仮面ライダーフォーゼ & OOO MOVIE大戦MEGA MAX

 もはやコミケ並に年末の恒例行事と化してきましたMOVIE大戦。
今年はスケジュールも空いており公開二日目にいってまいりました。
混み具合は朝一だったのもありそこそこ。まぁ近所でイベントがあったことを差っ引けば結構な入りだったと思います。

本編感想(ネタバレなし)


仮面ライダーOOO
 仮面ライダーオーズ、朝日と共に戻ってくる。
本編のエピローグであり、MOVIE大戦へのプロローグとも言える一エピソードでした。
撮影に当り、坂本監督は本編をエンドレスで観直し(ゲストインタビューより)オーズの魅力を再分析したそうで
その言葉に違わぬ素晴らしい出来栄えとなっています。
また本編以上にキレキレの英司君やアンクの生身アクションは必見。色々と飛びまくりです。

仮面ライダーフォーゼ
彼女こねぇかなぁ→彼女キター!
なでしこ周りの設定にはしてやられました。あぁ、その手があったか、と……。
基本的に財団Xとの戦いということもあり、ちょっと本編と違ったノリの青春バトルストーリーが楽しめます。
戦闘員相手にアクションを交えての変身、ドリル単独使用など本編でできなかった要素も拾ってくれて嬉しい限り。
ストーリーの方は……いかん、これ以上何言ってもネタバレになってしまう。

MOVIE大戦MEGA MAX
 まさに特盛。
Wと七人ライダーで前段を作り、そこにオーズとフォーゼが合流と言う形で例年あった唐突さもなく、
純粋にアクションを楽しめるいいクロスオーバーとなっています。
Wや七人ライダーら先輩たちも出番を取り過ぎず、かつ個々人での見せ場もありと予想以上の扱い。
特にW、ど派手にチートな二人と並ぶと燻し銀の強さが光ります。あぁ、たしかに彼は平成の一号二号なのだな、と。
【一言ツッコミ(ネタバレなし)】※ネタバレな話は下にどうぞ
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キャラ別雑感(ネタバレあり)

気にしない/見てきた方はずずいっと下へどぞ。




















仮面ライダーOOO

火野 英司/仮面ライダーオーズ
「なぁ、お前と一緒に戦うのってこれが最後なのかな!?」
 本編で悩みを吹っ切ったこともありワイルドさと言うか凄味が増しました。
一人旅に出たと思ったら鴻上ファウンデーション所属になってたのね。
利用できるものは何でも利用する現実主義者の英司君らしいと思いましたけど。
左君もそうですが、彼もまた先輩ライダーの風格が漂ってきましたね。
この『強かなバカ』っぷりはある意味V3@風見 士郎に通じるものがあるのかな。

仮面ライダーオーズ
 第二期平成ライダーチート枠。あとシャウタED公開おめでとうございます(一瞬だけど)
スーパータトバでは遂に止まった時間の世界まで入門してきおった……さらっと大気圏突入もこなしたし。
メダルチェンジの手間を差っ引けば元祖チートライダーことブラックRXと並びましたよ、メダルの王。
MOVIE大戦パートの連続コンボチェンジは戦闘員さんに同情してしまうレベル。どんだけ範囲攻撃持ってるんだYO!?

アンク
「そうしたくなけりゃ、この場を切り抜けろ!」
 まさかの英司アンクにしてやられました。
『英司に変身できる=憑依不要の完全体』『にもかかわらず怪人体にならない』『蘇った経緯を話さない』
と、あって正体については割と悲観視していたのですが(フォーゼのネタバレを見て最初はSOLUの擬態かと)
未来に希望を持たせる形で終わりましたね。いつか未来でというフレーズ、そういえば電王もこんな終わり方でしたっけ。

伊達 明/仮面ライダーバース・プロトタイプ
「戦うドクター、伊達 明。地球の果てからただいま帰国!」
 それでも伊達さんなら、伊達さんなら何とかして……くれなかった。絶望した!
オーズ、フォーゼ、ゲスト組、W、七人ライダーと揃うと、割を食う人が出てくるのは仕方ないと思いましたが……。
本編で後藤さんともども補正を使い切ってしまったのか。ガッデム!

後藤 慎太郎/仮面ライダーバース
「いつも危ない場所でしか会えませんね!」
 伊達さんに同じく、登場シーンがピークで後は転落街道真っ逆さまの人。
まぁ四十年後のコアメダル相手にバースではなぁ……それでも伊達さんより軽傷なのはさすが警察官?
何気に、この人も相当に不死身ですよね。

仮面ライダーバース/仮面ライダーバース・プロトタイプ
 プロトバース終了のお知らせ(涙)見事なまでの当て馬、かませで終わってしまった……。
開発者のドクター真木も消えちゃったし、鴻上製ライダーは新コアメダル型に移行していくのかな。
プロトバースの『損傷が激しく廃棄処分』は多分、製作側のスーツの状況を暗喩しているんじゃないかなと。
もともとバースの予備スーツを改造したものですしね、プロトバース。

湊 ミハル/仮面ライダーアクア
「僕に足りなかったものは明日を掴む力……勇気だ!」
 ポセイドン……は、ちょっと違うと思うので別枠で。
初見でメッシュの前髪に『イマジンにでも憑かれたか?』と思ったら、本当にグリードに憑かれていました。
映画という限られた時間では仕方ないのかもしれませんが、もう少し掘り下げは欲しかったかも。
水が嫌いで気弱な性格、仮面ライダーに憧れるとキーワードは揃っているんですけどねー。

仮面ライダーアクア
 何気に今回、もっとも謎が多いライダー。
『水の力で変身する』というミハルの一言で流されていますけど、どうも鴻上製じゃないらしい。
一号モチーフでメダルもスイッチも使わないとなると……まさかミハル君、改造人間?
仮面ライダーという事を考えると、四十年後の敵かそれに近しい者が作ったのだと思いますが……。
本編のアクションはもう言うことなし。シンプルなデザインの通り、本当によく動きます。
特に水上バイクのスタントは日本チャンプの人がやってるそうで……そりゃすげぇわ。

泉 比奈
「アンク、帰ってきたの……?!」
 ミハルと英司君らにスポットが当たっていたため出番は控えめですが、影の功労者その一。
でもふんにゅー!パワーは少し弱体化?(数の暴力には勝てなかったというべきか)
『明日のパンツ』、そういう形で回収してくるか!

白石 知世子
「細かいことはいいじゃないの! 大事なのは何でそうなったかより、今どうするかよ!」
 今回一番の被害者。まったくめげないあたりはさすがですが……。
クスクシェは英司君たちにとって帰る場所、拠り所となってますな。

鴻上 光生
「ハッピィバースディッ……何と呼べばいいかな?」
 最初に言っておく。鴻上ファウンデーションは不滅だッ!
米寿超えてもノリはあのままなんですか、会長ォ!?
今回は不幸な事故であって諸悪の根源ではない、はず。灰色がかったヒーローの後援者ですかね。
財団Xとの絡みはあまりなかったですが水面下で対立とかありそうだ。

里中 エリカ
「痛み止め、三十分しき聞きませんから!」
 いつもどおりの秘書っぷり。でも比奈ちゃんに同じくちょっと弱体化していたような。
バースを引っ張り出さなかったのは後藤さんたちの惨状を見るに正解でしたが
里中さんバースもちょっと見てみたかったなぁ。

仮面ライダーポセイドン
「もっとだ! もっと戦わせろ!」
 ミハルはあくまで拠り代なので別枠で。
仮面ライダーというか、正確にはポセイドン・グリードとでも言うべき存在。
未来に飛ばされたコアとセルから生まれたと聞いて、屑ヤミーラッシュに何か納得。
こいつの身体の大部分はウヴァさんメダルで出来てたわけね……。

仮面ライダーフォーゼ

如月 弦太朗/仮面ライダーフォーゼ
「彼女キター!?」
 彼女欲しいなーとか言っていた傍からこれである。スパイダードーパントさん、こっちです!
まぁやっぱりただの彼女じゃないのは弦ちゃんの特異点っぷりで。
まだ失恋というには早いぞ。がんばれ弦ちゃん。そこにたしかに愛はあったはずだ!

仮面ライダーフォーゼ
 普段出来ない/できなかったことをごりごりと拾ってくれるのは実に坂本監督らしい。
久しぶりに校舎ぶち抜きもやりましたし、スイッチフル活用で気持ちいいくらいに暴れてくれました。
ロケットステイツへの流れ、そして隠された力の伏線も見事。
気になっていたスイッチ操作は……左ロケット、自在に取り外せるのね。まぁそうじゃなきゃ困るか。

美咲 撫子/仮面ライダーなでしこ
「弦太朗、トモダチ!」
 ×彼女キター ○ELSキター
女子高生宇宙ライダーと見せかけて、正体は宇宙人仮面ライダーとは……。
無垢というか、異質な存在という雰囲気はすごくよく出てたと思います。
どこかぎこちない仕草とか、言葉遣いとか、SF好きにはたまりませんわ。
最後は勇者ロボよろしくエネルギー生命体となっていましたが……これは再登場くる、かも?

仮面ライダーなでしこ
 レプリカフォーゼとでもいうべき存在の割にセーラー服デザインなのは何故だ。
フォーゼの擬態なので能力がフォーゼ似なのは至極もっとも。
弦ちゃんがストロンガーとして、タックル枠になるんですかね? 仮面ライダーだけど。

歌星 賢吾
「奇跡なんかじゃない、進化だ……けど、それを早めたのは……」
 おめでとう、一号ライダー!
JK同様冷めてる人なんですけど、周りの空気に逆らうのは意外と苦手なのね。
1話当初から視ると、本当に変わったなと思います。本当にみんなが大切になったんだな、と。

城島 ユウキ
「泣いていいんだよ、弦ちゃん……!」
 ヒロイン枠……の、はずなんですけど弦ちゃんの初恋を思い切り楽しんでますな。
まぁこの人のコイバナの相手は賢吾なので当たり前か。
騒動の中心から少し外れてたこともあり、美羽とダブルでお姉さん役という感じでした。

大文字 隼
「任せておけ(キラーン)」
 TV本編にも増して輝きすぎです、大文字先パイ。
まだ許されないけど肉弾戦でも弦ちゃんと一緒にがんばったり、ほぼ二号ライダーポジで頑張ってます。
MOVIE大戦で落下してきたフォーゼを掴んだのも、おそらく彼(動きが初搭乗時のそれに酷似)
賢吾以外で大戦パートまでいっちゃったのだとしたら何気にすごいぞ、キング

座野間 友子
「あーまーぞーん」
 冒頭からしてやられました。そのアマゾンは反則ですわ!
冒頭から撫子の正体に気づいていたフシがあったり、
彼女の霊感はスイッチというかコズミックエナジー全般に関する能力っぽい。
情報収集以上に意味を持つときがそのうちくる……の、かな?

JK
「やってらんないっスよ、こんなこと!」
 ……気づけば一番の常識人? 『情報担当は苦労人』のお約束を地味に踏襲しつつある最近。
話の規模が学校を出ちゃうとなかなか情報面での活躍は難しいですよねー。
(フェイスマンや京水さんは参謀役を兼ねることでカバーしてるのですが、ライダー部は賢吾がすでにいるし……)
ちょっと全体的に割りくっちゃった感じもします。

我望 光明(&ホロスコープス)
「あなたがたのミュータミットと私のゾディアーツ……どちらが上か、試して見ますか?」
 橘さん(速水校長)の出番がなかった……まぁ本編で先に出ているので未登場組を優先したんでしょうけど。
メダルは鴻上会長の独自資金でしたが、スイッチは財団Xの息がかかっているようで。
ヴァルゴ、レオは校長の次あたりで仕掛けてくるのかな?

大杉 宙太
「ぶぁ~れ~た~か~!」
 ……生徒人気低いといわれてますけど、なんだかんだで愛されてる気がします。大杉先生。
弦ちゃんとの占いコントとか、愛すべきいじられ役という感じが……いいなぁ。

カタル/サドンダス
「お前も、後をおわせてやろう……!」
 これがあのダンテさんだと……圧倒的な威圧感にびびりました。
インタビューで本人も言っていましたが、こんなキャラもできるのね。
一応、ミュータミットということになっていますが、撫子を捕まえた時のサイコキネシスらしき能力など
どうもクォークス(仮面ライダーエターナル)の能力も持っているっぽい?
加頭さんがテストした後、財団X戦闘部隊の標準能力として採用されたんですかね。

MOVIE大戦&伝説の先輩たち


左 翔太郎/仮面ライダージョーカー、仮面ライダーW
「やったな、後輩……!」
 安定のハーフボイルド。挨拶はいいから落ち着け!
ジョーカー登場&運命のジョーカーBGMと嬉しいサプライズを引っさげて登場の平成二期一号ライダー。
普段のすっとこどっこいぶりと裏腹の職人気質は今回も健在で、きっちりSOLU回収を妨害してくれました。
ん?……ということは、実は弦ちゃんに彼女を届けた影の恩人(本人無自覚)ということに……?

フィリップ/仮面ライダーW
「僕たちが先輩、か……ぞくぞくするねぇ」
 最強の安楽椅子探偵にして説明担当。事件の真相が三分で説明終了とか私聞いてない!
スチールを見たときは本編放送時と少し印象変わったかなという気もしましたけど、動いているとそう気にならないですね。
役者さんも成長期ですし、これからどんな方向に伸びていくのか期待します。

仮面ライダージョーカー
 お前は本当にWの半分の強さなのか……と、突っ込みたくなるほど強い。
しかしWドライバーとロストドライバー、両方持ち歩かないといけないのはちょっと大変ですな。
わざわざWドライバーをしまって引っ張り出してくる様子には、ちょっと吹いてしまいました。

仮面ライダーW
 オーズほどに反則な能力もなく、フォーゼほどの汎用性もない。
が、それでもこれだけ戦えてしまう技量は全く見劣りしません。
流れるようにメモリチェンジと必殺技をつないでいく戦いっぷりはWならではですな。

栄光の七人ライダー
「よくやってくれた、フォーゼ、オーズ!」
 仮面ライダー部が変身……ではなく、まさかのご本人さん(声は違いますけど)
世界各地で戦う仮面ライダーから始まるところはゴレンジャーVSジャッカー冒頭のオマージュかな?
世界の広がりにわくわくさせられました。本編では見えなくても、彼らもどこかで戦っているんだなと。

レム・カンザキ/超銀河王
「残念無念~!」
 ……いや、台詞は唐突な断末魔が妙に印象に残ったもので(汗)
名前も含め、8人ライダーVS銀河王のオマージュだったんですね(これはサドンダスもか)
……超・銀河の王VS超・メダルの王(オーズスーパータトバ)対決はメダルに軍配が上がったか。
【一言ツッコミ(ネタバレ可)】
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