です。でもネタです)
「私の話を聞きなさい。悪いことばかり見ずにいいところを見つけなさい。
前言撤回なさい。結婚を許しなさい。私をいい人だと思いなさい。マスクを外しなさい。
笑いなさい!泣きなさい!喜怒哀楽を出しなさい!そして共に、あなたも夢に向かって走りなさーい!」
- なんで本編立て看板の癖にスピンオフで本人出てるんですか、名護さん……。
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