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仮面ライダーウィザード 第３５話『空の向こう側』
死亡フラグかラスボス就任か。
……どうやら答えは後者だったようで。何気にキョウリュウジャーから１時間、スーパーシザーマンタイムでしたな。
◆もう一度、サバトを開く
以前には凜子さんに『ファントムを信用するな』といった晴人でしたが、グレムリンは人間かも？ という話を受けて救助するのはヒーローとして間違ってない。
しかし今後に『あそこで殺していれば……』という展開になりそうですな、これは。
虚実入り混じるグレムリンの言葉ですが、人間の人格が残っているのと最終目的＝サバトは真実でいいと思います。
今週の口ぶりだと賢者の石はサバトを開くのに必要ってあたりでしょうか。
例外的存在の彼から語られる、コヨミの更なる例外性も……
『ファントムを生み出した時点で『殻』にあたる人間の肉体は残らないはず』
……これは確かに盲点でした。
どうにも影の薄いヒロインでしたが、ここから話の中心に入ってくるのでしょうか。コヨミちゃん。
◆ようこそ、ボクのサロンへ
盲点、あるいは大どんでん返しその２。
ファントムに目覚める前から滝川 空は異常殺人犯だった。
犠牲者＝不幸な善人という一種の思い込みを上手く利用してきましたな。
吉良 吉影（ジョジョ四部）を思い出させる設定と狂気の怪演が実に素晴らしい。ニチアサじゃなかったら……いやニチアサでも一昔前なら死人が出てそうな勢いありましたわ。
二刀流の剣が鋏をイメージしたデザインだったり、思い起こせば伏線は前からあったのかな……？
◆さぁ、仕事の時間だ！
晴人がソラ絡みで忙しいため、攻介君がいつもの主役ポジションに。
今週は『ランチタイム』じゃないんですよね。親御さん絡みと知ってからの攻介君のやる気が、実にすばらしく頼もしい。
空絡みの話が暗く救いなかったぶんを随分救ってくれた気がします。
流れるようにアルゴスのビットを叩き落として華麗にフィニッシュ、そして……サ、サムズアップ！？
もしかして攻介君のいた大学って城南……おおっと、みなまで言うなですか。そうですか！