Crelik City
クレリク市〜ヴァラーの窓口 開拓者の街〜

 周囲を覆う山脈と海の境界をはしる街道を抜け、ヴァラーにはいってすぐの所にクレリク市は位置します。
この街はC.C800年代初頭、開拓の波に乗って訪れた各国の冒険者達が作り上げた宿場を元に発展してきました。
現在はヴァラー〜諸国交易の窓口ともなっており、開拓民をはじめとする諸国民が流れ込みつづけています。
異国情緒はあまりなく、雰囲気は他の西部諸国とあまりかわりません。


地域ガイド

Valar概略図

入市局
山間部からヴァラーへの境目に位置する質素な造りの砦です。
麻薬原料などの密輸が問題視されはじめた800年代半ばに建造され、現在はクレリク市が運用しています。
禁制品の自主的取締りを主に行っており、特に入市税などを接収しているわけではありません。
密輸承認による砦破りがあらわれる事も多く、時に開拓者達が始末に借り出されることもあります。

住宅区(1〜3区)
開拓の進行に合わせて広がってきた定住者の集う住宅区です。
1〜2区は比較的初期に広がった街並みで、街道を挟んで住宅街・商店街が立ち並んでいます。
開拓者向けの酒場や宿屋もそろっており裏街に近い奥まったとおりではいかがわしいサービスを行う店もあります。
3区は街の発展に伴って作られた新興地域で、元開拓者や引っ越してきた原住民などが主に住んでいます。
それだけに問題もおきやすく、開拓者達の出番が多い地域でもあるでしょう。

裏街
通称"敗者街"。正式な町名ではありませんが、住宅2区の南に位置する廃屋街がこう呼ばれます。
元は3区同様の拡張区として建設されたのですが、街道に近い3区の方に人が集まったため廃墟街となってしまい、
現在では夢破れ落ちぶれていった開拓者や、外の文化に溺れた原住民などが集うスラム街となっています。
小さいながら盗賊ギルドもありますが、まさに力が法の区画で力無きものが入れば瞬く間に食い物にされてしまうでしょう。。
廃墟街は隠れる場所にもことかかず、密輸品の隠し場所や密談地点としてもしばしばつかわれます。

行政区
市内の治安維持・拡張計画を引き受ける行政者達の集う区画です。
市内北西に位置し、周囲には成功した商人や開拓者達の高級住宅街が広がっています。
市長は年に一度、定住者達による選挙で決定され、現在は元開拓者「"大猫"ドルフ」がその職についています。
この市長の権限は商売において莫大な利益をもたらすため、毎年選挙前後には商人達の間で暗闘が繰り広げられます。
開拓者達が市長選の陰謀に巻き込まれる、という展開も面白いものになるでしょう。
なお、四大神の神殿や魔術師ギルドも高級住宅街の一角に位置しています。

中央広場
市街の中央、街道を横切るように設けられた巨大な公園です。
中には小さな小川や森まであり、一般人がちょっとしたキャンプを楽しむ事もできます。
この公園は冒険者たちが集う場所としても有名で「クレリク中央公園」という冒険者ネットワークの一つになっています。
管理人などは特にいませんが冒険者目当ての露店商や情報屋も広がり、野宿も可能なため衣食住には不自由しません。

開拓街道(ルート・バラード)
市内を抜け、ヴァラーの奥へと続いていく質素な土造りの街道です。
開拓者達の前進と共に伸びつづけており、現在はノウトン周辺までが完成しています。
西部へと向う多くの開拓者達はこの道を使うこととなるでしょう。