製没不明。統一暦400年前後に活躍したトレジャーハンターで、遺跡のガーディアンを操作する装置を発掘しました。
彼と仲間たちが発掘した装置から作り上げたガーディアン制御装置は、MWの原点と考えられています(第零世代MW)
製没不明。統一暦400年代中〜後期の発明家。"電光石火"とは、彼女の閃きと行動力から周囲がつけた渾名です。
彼女はホレイトのガーディアン制御装置を小型化し、操縦席としてガーディアンに組み込むことに成功しました(第一世代MW)
またこれをガーディアンと違うメカとして、機動重機(マシンウォーカー)の名称を考案したとも伝えられています。
統一暦580〜650? エアード王国のMW技師。
同時代、クリーチャー討伐で多くのMWを失ったエアード王国の命で、ガーディアンをベースとしないMW開発に取り組みました。
彼が製作したディ・カード(大いなる守護者)は、人類が生み出した初の独自開発MWです(第二世代MW)
統一暦787〜849。ブリスランド北部生まれの天才技師。現在の1人乗りMW(第三世代MW)の基礎を作りました。
彼は丁寧な仕事をすることでも有名であり、彼が残したMWの要件定義書はMW標準規格の基礎となっています。
統一暦782〜852。天才技師エディス・クレイグの姉であり、老舗MWメーカーR&E社の創始者です。
社名からもわかるように弟を酷使する典型的な暴力姉で、人格者とはいいがたい人物だったようです。
ブリスランド王国大統領。王立陸軍時代には世界各地の紛争地域を戦ってきた歴戦のMW操手でもあります。
ゴシップ誌に『大統領官邸には彼専用のMWが有事に備え配備されている』と書かれたことも。
大統領就任後もパワフルな言動で国民の支持を集めていますが、独善的な面もあり他国からの評価は割れています。
「私はブリスランド王国大統領だからな!」
ブリスランド王国国王。ブリスランドは象徴君主制のため実権はありません。
けして無能ではないのですがエネルギッシュな大統領と比較され、嘲笑の標的にされることもあります。
「無茶は若い頃にしておくものですが……何事もほどほどに、ですよ?」
ブリスランド王国皇太子。カーディス一世の息子の1人で、王立陸軍の士官。
マスコミへの露出も多い、現在の王家の顔と言える人物です。
人情家で一般受けはいいものの、とにかく前線で戦おうとするなど優秀な指揮官ではありません。
「俺がブリスランド王家だ。無様な姿は見せられない」
ブリスランドの老舗MWメーカーR&E社の現社長。
野心的な人間で、地球植民船団や東部開発途上国群への進出を狙い裏工作を続けています。
「R&E社は企業ですので。企業には社員を養う義務があるのですよ」
R&E社から分裂した新興MWメーカー、サザンクルスの初代社長。R&E社を創設したクレイグ姉弟の家系です。
飄々とした風体からは想像できない辣腕経営者で、法の隙間を縫うように特許・権利をかき集め、
サザンクルスがR&E社の発展型MWを開発するための土壌を築きました。
「僕ってやつは経営者以前に人情家でね。困ってる人は助けたくなるし、ふんぞり返ってる奴はひっくり返したくなるんだ」
統一暦958〜1010。ディサイリシュのMWメーカー、ワークスフリーデンの2代目社長。
民営化したワークスフリーデンを大きく発展させた功労者でしたが、過激派の手で暗殺されました。
長年敵対してきたガティア公国にMWを輸出するなど民族融和を主張してきた一人で、
それが国粋主義者に背信行為と映ったためと一般には言われています。
ディサイリシュ連合会議の実権を握る連合大統領補佐。
政界に絶大な影響力を持ち、"連合の妖怪"とも呼ばれる影の支配者です。
「人の本質は変わらんもんさ。だからワシがこうしていられる」
ディサイリシュ連合ディサイリシュ公国軍大将。実質、連合軍の総指揮官にあたります。
武装地帯でトレジャーハンターを営んでいた経歴をもち、同地域に幅広いコネを持っています。
政治には口を挟まない良識的な軍人ですが、武装地帯の完全支配という目標には乗り気でないようです。
「私見を述べるなら……武装地帯はディサイリシュには広すぎる、というところかな」
ディサイリシュのMWメーカー、ワークスフリーデンの3代目社長。
暗殺された2代目社長の後釜として急遽担ぎ出されたアイドル的存在で、企業経営にはあまり関わっていません。
彼女の仕事の中心は広報と現場の鼓舞です。使命感が先走りすぎるところもありますが、
勝気さとやさしさを兼ね備えた才女で、内外を問わず多くのファンがいます。
「こんな時だからこそ、皆さんは自らの職分をやり通してください。以上です!」
ワークスフリーデンの中部開発課課長。
地球植民船団からユーンがヘッドハントしたアーシアンで、入社1年足らずで課長就任した優秀な技術者です。
地球技術を取り入れた新型機の開発を担当しており、自身も有望な人材をスカウトして回っています。
「食うに困ったらうちに来いよ、ちったぁマシな機体に乗せてやる」
ガティア公国の軍事政権首相。クーデター以前は高潔な人物として知られた大機士でした。
クーデター勃発以前に数年前間にわたる行方不明期間があり、その豹変振りから偽者説も囁かれています。
「惰弱な公王家は滅んだ。今こそ我らの誇りを取り戻そうではないか。ガティアの、エアードの誇りを!」
クーデター政権に対抗するレジスタンス"内海連合"のリーダー。
組織の決起者である父リン・アルハスが戦死したために後を継いだ二代目で、傑出した指導者ではありません。
幸いなことに人望は厚く、周囲の幕僚に助けられて何とか組織を維持しています。
「俺に……俺に、もっと力があれば」
セス民国のMWメーカー、グラビット社の社長。下請けメーカーの時代から現場で働いていた古株です。
世界情勢や新技術にも詳しく、近年は地球植民船団と提携して国外への市場拡大を狙っています。
「こいつはなかなか、面白い話ですよ」
アーシアン代表。植民都市セイバーシティの市長であり、植民船団の総司令でもあります。
公明正大な人物で、ゼムノゥーザ各方面に平和共存のための交渉を続けています。
争いを好まない穏健派ではありますが、必要とあらば血を流すことは躊躇しません。
「このような身の内です、多くは望みません。皆さんとは平和な関係でいたいのですよ」
アーシアンのMW開発メーカー、セントラルインダストリーの代表取締役です。
植民船団の防衛軍から下野した元軍人で、現在も"大尉"の愛称で親しまれています。
「キャノンの前には左右確認!」
武装地帯各地を点々とする凄腕のMW操手。真紅に塗られた四脚MWを愛用することで有名です。
クールな二枚目で固定ファン(特に女性)までいるほどですが、その素性は一切明らかになっていません。
理由は不明ですが他人とチームを組むことは滅多になく、ほぼ常に単独で行動しています。
「ふン。どこかの臆病者が、俺の噂をまたしてやがる」
つい最近、武装地帯に流れ出した噂の登場人物。防護服も身に着けずにMWに乗る猫耳少女で、
数年前に中部ではやったTVアニメの猫耳ヒロインから名前がつけられました。
彼女はどこからともなく現れる白い巨大MW(R&E社の最新鋭機ノヴァハートという話)に搭乗し、
圧倒的戦闘力で出会ったもの全てを殺害していくと言われています。
破壊されたMWから回収された記録に写っていたという話ですが、全くの作り話とするものも多くいます。
「ねぇ、もっとたのしもーよ?」
トライランド条約委員会外交官。同委員会が軍や企業に依頼をする際の窓口担当です。
今は結婚して下野していますが、ブリスランド王家の遠縁にあたる家系の貴族です。
「はい、ではそのように。よろしくお願いいたします」
大陸間ネットワークの著名ブロガー。
兄弟二人の対談形式で記事を書くのが特徴で、ジャンルを問わず様々な話を解説しています。
実社会に顔を出すことを極端に嫌っており、彼(彼ら?)の正体は全くわかりません。
「実はデータのみ存在する人工知能」という突拍子もない説も一部で囁かれています。
「まぁ人は自分が知らないものを恐れるということだな」「たとえば俺らとかか」
"殺戮者"の二つ名で呼ばれることもある、地球協会の幹部の一人。
ともすると天然にも見える無垢な笑顔の美人ですが、本性は残虐な殺人鬼です。
異常な戦闘力と残忍性の一方で自分を慕う人間には教師然と振る舞い異常なほど愛情を注ぐなど、
ゆがんだ性格から地球技術で改造された強化人間ではないかと言われています。
「あまり言う事を聞かない悪い子は……お仕置きですよぉ?」
反地球植民船団機構(A.S.C.O)の活動員の一人。ガティア公国の大機士ですが、作家としての方が有名です。
非常に弁の立つ男で、人々の地球植民船団への恐怖を煽り、巧みに運動へと利用しています。
「私は自説をただ述べているだけですよ、思想信条の自由に従って、ね?」
巨神教団を束ねる謎の多い大教祖です。
老若男女、複数人が教祖を名乗って命令を出しており、誰が本物なのかは信者でも殆どが知りません。
「すべては……神の御心のままに……」